GUTS選手が嬉しい初優勝!!夏男が期待通りのビッグウエイト!
「暑い」こんな表現では足りないくらいの暑さだった。日焼けというか、grillって感じ。ジリジリと音を立てて焼けていくかのようなコンディション。トーナメントは魚との戦いであるが、自然との戦いである事をあらためて感じさせられた1戦となった。
第三戦の会場は小野湖。第二戦が延期になったので、事実上の第二戦である。第二戦の振り替えが、第五戦以降に回されたということは、比較的簡単にウエイトを稼げる大会が少なくなったということだ。それだけにこの大会が占める意味はとても大きい。
今回のキーとなったのは水温。つまり、上流のフレッシュな水を求めるのか、ディープの安定した水温域を狙うのか。厳しい状況下だが、比較的容易に魚を手にする事は出来たようだ。しかし、クオリティーサイズは、限られたエリアだけに集中していたようだ。
ボーター達の朝の準備は忙しい。けれど、いろんな情報収集できるのもこんな時間。 ボートに興味のあるひとは、いろんなタイプのボートに乗れるPBTに是非どうぞ。広さも浮力も、安定さも、いろいろ違うボート達。ボートは持ち主のカラーが一番表現できる道具かもしれない。
ボーターは準備を終えると、ボートを浮かべて受付へ。取り残されている人が居ますが気にしないで。
一方、ノンボーター達はタックルを持って、会場付近へ。タックルとライジャケがあれば誰でも参加できるのがPBTのよい所。あ、参加費は必要ですよ。
タックルの量は人それぞれ。ロッドは大体5本くらい?ボックスは1個に納めておくと良いです。今の時期は、水分補給は不可欠なので、クーラーも必須です。あとは愛妻弁当ですかね!三澤さん!!
準備が終わると受付を済ませて、また笑談。一部、Y談。柵に座っている人です。
そして、朝の一番のイベントである抽選。とても重要なひと時である。それぞれの思惑もあるだろうが、こればっかりは思い通りにはならない。誰と組んでも結果を出せる力もPBTでは必要スキルだろう。
今回は奇数参加だったのでロンリー札あり。そのナンバーは7。7時間という長丁場で、集中力が切れそうになると、パートナーの助言や会話が、重要になってくる。なので、良いパートナーに巡り会いたいという想い以上に、ロンリーは避けたいもの。果たして、アンラッキー7を引くのは誰か!?
まったくこの人は本物である。真性である。 ちなみに通算3回目のロンリー。Blankさんと仲良しです。
注)Blankさんとは、成績表の集計上、空白では都合悪いので、空白を意味するBlankと書き込んだ事から出来た言葉。blankさんは文句も言わないし、お腹すいたとも言わない。ただし、釣りもしません。
楽しくエリア説明やルール説明を行って、スタート準備。
スタート時刻は6:50。なので、帰着は13:50。フライトは順次、札の順に出て行くが、帰着は一斉である。スタートの時点で水温は30℃を越えていた。
11艇中下流を目指したのは10艇(!)唯一厚東川上流へ向かったのは藤高/須藤ペアのみ。川の裸族はマイゲームを貫き通したようだ。
これは今回熱いエリア争いが行われた場所。左に藤本/河本ペア。右に田中/三澤ペア。二艇の間にマーカーブイが見えるだろうか。これが二艇の境界線。
なかなか大会中にパートナーの写真は撮れないもんですが。。。流石は小方です。バイトチャンスは逃しても、シャッターチャンスは逃しません。他にも良い写真があるんで、HPからご覧下さい。
大会も終盤に差し掛かると、迷走する選手や・・・
あまりの暑さに、やる気を無くした選手も。。。ヘラ釣りですか?
