PB TOURNAMENT 2013 第五戦(最終戦) D.tanaka

2013PBT第五戦(最終戦) 9.15 小野湖

AOYの可能性は皆無になった最終戦。狙うはクラシックのかかった年間7位の席。暫定成績の年間6位の石田氏と年間7位の中崎君の間には約200Pの差があり、どう考えても自分のベストを尽くして7位に滑り込めるかという状況だった。しかし、それには7位の中崎君から10位の横山さんまでを捲らないといけない。これは、彼らが総コケして、自分はハイウエイトでの優勝、もしくは上位というのが必須だった。


当日のペアは姐さんこと、冨田選手。これは昨年の最終戦の再来か!?

正直、今年は自分の釣りが不振だったために、バックシートに助けられることが多かった。それゆえに、姐さんではちょっと心細かった(笑)でも、前日に藤本とプラに出ていたので、その状況を詳しく聴けたのはとても為になった。そんなこともあって、当日のメインエリアは下流に決めた。

スタート直前まで、悩んでいたのだがフライトが9番とちょうど真ん中あたりということもあり、みんなの出方を見ながらのスタートとなった。全体には下流が多いが、厚東も人気。

自分の前を行くのは、河口艇、小林艇、為近艇などなど。追い越さなければいけないメンバーの動向も気になったが、まずは自分が魚を釣らなければ話にならない。

迷いながらフラフラとエリアを見ていったが、やはり人気エリアは先行する選手に抑えられていった。ふと、見ると通称ガッツストレッチ(別名ガスト)が空いている。管理人であるガッツさんは厚東へ向かったようなので、今のうちに叩きまくることにした。

しかし・・・沈黙の時間が過ぎていく・・・。

姐さんによると、前日はポロッと釣れていたようだが、いまいちだったよう。ライトリグからキャロなど散々通すもノーバイト。ベイトが5mよりも浅い所に上がっているので、オーバー5を投入。すると数投でバイト。それが、29cmというとても悲しいバス。小さくてもキーパーあればテンションも上がるんですが。。。強いルアーで食ったのがこのサイズということで、エリアを変更して、さらに下流へ下ることにした。

ベイトの入り方はそれなりに良い場所があるのだが、反応が無い。なにかリズムが合わないということを感じ、本日20回目のため息をついたあたりで、階段下の岬に入る。ここもベイトの入りは悪くない。いろいろローテーションを繰り返していると、ついにバイトが!ファーストキャッチは900g。ルアーはエスケープツイン。リグはショートリーダーのキャロ。テキサスよりもナチュラルでありながら、しゃくった時のスライドも期待しつつの欲張りセッティングである。

そして、すぐに1200gをキャッチ!「これはラッシュか?」と思ったが、そのあとは長い沈黙となった。その間、姐さんにもバイトらしきものがあったというが、信憑性に欠ける(笑)

再びガストに戻るもダメ。時間をおいて、階段下に入るもこれまたダメ・・・。あと一匹を揃えてから勝負に出たかったのだが、もう時間が無いのでここで大きくエリア変更を決断。対岸のカバーを撃つことにした。

ちょうど風も当たっており、シャローも生きてきそうな感じだったので、テンポよく撃っていくが、如何せんベイトが少ない。30分ほどやってみたがあまりにノーカンジなので、今度はさらに大きくエリア変更を決断。厚東に行くことにした。この時、残り2時間半ほどだった。

上流へ向かって移動中に、沖合まで倒れた大きなレイダウンがあった。ここは小さい魚は釣ったことがあったが、良いサイズは一度も釣れたことが無かった。移動のついでということもあったし、風が良い感じで当たっていたので、いればすぐに口を使うと思い、「少し早い釣りでやってみよう」と声を掛けた。自分はショットオメガビッグ62をチョイス。姐さんはクリスタルSだ。

風下から丁寧に探っていき、風の当たる面に来た時についに3匹目がバイト!サイズ的にはそこまで大きくないと思いながらも、貴重な魚なので、遊ばせることなく一気に引き抜いた。しかし・・・・これは、先日のブログで書きましたが、大きなドラマの魚になりました。

この一匹は、プラの時にB-HIRARAで釣った1500gから繋がっており、自分の中ではとても意味ある釣りの魚だった。エリアやルアーが変わっても、そのバスの状況に対してアジャスト出来た結果であり、それが自身のプラから導けたことがとても嬉しかった。場所ではなく、状況で釣った魚である。

後で考えてみれば、そのエリアでもう少しキャッチ出来たのかもしれない。しかし、魚のケアも(お腹の状態もw)あって、移動してしまったことが少々悔やまれる。

その後はキャッチすることなくタイムアップ。結局ウエイトは3000gジャスト。かなり心細いウエイトだったが、思いのほかみんな釣れておらず、同ウエイトの4位ということになった。

ここで気になるのは追い抜くべき面々である。7位の中崎君はまさかの1匹で終わり、ライン上から消えた(笑)横山さんも8位で少し自分がリードかな?というところ。問題はガッツさんである。2880gで6位と一個したの順位である。これはかなりシビアな状況だった。というのも、4戦中3戦の成績では、ガッツさんが9位で私が10位。その差は50pほどだったからである。そして、大番狂わせともいえる三澤さんのビッギサックでの優勝。これはもしかして・・・と思ったが、予想以上のジャンプアップだった。三澤さんはなんと年間4位に浮上してしまった。こうなるとさらに追い抜かなくてはいけないのである。ただ、河本君が欠場ということで、ギリギリなんとかなったのかと思いましたが、内心は不安でドキドキだった。

そして、結果発表。

年間成績は7位! 8位との差は22pというとても熾烈な戦いでした。22pというのはウエイトにすると220g。ちなみに4位、5位、6位はそれぞれ順位ポイントで30pの開きがある。今回、同ウエイトの嶺山ペアが、3000gを少しでも超えていたら(厳密には5g。PBTの秤は5g単位なので、3000g~3004gは3000gとなる)、私たちは5位となり、8p足りずにガッツさんに負けていたところだった。

とても苦しく、とても楽しく、とても勉強になった一戦でした。これだからバスフィッシングは止められないのです。 


Updated: 2013年9月20日 — 5:35 PM

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