PB TOURNAMENT 2011 1st D.Tanaka

今回は一言で言うと、嬉しくもあり、悔しくもある大会でした。
やはり、2位という位置は悔しいですね。。。
 
今回はプラを一日出来たので、釣るエリアはしっかりと選べました。そのエリアはもちろん、美和。
特にその中でもトナカイワンドと呼ばれる一帯です。


 

実際にはトナカイワンドは陸の上なんですが、地形はずっと続いているわけで、そういった流れを考えながらバスの付く位置を読んでいきました。

朝一は目に見えるカバーをさくっと打って不発。まあ、そんなに簡単に釣れるとも思ってませんがね。そうこうしているうちに藤本艇が無礼にも追い越していきます。ドンツキのカーブ付近からインレットまでが私のメインエリアだったのですが、当然のようにその場所へズカズカと入り込んでいきます。しばらくすると「こんなとこは釣れん!」と言いながら下ってきました。彼の実力では無理だと思っていました(笑)
 
一度、インレットの方へボートを進めますが、あまりの濁りに絶句。。。「こりゃ、濁りすぎか。」最奥まで打つことなく、手前で引き返して来ました。そして、アウトサイドがあまりに釣れないので、岬を丁寧に・・・丁寧に・・・釣ります。そして、バイト!乗らない!!!そして、バイト!!乗らない!!!!今度はとってもラインスラッグを出してロングシェイク・・・・ゆっくりとスイ~プすると、やっと乗りました。ノンキーが(笑)最高の場所で最高のバイト。そして、ノンキー。これは一言でいうと間違ってます。
 
やはりアウトサイドだろうと、今度はアウトサイドで時間をかけます。メインはネコリグなどのライトリグ。特に濁りを嫌ったバスが岩盤のえぐれなどに身を潜めているというイメージで、バンクぎりぎりに静かにプレゼンテーションしていきます。そして、待望のバイト。「この状況で食えばでかいよ!読みどおりだ!!」と、叫んだかどうかは覚えてませんが、これほど綺麗に決まった感のあるバイトも久しぶり。
 
「ん??軽い?」そう、この場所でもノンキーです。明らかに魚が入れ替わっています。何が起こったんだ??と思いながらも、プラで見たビッグフィッシュたちが忘れられずに、この場所を更に丁寧に狙います。カーブのアウトサイドに出来たドレイン。そして、その横に岩盤。こんないい場所は絶対に魚が居るはず。ライトリグでアプローチ・・・・釣れません。次に、テキサスでアプローチ。岩を一つ・・・また、一つと丁寧に落としていくと、4mくらいでモソっとしたバイト。ゆっくり聞いてみると、やっぱり魚。しっかり、スラッグを取ってフッキング!!そして、ぶち抜き!!!エスケープツインのテキサスに食いついたのはキロアップでした。(入れ替えにならない魚だと思ったので、計ってません。)
 
正直、かなり嬉しい魚なんですが、自分のプランと違うということと、このキロくらいの魚というのもプラでは見なかったので、戸惑いました。それから、再びアウトサイドを中心に狙いますが、全くダメ。移動も考えたのですが、やはり、魚が一番濃いのはここだと、私の勘が言っている。
 
再び、どちゃ濁りのインレットにボートを進めます。今度は一番奥まで。すると、二本に分かれているインレットの水色も量も違っていることに気づきました。もちろん、水色の薄いほうへアプローチ。数投目のクリスタルS(オリジナルの1/2oz)に800gくらいのがヒット(これも計ってません)。
 
やはり、バスはこんな濁りでもカレントに差し始めている。まだ、この時点では雨が降っており、カレントは弱まりそうもない。もう一度、アウトサイドあたりで時間を潰し、三度目のインレットへ。しつこいですね(笑)でも、その間にも、藤高艇や山根艇、一般の人など、入れ代わり、立ち代り入っています。
 
今度は更に丁寧に釣るつもりで、先ほどのテキサスを中心に打ち込みます。ドンツキまで行っても反応がないので、今度は下りながら(距離で50mほど)丁寧に。
 
これは一番いいと思う、カレントの拠れにテキサスを投げ込むと、ビッグバイトが!!ドバババ~ンと大口を開けて水面に出てきたのは明らかにBF賞になりうるサイズ。「こいつはばらしてはいけない!」と、思う間もなく、フックアウト・・・(泣)。恐らく、手前側に出てきて食ったのに、すばやく対応しすぎて、フッキングと同時にすっぽ抜けたのだと思う。集中しすぎたのか?
 
かなり落ち込みましたが、もう一度この場所には魚が入ってくると思い、その場で新たなタックルを組みなおす。ロッドをST6100MHからRR6100Hへパワーアップ。そして、フックも4/0のオフセットから、4/0のストレートへ。ルアーはエスケープツインからビッグエスケープツインへと。ドラグの調整もバッチリ。
 
もう一度、インレットのドンツキまで行き、反応がないのを確認してから、もう一度、ばらしたあの場所へ。すると・・・本当にバイトが!!しっかりとスラッグを取ってフッキング!!今度は決まった!!が・・・小さい?!ぶち抜いた魚は900gほどのグッドサイズだったが、納得行かない・・・。嬉しいやら悔しいやらで。。。
 
その後は、もう一度入りなおしたのですが、その頃には雨も止み、カレントが弱まっていたので、ついにこの場所を断念。あとは、時間とのバランスを取りながら会場付近へ。
 
最後の最後で、パートナーの丸山くんがキーパーサイズをキャッチ。これも600gほどのバスで、通常ではナイスキーパーといえるものだったと思うが、今回はバッグには入らずにリリース。
 
そして、タイムアップ。
 
こんな場当たりな展開で2位は上出来なのだが、私としてはやはり、あのバラシが悔しい。今回はスポーニングの時期に、スポーニングパターンを捨てて戦えたことが、一番の収穫である。これは雨と、カレントというファクターがなければ成立しないものだと思うので、当日に上手く行き着いたパターンだ。個人的にはこういったスパンの短いパターンに気付ける力を付けたいと思っているので、この点では本当に満足している。ただ・・・やはり、あの魚はばらしてはいけません。しつこいようですが・・・。しばらく夢で魘されましたよ。。。

Updated: 2011年5月6日 — 8:17 PM

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