気持ちが折れては、釣れる魚も釣れません。一番輝くメダルを目指して、最後まで諦めずに戦うオリンピック選手を見習いましょう。
さて、ウエイインの時間です。
今回3位に入賞したのは4240gで藤本/河本ペア。藤本選手は第一戦に続いて連続入賞。これで年間成績も3位に。今期は絶好調である。河本選手はレギュラー戦初出場で、初入賞。”持っている”人かもしれない。
2位に入賞したのは田中/三澤ペア。4450gをウエイイン。田中選手はやっとエンジンが掛かってきたか。年間も5位とまずまず。一方、三澤選手も連続入賞。これでAOY争いもトップに躍り出た。PBTになってから初のノンボーターAOYが出るのだろうか?
優勝はGUTS/嶺山ペア。ぶっちぎりの4890gである。そして、BF賞も獲得。下馬評通りの夏男が魅せてくれました。第一戦は、かなり静かな人だったGUTS選手だったが、今回はGUTS節全開でした。これで年間も7位にジャンプアップ!一方、今回ノンボーターで出場した嶺山選手は年間2位と静かに、こっそりとAOYを狙っています。まるでサイレントキラーです。
それでは上位陣のコメントをどうぞ。
今回連日のプラでこんがり(というか、赤焼け)食べごろになった藤本選手のメインエリアは下流のプチフラット。規模の小さなフラットらしい。キモはやはりベイトとの絡み。ただ、時合いは分からなかったので、ひたすらタコ粘りで1日移動せずにつり続けたようだ。
「デッドフィッシュも出してしまい、心が折れそうになったけれど、最後までパートナーと励ましあい諦めなかったおかげで、何とかリミットを取り返し、このウエイトになりました。」
藤本選手のメインルアーはエスケープツイン。1/2ozのテキサスをノーペグで使うのが良かったらしい。河本選手はパワーホグ4″やパワーゴビー5″をテキサスで使用したようだ。
こちらのメインエリアも3位の藤本/河本ペアと同じエリア。現場で紳士協定を結び、エリアの中心部を藤本ペアが釣り、その周囲を田中ペアが釣る形をとった。結果的にこのエリアでのキャッチは5匹と、上位陣の中では釣れてない方だが、サイズを選んでいく作戦が功を奏して2位となった。キッカーとなる1700gは三澤選手の手柄である。
田中選手のメインルアーはオーバルヘッドジグ1/2ozにエスケープツイン。スッと落としてリアクションで食わすイメージで使用した。三澤選手はフリックシェイク5.8″のインチワッキー。こちらもフォールを意識した釣りである。
そして、ブッチギリのGUTS/嶺山ペア。「水温が30℃を越えていたので、迷わず下流のディープエリアへ向かったと。メインにしたのは6mと8mのフラットの間にあるブレイク。朝一に浅いところでBF賞になる1810gがいきなり来たので楽になったバイ。(博多弁が分からないので勘弁してください)」
その後もコンスタントに釣り、キャッチ数は9本。終了一時間前くらいにバッグに収まった魚を揃えたようだ。「キーとなったのはフラスカート。暑くなるとラバーのスカートよりも、フラスカートの方がいいような気がするばい。」真偽は分からないが、結果が出ているということは間違いないだろう。まさにGUTSワールド突入である。
パートナーの嶺山選手もクランキンミノーでキャッチするなど、シャローからディープまで、一際魚の濃いエリアだったのは間違いないようだ。
GUTSさんの独演ショーは終わりません(笑
「今日はボクの為に、みなさん集まってくれてありがとう!」だって!PBTに出場して、人が悪くなっているんじゃありません?
惜しくも10g差で入賞を逃した小方選手。らしくない釣りで10匹以上をキャッチして入れ替えをおこなったようだ。ノンキー入れ替え事件(PBT2011第4戦)から 考えれば、凄いことなんだが、10gで泣くあたりが彼らしいw
そして、この人。
もう言うことの無いくらいの抜群の安定感です。帰着前にはみんなの前でロッドを折るパフォーマンスまで。まるで、ジョン・マッケンローです。最初から最後まで持っていくキャラである。次戦パートナーになる人は、相当な覚悟をしておいた方が良いでしょう。
TOP3の面々です。
総取りした人は、ひときわこんがりしていますね。
PBT第4戦は10月7日に周南市の菊川湖(川上ダム)にて行われます。
皆様の参加をお待ちしております。