PB TOURNAMENT 2011 3rd D.Tanaka

大会終了時には「悔しい・・。」という気持ちが強かったのだが、時間が経ち「それでも精一杯の結果だったのかも。」と思うようになっている。
トーナメントというのは、対バスであり、対人であるのだが、他の選手の邪魔をするわけではないので、自分が出来ることといえば、ミスをしないこと。そう考えれば、自分もパートナーである須藤くんもノーミスだったことから、今の自分達にはこれが精一杯のスコアだったのではないだろうかと思っているのだ。
 
 

 
今回はプラで強く感じていた「ルアーを見せる」ということを軸にタックルを組んでいた。水の影響なのか、とにかく小さなルアーでは食わすのが厳しいと感じていた。もし、食わすのであれば狭いハニースポットを見つける必要がある。しかし、自分にはそういった場所はなく、なるべくたくさんの魚がクルーズしてくるであろう場所をローテーションするという釣りをセレクトするしかなかった。
 
メインエリアはスロープ下流のフラット。ブレイクではなく、台地の上であるフラットエリアだ。ここにベイトが入り、風が吹くタイミングで良い魚が口を使ってくることをプラで掴んでいた。ただ、狭いエリア故にバッティングが予想されたので、ドラッギングの釣りは少々辛いと思い、大き目のルアーを見せることで魚を寄せるということを考えていた。しかし、早い動きには反応する魚は少ないため、ロングワーム(ハッスンSF、オールドモンスター)やラバージグ(withビッグエスケープツイン)を要所で放置するという作戦を取った。
 
イメージの話になるが、自分は色と大きさで魚に気付かせるというものに対して、優勝のペアや3位のペアはカーリーテールの波動を勝因に挙げている。小さなことかもしれないが、このあたりの差を当日発見できるかどうかが、結果として大きな差になるということを痛感した。実際にオールドモンスターにはかなりの歯形がついていた。一度もフッキングしなかったけど。
 
 
当日のフライトナンバーは1。2番フライトよりも5分のアドバンテージがあるので、一気にメインエリアのフラットに入る。後続のボートが着く頃に須藤君にキロアップが来た。とても幸先良い。しかし、この時点では1200gをベースにしなければ勝負にならないと思っていたので、それほど喜んではいなかった。そして、横の藤本/横山艇がダブルヒット。予想通りの魚の濃さだ。そして、これまた予想通りに藤本はバラす。しかし、バックシートの横山さんはグッドサイズをキャッチ。「う~む・・・裏山鹿。」
 
しばらく反応も無かったが、自分にもキロ弱がヒット。これは予定通りにハッスンSFのホットケ。「プラのパターンが生きているのか?」と思ったが、再びノーバイトの時間が続く。時間を見ると1時間しか経っていない。しかし、簡単に釣れると思っていたので気持ちが焦り、移動を決意。今思えば、このプラン変更も目の前の状況に合わせたのではなく、自分の身勝手。こういった時は大体うまく行かないものだ・・・。
 
通称河口岬と言われる大きな岬を目指す。途中でふと河口艇を見ると、すでに入れ替えをしている。そして、岬では石田くんがグッドサイズと格闘中。「これはシャッターチャンスだ!」と、エレキをハイバイパスにして近づいたのだが、あと少しというところで彼のビッグスプーンが宙を舞った。そして、うな垂れる石田。すべてがスローモーションに見えました。かっこいいです。
 
四熊のディープが絡むフラットで600gくらいの奴をキャッチしてリミットメイク。でも、これでは勝負にならない。再び河口岬に入るも魚が小さい。あれこれ迷走して、朝のフラットを目指す。しかし、藤本艇が再び陣取っている。仕方ないので土管のワンドに入る。土管のドレインで900gをキャッチし入れ替え。しかし、この場所はプラでは全く釣れなかった。この一匹で魚のコンディションが変わってきていると感じた。そこで、フラットを少しつついて、藤本艇の邪魔をしたあと、上流のハンプ~段々畑~沈橋跡と巡るが全くのノーバイト。状況は変わってきているが、魚は大きく動いているわけではなさそうだ。
 
そして、もう一度四熊へ行く。そして、待望の1100gをキャッチ。やっと3000gに乗せることが出来た。残り2時間を切って、まともなベースが出来た。しかし、なんとなくリズムが合っていないのか、後が続かない。もう何もないと言うことで、河口岬に入る。ベイトが少なく、期待できなかったが、西側の一部にだけベイトが溜まっているのを発見。「ここで釣れなければ居ないよ!!!」と泣きを入れたら、須藤君が良い仕事をしてくれました。これで約3200g。最後のビッグフィッシュを引けば一気に勝負が出来るのでは?と期待が高まる。
 
ふと気付くと、真横に石田が居る。そして、ビッグスプーン。ベイトの反応も薄い場所にドボン・・・・ドボン・・・と攻めている。まあ、無理だろうと思っていると、いきなり鬼フッキング!!「今度はばらさない!!」と、必死にファイトする石田。今度はランディングネットを掴み、ついにランディングの瞬間がやってきた。相手も最後の最後まで抵抗する。そして、ジャンプ!!!!ヌルン・・・???明らかに魚体がちがう(笑)そして、再びうな垂れる石田。本日二回目(爆)
 
 

110911_1317~01 (2).jpg 
(注)ライフジャケットが見難いですが、間違いなく着けています。ただ、お腹の肉に埋もれているだけです。また、BEGINの比嘉さんを意識しているのかは分かりません。
 
ここで、私達の第三戦は終了した。ついでに石田も終わった。二艇で仲良く帰着となりました。
 
ということで、自分のレポートなんだか、石田のレポートなんだか分からないですが、まあ、こんな感じでつかみ所の無い第三戦でした。
結果は4位でしたが、私も須藤くんも成績を上げることが出来ました。須藤君ありがとうね!
 
P.S 石田大先生は相当かっこいい釣りをしていました。ちょっと侮れないと思う反面、ロンリー札を引くあたりから、期待を裏切らないとも思いました。
 
<メインタックル>
ロッド:HV-610LS
リール:2500番
ライン:DUEL パワーカーボン 4lb
ルアー:エコギア ストレート5″
 
ロッド:HV-660MLS
リール:2500番
ライン:DUEL パワーカーボン 5lb
ルアー:エコギア ハッスンSF
 
ロッド:ST-6100MH
リール:ベイト1000番
ライン:DUEL パワーカーボン 12lb
ルアー:オーバルヘッド1/2+ビッグエスケープツイン 

Updated: 2011年9月14日 — 5:21 AM

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