今までの釣り人生の中で最高の日を感じる事ができました。
優勝です!
これまで、釣れないキャラとして大会を経験し釣れてもロリバスだっだ自分がステージに立てるとは、本当にペアトーナメントはとても良いシステムです。
優勝コメントでは、緊張してしまい俺はいったい何を言いっているのか分からないまま終わったので、ここでレポートします。
今年の小野湖はPBTクラシックのカメラマンとして出たのが初めてで、昨年のレギュラー戦総合成績TOP10の釣りをじっくり観察し湖の全体を把握することができ、プラティクスも楽に入ることが出来た。
とりあえず、プラ初日は厚東筋をやりきりました。結果、反応が無さ過ぎてまったく分かりませんでした。しかし帰る途中、何気に投げたテキサスに食ったバスが全ての始まりでした。
そのバスはカバーから少し沖側の水深1m位で釣れたので、この状況だと巻いて釣れたのではないかと思い、2日目のプラは巻物中心にタックルを揃え下流に向かうことにした。
小野大橋をくぐり右側をスピナーベイト3/8を投げるがいまいちなので、今度は1/2にしてレンジを下げたが反応はありません。途中クランクのショット系も投げたがダメでした。
次に3連ワンドの1番目に入り右側の奥にある木々が水に浸かっている場所に入りスピナーベイト1/4を投げれば食うという状態に入り、2番目ワンドでも似たような場所で入れ食い状態でした。
少し日を置き3日目、この日はさらに下流に下りバッキ装置の係留場でアフターだと思うバスがテキサスでいい感じに釣れたので、この時点で大会当日は下流に決めました。
そして大会当日、スタート順はファースト組になったので迷い無く下流のバッキ装置付近に向かった。
目的地の少し手前でキャストをし始め、シャローに上がるバスを巻物で狙うが不発・・・と思っていら後ろから河口艇が接近。来るのが速すぎるぞ!河口さん。金に物を言わせたな!!
ここで、場所を確保するか移動するか悩んだ結果「先に1本釣った方が先行するのはどうでしょう」と半ば運任せの発言で交渉。相手が作戦に乗ったので「しめしめ」と思っていたら、坂田君がファーストキャッチ。ガッテーム!!
ここで、そそくさと逃げに入るとなんと須藤さんにバイト。
難なく一本目が入り、逃げた先の立ち木で2本を追加。しかしプラでは、この立ち木には痩せているバスばかりが釣れていたが、長さは無いがそれなりの体系をしていた。違う魚が入ってきたのだろう。
どっちにしろ釣り開始30分でリミット達成。
僕の中では、ノーフィッシュを免れた上リミット達成という偉業に満足していたが、目の前で河口艇が定期的にさかなを釣る(しかも、デカイ)姿が目に入り、メンタルが維持できなくなったので、須藤さんに「間違いなく、ここはパラダイスだが分はあちらにあるのは間違いない。ここは場所を変えて、良くも悪くも違う魚で勝負しない?」と交渉。須藤さんは快く承諾してくれ、隣のワンドに移動。
すると奥から恵本さんが下ってきた。情報を聞くと魚が小さいという。ここもプラでは痩せていたが、状況が変わったのだろう。そのまま最奥に入り、僕はカバー撃ちした途端後ろで須藤さんが「つれました!」「やばいです。」と言った。確認すると例のバスがジャンプしていた。思わず僕も「やばい!」須藤さんのタックルはベイトフィネス、すぐに自分のルアーを回収し、操船に徹した。相手がデカ過ぎるし何回もジャンプするので8lbのハンドキャッチは難しいだろうと判断、網を船の底から取り出そうとするが日ごろ網を使わないのでなかなか準備が出来ない須藤さんに「ゆっくり落ち着いて」と僕は言っているが自分がテンパっていた。
本当にデカイです。
こうなるとTOP3の背中が見えてきましたよ。
計りを忘れてきた為正確なウエイトは分からない。すると、その直後にカメラ艇の田中が来た。須藤君が魚を見せると「2200くらいだな。」との言葉。普段デカイ魚を釣りなれている田中だけに言葉には重みがある。
推測2200g1匹と900g2匹のトータル4000g想定し優勝が4500g~5000gと予想すると1500gを釣らないとTOP3と張り合えないので、かなり気持ち的に追い詰められました。
しかし、ワンドの中が僕達的に良いのは間違いないので、少しココで粘るが、あの1匹しか反応がなかった。次に隣の少し規模が小さいワンドに入り水深5m位からテキサスを打ち始めると、かなり反応が良い。だがサイズ的にはいまいちで、最奥のカバーを打つと入れ替えのたぶん1000gのバスを取ることが出来た。この後はエリア間違えで魚を感じることはできなかった。
あの時、2700gあると言ってくれれば、ここまで追い詰められることもなかっただろうに。またしても、田中にやられた。
その後は、検量が忙しかったので僕達は一番最後に回された。たぶん、みんなは小方ペアは釣れても、いつものロリバスと思ったんだろう。
しかし、いつものバスより良いサイズを釣ったのだけど、比べるといつものロリバスに見えるなぁ。
最後に、この大会が成功できたのは、遠くからも来て頂いた参加者の人たち、宇部市、アクトビレッジの方々、スタッフみんなのおかげです。来年もこの様な大会が出来る様、みんなでバスフィッシングをしていきましょう。