PB TOURNAMENT 2011 2nd D.Tanaka

初めてのノンボーターでの出場は最高の結果を得ることが出来ました。まずはボーターの藤高さんに感謝とお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

今回のプラの様子はFishingInformationにUPしなかったので、その話から。今回UPしなかったのはエリアが狭いということと、プラで同船した藤本君が当日、そのエリアに入りたいと言っていたから。自分もボーターなら権利(こんな言葉は使いたくないのだが)はイーブンなので、書くことも出来たが、今回はノンボーター。もし、自分が下流に行く人と組めば、上流の情報をUPすることは、藤本君にとってプラスにならないと思ったからだ。ま、そんな心配はしなくてよかったみたいですが(笑)

 

15日の金曜日はとにかく厚東川の状況を知りたいということに尽きた。ファーストフィッシュは上流から数えて、二つ目の岩盤(右側)の中にある張り出し。ルアーはコンポジットスカートのテキサス。

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サイズは1200gくらいだろうか。バイトはすこぶる深かった。そして、すぐに二匹目がくる。これは向かって左側で、石垣が沈んでいたりするあたり。(当日、為近/山藤ペアがファーストフィッシュを釣ったあたり)


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これはもうちょっといい魚でした。ルアーはバグアンツ4″。どちらにしてもバイトは深く、反応はいい。ということで、サイトが成立しなくても厚東川という選択は外せないと思っていました。

そうそう、名誉のためにUPしておきますが、ボートオーナーも釣っていましたよ。メインエリアの通称『バスの成る木』で。

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なんやかんや言って、私の手作りのGFFOTシャツを着ている。愛い奴よのう。

この日は二人で4000g弱くらいのウエイトだったと思う。サイトで1500g~2000gクラスも見えていたので、このエリアのマックスは4500gだと思っていた。

そして、当日。パートナーは藤高さん。2年位前にプライベートで同船したことはあるが、トーナメントでの同船は初めてだった。プラの様子を話すと、快く承諾してくれた。というより、厚東川に行くのは決めていたようだ。ただ、最上流でサイトをする気は無かったようだが。

スタート後、サクサクと鈍足ボートを抜いていく。そして、フローティングカバーから打って行く。モーニングバイト狙いだ。このフローティングカバーは下流からの風と上流からの流れがぶつかったあたりに出来るものだ。朝は風がないので、前日までの風で出来たものが残っていたのだろう。このカバーは鯉しか居なかった。その間に鈍足艇に抜かれる。そして、目の前で為近/山藤艇にグッドフィッシュ・・・。

その後、小方/金水艇にもグッドフィッシュ・・・。しかも奴は、こちらに聞こえるように語りだした。やかましい。鬱陶しいと思いながら湖面を見ていると、バンク近くにグッドサイズを発見。ボーターにそれを話し、ボートポジションをキープしてもらった。そして、それを一投でしとめる。サイズは1200gオーバーで予定通りの魚だ。ルアーはエコギア ストレート5″のネコリグ。完全なる私のマネーベイト。ただし、今回はサイトということで、若干ウエイトを軽くしている。

このあたりから上流はまるっきりボトムが見えるくらい浅いので完全にサイトに切り替える。結構バスは居たのだが口を使うポジションの魚が少ない。そして、夫婦岩の裏のインレットの水深50cmあたりに食い気満々のバスを発見。これもナイスなポジションをキープしてもらい、ハッスンSFのノーシンカーをキャスト。上手くドリフトさせると、バスが気付きすっとんで行った。バクっ!!バシッ!!!!ポヨ~ン!!? あわせが早すぎて、ハッスンがサンスンになって帰ってきました(涙)貴重な一匹だったのですが・・・。

そして、藤本/森本艇が無言で降りてきたので、撃沈させられた(つまり、魚は残っている)と判断。ゆっくりとバスの成る木に行くとグッドサイズがちらほら見える。いろんなリグをアプローチしていくが反応はいまいち。でも、全く反応しないわけでもなく、なにかの切欠で行けそうだ。すると、藤高さんが「これは自信があるんよ。」と言ってファットアルバートグラブのノーシンカーを投げた。ゴロゴロと糸依れを作りながら流れてくるグラブを見て、「これは釣れんな。今日は自分ひとりでなんとかしなければ。」と心の中で思った。しかーし、その数投に藤高さんのロッドが満月にしなっていた。普段はテキサスのシャロー打ちのイメージがあるので、「スピニングは大丈夫か?」と思ったが・・・案の定おぼつかない(笑)なんどもブッシュに引きずり込まれそうになったが、それもかわす。そして、ハンドランディング。サイズは1570gとキッカーと言っていい魚だった。この時点で2700g越え。悪くない。いや、むしろいい。

