PB TOURNAMENT 2011　3rd Y.Fujimoto

PBT第3戦、川上ダム。

 

初めに優勝された河口さん/金水さんペアおめでとうございます。前日の土曜から徳山で前夜祭を行い、当日の朝は車の中で迎えました。 

 

個人的なことで恐縮ではありますが、金曜にプライベートでいろいろな事があり、なかなか感慨深い思いで川上の美しい星空を見上げて眠りにつきました（笑）

 

それはさておき、当日の朝。

ペアは長い眠り（？）から目覚めた横山さん。眠れる獅子です。強力なパートナーを抽選で引き当てて、いざ本番です。

 

プラでの最近の川上の調子などを説明し、一気に今回のメインとして考えていたエリア（スロープより少し下流の通称健ちゃんディープ、ディープじゃないですけどね）に向かいたいところですが、おやおや？ファーストフライトの赤いボートがそのエリアのど真ん中を陣取っています。

 

 

しかし、その赤いボートはその5mボトムのフラットの真上に陣取り、フラットの真上を狙っていましたので私の戦略とは違うことから赤いボートの方の了解を得て入らさせていただきました。

 

私の戦略はと言えば、狙いたい箇所はフラットのエッジ部分、水深5m～6m。ここにベイトと同時に回遊してくる魚に照準をあて、出来るだけルアーを目立たせるためにズル引きやボトムでシェイク等食わせのアクションではなく大きなリフト＆フォールで寄せて食わせるというもの。水の色を考慮し、カラーも出来るだけ強めの色。リフト＆フォール時に水を動かしてくれるルアーでバスが発見しやすいルアーをチョイスし試合開始です。

そのエリアに到着後10分くらいでマイフェイバリット化してきたビッグスプーンにヒット！横山さんのジグにもヒット！まさかの二人同時のダブルヒットです！船上は盛り上がりますが、自分のビッグスプーンはバレる（笑）横山さんはキャッチ。いきなりのキロフィッシュ（後でこの魚はデッドしちゃいました）でこの魚で自分達のやっている事、エリアに確信を持ちます。

 

そしてしばらくするともう一本釣れましたが、サイズは900程度。この魚をウエイインするようでは勝てないですね。と二人で話しますがこの後がしばらくの沈黙。。沈黙したあとにまたポロッと釣れたりして8時半過ぎにはとりあえずのリミットメイクです。ウエイト的には3kgあるかないかでしょう。

 

朝イチはこのフラットに三艇（自分たち以外に田中/須藤ペア、河口/金水ペア）がいましたが河口/金水ペアは「ここに魚は居ません！」と捨て台詞を吐いて下流に下っていきました。
この時点で自分たちは3本、田中/須藤ペア2本、河口/金水ペアはＮＦ（違ってたらゴメンナサイ）。

 

ここの判断で３艇に差がついたのですね。

 

自分達の判断はこのエリアを終日やりきるというもの。というのも日がのぼってから風が吹き出せばベイトが寄せられ、このエリアは熱くなると判断していたからです。

 

と言っても途中1時間程度浮気しましたが（笑）

 

ライブウェルの中には八時過ぎの段階で3本持っていたので精神的には楽なのですが、いかんせんベイトも薄くなりバイトも遠い。さすがに飽きてきたので二人で少し下流も見てみましょうかという話しになり、事前のプラでは絶好調だった河口岬へ。
ここでも1本釣れましたが、サイズが800くらい。ベイトも入り方もイマイチだったため見切る。
もうあのフラットをやりきりましょう！と意気揚々と戻ります。

 

フラットに到着するとおやおやおや？さっき魚は居ません！と出て行った河口艇が陣取っているじゃありませんか。しかもいい魚が釣れた模様。「藤本が来たら釣れなくなってきたから元の入れ食いポイントに戻ろう！」と下に下りていきました。

 

またこの健ちゃんディープを独り占めして釣って行きます。ポロポロと釣れ続け、細かく入れ替えていきますがこのあたりで朝イチのキロがデッド！ピクリともしません（涙）
さっきまで釣れてた魚は全てリリースしていたため、11時くらいの時点でなんと2本の2100g程度になってしまいました。

 

本気で焦り始めます、そしてこのフラットでのバイトも無くなります。。。やばい…やばい…。

すると横山さんに「もう一匹、さっきデッドしたのよりデカイのを釣ればいいだけでしょ。大丈夫だよ。」と大人の余裕を見せてくれました。

気分転換＆場休めと藤本橋に入ります。

横山さんが「こんなとこ一匹くらいおるでしょー」と言いながらキャスト！するとヒット（笑）お見事です！釣れた魚は800gで、さっきのデッドからマイナス200gですが船上はまた和やかムードに♪

これで二人のリズムが明らかに変わりました、さっきまでセカセカした釣りをしてましたがまたリミットが揃えられたという安心感から、良い意味でまた脱力系の釣りに。

再度フラットに戻るとまたポロポロと釣れるが入れ替えが出来ない。。。現在で3kg弱のためこのウエイトでお立ちに絡むのは厳しいと思ってました。

そこで、今日横山さんがよく釣られているズームのカーリーテールを「１本ください！」と言い、1本もらう。今日は存在感があるルアーより波動でアピールの方が大事だと思い、このカーリーテールのビラビラが凄く効いているように思ったからです。

しばらくそれをキャストしていると…きた！これはいままでの魚とは明らかに違う引き！緊張感が走ります。上がってきた魚はキョウイチ君の1420g！！！
残り30分でのグッドフィッシュにいい大人二人が絶叫しました（笑）

 

こういうことが出来るのはＰＢＴならではの醍醐味ですね、最高の瞬間でした。

これで800gと入れ替わり最終ウエイトの3580gに到達。

入れ替えをしている時も「1本でいいから1400クラスが入ればお立ちに絡めるのに…。」二人で念仏のように言っていたことを叶えることが出来、なんとか3位には…と考えていた末の３位でしたので結果が分かった後に二人でガッチリ握手したのは言うまでもありません。めちゃくちゃ嬉しかったです。横山さん、本当にありがとうございました！

 

また今回自分が誘った田中(孝)さんも自身の釣った魚を絡めての自分より上位の(笑)２位入賞で嬉しく思います。バス釣り3回目でのトーナメントは無謀かとも悩みましたが楽しんでくれたようでこれもガッツさんのおかげです。また後日、菅野あたりでバス釣りの真の厳しさを見せてやろうと思っています(笑)

 

それに伴い今回田中(孝)さんにロッドを貸してくださった田中(大)さん、ルアーを分けてくださった菊次郎先生、ライジャケを貸してくださった弘中さん、本人に代わってこの場をお借りして厚く御礼申し上げます、ありがとうございました。菊次郎先生や弘中さんににつきましては今後もなにかとよろしくお願いします(爆)いつもありがとうね。
大介さんのロッドも引き続き貸して頂けるということで本人も喜んでおります。しっかり釣りに一緒に行ってバス釣りの世界にひきづりこんでやります。その際のタックルはもちろんロドランで！

今回は時間が取れる限り、何回もプラに入りました。これで魚の傾向が少なからず見えてきたというのが入賞につながったと思います。今後についても時間が取れる限りプラに入り、良い成績を目指していきたいです。…おっと、事情により自分の時間が多く取れるようになったことは伏せておこう(笑)

参加者のみなさん、役員のみなさんお疲れさまでした。