PBT第4戦 川上ダム
プラクティスには5日と11日の夕方に入りました。事前情報では、島周囲にバスがスクールしており、11日にであった一般釣り人から1200~1300gのスクールがあり、当たればでかいとの情報を入手しておりましたが、弘中選手が既に島のスクールバス狙いのパターンを確立しているとのことでした。ので、エリアもあまり離れていなくて、同様の条件を備えている場所として通称「河口岬」を大会のメインエリアとして考えて、プラクティスに臨みましたが、5日の「河口岬」の状態はベイトは入っているけど、食い気のあるバスがリンクしていないのかまったくバイトがなく、11日の夕方にようやくベイトとバスがリンクしてきたのを確認できました。また、上流の段々畑跡は5m~7mに落ち込む石垣跡にバスが付いているのを確認できましたが、サイズ的には900gどまりであることもわかりましたので、このエリアはメインエリアが崩壊した場合のバックアップ用として考えていました。
大会当日のペア抽選では、なんと3度目のペアとなる阿部選手との組み合わせとなり、お互いの得手不得手を理解している相手で、前日にプラクティスにも入っていましたので、自分と違うパターンを確立している可能性もあり非常に楽しみな試合となりました。
ボーターということで、本日のメインエリアとして岬を考えており、なぜそこを選んだのか説明し阿部選手の了解を得て「河口岬」に陣取りました。待望のファーストフィッシュを獲ることができ、心情的には一安心といったところでしたが、サイズは400gのキーパーギリギリサイズで昨日の魚とは明らかに違う魚でした。その後バイトも遠のきベイトは確かに入っていましたが、魚探の反応も薄く、バイトが無いため別エリアへの移動を決断(試合後にスクールが入ってくるタイミングを見誤っていたことが判明して、狙いは合っていたが、自分の戦略へのコンフィデンスが足りなかったことと、戦術として詰めが甘かったと反省しました。)しました。
阿部選手に昨日のプラクティスの感触を聞くと、島周囲とガードレール下の赤土のフラットが好感触であったとのこと、島には既に2艇張り付いており、ガラ空きのガードレール下エリアに入ることに決定。確かに魚探の反応も濃く期待が持てるエリアで、ジグヘッド+デスアダーカーリーでキロフィッシュを獲り、思わず阿部選手と固い握手を交わしたのは言うまでもありません。
阿部選手も魚(キロフィッシュ)はカケルものの、バラシてしまい後が続かなくなったので、とりあえずリミットメイクを目指そうと段々畑跡に移動。段々畑跡には山崎艇が既に入っていましたが、エリア内侵入の了解をもらい、マーカーブイでブレイクラインをきっちり出してブレイクライン際をダウンショットで攻略し、400gを追加してリミット達成、更にジグヘッド+デスアダーカーリーで800gを追加して入れ替えに成功。
魚はガードレール下の赤土のフラットの方がサイズが良いと判断して、再度入り直すことになり、フラットの7mライン付近をダウンショットやジグヘッドで攻めていくと、フォーリング中にバイトがあることが判明(よく考えると最初の魚もフォーリング中だった)。しかも、ワームを普通に差すよりもワッキー掛けにした方が魚の反応が良いことも判明。魚探にバス(と思われる)の反応がでたので、今期一番自信を持っているスワンプクローラーのショート(自分でカットしています)ワッキーダウンショットを放り込み、所謂シューティングにも成功して、1210gを追加。思わず阿部選手が「勝った~!」と大きな声で叫び、「いや勝ったはまだ早いです」と冷静な対応をしてしまいました。この時点で最小サイズが1050gだったので、二人で「1200gを釣って入れ替えよう!」と最後までがんばりましたが、最後に釣った魚は970gで入れ替えならずそのままバイバイでした。
厳しい状況で更に僅差の試合になると言われていた川上戦でしたが、パートナーが自分のプランを持っていてくれたおかげで、試合当日(しかも早い段階で)にプランを良い方向にアジャストすることができて、良い結果を導き出すことができました。阿部選手ありがとう!
また、大会がスムーズに運営できるよう協力していただいた皆様方には感謝いたします。特に参戦しないのに駐車場の草刈りをして頂いた小方様には感謝いたします。(田中プロから何か貰って下さい)
次回も川上戦なので、優勝を目指します。今年こそ田中プロをA.O.Yにさせないよう阻止しましょう!
阿部選手と私(左側)です。もう見慣れたショットですね!