しかし、そこから釣れない時間が続く。一時間くらい経ったところで、藤高さんのロッドがしなる。バスは岩の裏だ。ドラグがドンドン出ている(だって、締めてないんだもの)。ちょうど岩のエッジに掛かったところでフックオフ・・・。サイズはキロくらいだろう。少しテンション低めで最初の岩盤まで降りてきた。ここには為近/山藤艇と山崎/城間艇がいる。その岩盤を三艇でシェアしながら釣るがどこにもバイトは無い。そのうち、その2艇は下っていった。ここが悩みどころだったが、少なくとも魚が居るということで、もう一度上流を目指す。

すると、「ん?あの岩の間に何か居る・・・バスかな?」といって藤高さんがキャスト。するとバスがもんどりうってバイト。待望の三匹目である。今度はしっかりとフッキング出来ているようだ。しっかりとドラグも締めてある。いや、締めすぎている・・・ブチッ・・・・。「このドラグは0か100の二つしか設定がないんか!!!」←心の叫び。

かな~り不穏の空気が漂ったが、諦めずに再び夫婦岩へ。また別の固体がチラホラ見える。いろいろアプローチするうちに夫婦岩の裏にフラっと泳いでいくバスを発見。ボートから30m以上ある。ロングキャストをして、しばらく放置。そして、ゆっくりと引いてくるとラインが走る。右に左にと上手くいなし、危なげなくキャッチ(と、自分のことは良く書いておく)。ちょっと痩せているように思ったが、これも1200gオーバー。これで推定3900~4000gといったところ。あとは見えている1500g以上を釣るだけだ。1200g以下は必要ない。これがサイトの良い所。

すぐにインレットにグッドサイズを発見。まずはストレート5″を投げる。木に引っ掛ける・・・(後に回収ししました)。そして、藤高さんのアルバート君がスキッピングで入る。物凄く反応するが食うところまで行かない。それから何を投げてもそれなりに反応する。でも食わない。最終兵器と、ベイロンを藤高さんが投げる。すると・・・バスが着いてきちゃった。ボトムに落とすと、すっと近づいて鼻先でチョン!これでおしまい(涙)カバーから離れると全く反応しなくなりました。

もう一度、バスの成る木に行くも、数が減っている。仕方ないから下ることに。もちろん、要所は打ちながら。すると日向の大岩(シェード形成)からグッドサイズがバイト。ロッドを上に捌き岩を乗り越え、オープンウォーターに。「ん?1200・・・微妙だな・・・でも、一応キャッチしておくか・・・。」この気の緩みがいけなかった。一度目のジャンプ!「あれ・・・結構あるかも」二度目のジャンプ!!!「これは入れ替えか・・・あ!!!」フックオフです・・・情けないです。完全なる油断です。ジャンプで固体を確認しようなんて、もってのほかです。言い訳ですが、しっかりと飲まれていたので、フックオフは無いと思ってしまったんですよね。でも、ジャンプはさせてはいけません。激しく反省して、落ち込みましたよ。

実質、上流のサイトはこれでおしまい。残り時間は40分あまり。あとはランガンだね!ということで、一箇所3投げみたな感じでどんどん流す。民家下にある川のど真ん中にあるレイダウンで怒涛の3連荘をするが、入れ替えならず。そして、タイムアップということに成りました。

今回の最大の勝因はコンビネーションです。魚のアプローチも暗黙の了解で仕分けできていたし、ファイト中もボートポジションなどお互いに配慮が出来ていたと思います。それに、自分の流すタイミングと近かったというものありますね。釣りのスタイルは違っても、トーナメントにおいては、同じ目標に向かって協力していくという、至極当たり前のことが、高いレベルで達成できたととても満足しています。

最後に・・・まじめにストレート5″情報お待ちしていています。手持ちがかなり少なくなっていました(涙)


Updated: 2011年7月22日 — 5:39 AM

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