PB TOURNAMENT 2012 第5戦概要レポート

初秋の弥栄戦を制したのは、相性抜群の田中/坂田ペア!

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秋の弥栄といえば、昨年の第4戦が思い出される。田中/坂田ペアが5110gという団体レコードで優勝し、2650gのスーパービッグが持ち込まれた大会だ。そうなると、否が応でも期待は高まるものだが、実際はそう甘くない。昨年と比べ、大幅に減水しているのだ。その時のウイニングエリアなんて、遙か陸上である。これは、厳しい大会になるということを示唆していた。

それが証拠に、二週間前に行われた某団体の手馴れ達が集まるブロック大会では2627gが優勝ウエイト(3位は1600台)であり、一週間前に行われたFeeDペアトーナメントでは2780gが優勝ウエイト(3位は2200台)となった。そして、三週連続の大会となるPBT第五戦。果たしてどんなドラマが待っていたのであろうか。

 

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え~と、いきなりですが河口さんがorzとなってます(笑)うな垂れるのはまだ早いですよ。まだ、準備じゃないですか!

 

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今回の参加は9組。ちょっと少ないのだが、最近このくらいの数で落ち着いてしまっている。もう少し盛り上げていきたいものである。

 

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雄大な弥栄大橋。景色が良いのも弥栄の魅力。最上流となる小瀬は渓流を思わせるクリアな水域が広がる。

 

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朝のビッグイベントである抽選。今回ノンボーターで出場するという作戦(?)に出たGUTS選手は、希望通りの河口選手をGet!

 

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山藤選手は5番札。この番号がそのままフライト順となる。といっても、トラブルなくスタートするための順番なので、時間的な差はほとんど無い。ただし、一番フライトは5分前スタートの5分前帰着となる。

 

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ん?これは!!!昨年の再来か!?田中/坂田ペアが再結成!そして、小方/横山ペアも。ノンキー入れ替え事件は、記憶からなくなることは無いだろう。他にも今回からボーターデビューの佐々木選手は、表彰台常連の須藤選手と。nathan(ネイサン)こと、姐さんは、山藤選手と初表彰台を狙う。他の選手達も期待できる面々だ。ただ、1人を除いては(笑)

 

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スタート前はとてもバタつく。みんな早く釣りたいから、いつもスタートが早い(笑)沢山ロッドを持ち込むボーターはとても忙しい。一方、ノンボーターはエリアに向かいながら、ゆっくりとリグることが出来る。これはエレキ戦ならではだろう。

 

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今回のファーストフライトである藤高/三澤ペアは宣言どおり、小瀬の最上流に向かって爆進していった。

他に小瀬へ向かったのは、小方/横山ペア。美和方面へは田中/坂田ペア、石田/下薗ペア。その他は本湖方面へ散っていった。

 

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フィ~~~シュ・・・? ノンキーみたいですね。。。

 

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釣れてない大会では、お互いのライブウエルの音だったり、排水だったりが気になるものです。

 

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これは「優勝だ!」なのか、「お手上げ!」なのか。

 

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残り時間も少なくなると、会場前に船団が出来る。狙いは2週続けて行われた大会のリリースフィッシュだ。しかし、どちらの大会も思っていたほど魚がキャッチされておらず、リリースフィッシュは思いのほか釣れなかったようだ。

 

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ほとんどのペアが帰着を済ませる中、しつこく、ネチネチと、陰険に、釣りを続ける藤本/田中ペア(笑)暫定年間1位の意地で最後で諦めない。しかし、意地で釣れるほどバスは甘くないw

 

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無常にも帰着の時間となった。さて、ウエイインの方を見ていこう。

今回魚を持ち込んだのは7組。しかし、PBTのキーパーサイズは30cmである。この時期の30cmはとても高い壁。そして、通称『弘中スケール』で、選手達の貴重な魚がドンドン弾かれていく(笑)PBTはノンキーを持ち込んでもペナルティーは有りません。怪しい魚が持ち込まれると、みんなから『物言い』がつきます。相撲のようですね。すると、PBT代表が責任を持って計測する。

 

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さて、この魚は・・・「なし!!!!」

というか、3cmくらい足りないんですけどwww

 

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こちらも・・・「足りない!!!」こちらは僅かに足りなかったようだ。

 

 

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2匹省かれたものの、貴重なキーパーを持ち込んだ佐々木/須藤ペア。6位ではあるが、とても貴重なポイントである。この一匹で佐々木選手は暫定7位に。須藤選手は暫定11位となった。

 

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オンラインながら2匹持ち込んだ藤本/田中T選手。5位ではあるが、今期2位、3位、3位と表彰台を外してなかった藤本選手はややブレーキとなった。断定2位にダウン。一方、田中T選手は暫定10位。しかし、切捨てを考えると爆発的な成績が出ていないのはネックとなる。最終戦次第だろう。

 

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1450g持ち込むも、惜しくも30g差で4位となった小方/横山ペア。昨年のオールノンキーから考えれば素晴らしい結果だ。メインエリアは、その時と同じで「去年の魚が成長してキーパーになった。」と語った。ストレート系ワームをローテーションして、地道にウエイトを稼いでいったようだ。

 

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そして、1480gを持ち込み、見事3位に入賞した山藤/富田ペア。しかも、リミットメイクであり、内2本はバックシートの姐さんの仕事だったようだ。この状況で2本とは脱帽です。

山藤選手は欠場が響き、この3位をしても暫定16位とクラシックには黄色信号が点滅。冨田姐さんも第4戦からの参加ということで、暫定20位。来期は女性初のクリシッククオリファイを狙って欲しいものである。

 

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ズバーンと出てきたビッグフィッシュは1620g!この一匹で2位入賞となった河口/GUTSペア。黒々とした、いい魚です。

河口選手は、この魚の恩恵を受けて暫定6位までジャンプアップ!一方、GUTS選手初戦はイマイチだったものの、2戦以降は優勝、優勝、2位と、文句なしで暫定1位に!最終戦でこのリードを保てるかが見所だ。

 

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BIGFISH賞も、GUTS選手が獲得。自身3度目(今期2度目)の獲得である。PBTトップタイ記録である。

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そして、やっぱりこのペアは強かった。2030gを持ち込んだ田中/坂田ペアが優勝!このペアでなんと3勝目である。田中選手は通算7回目の優勝(クラシックを含む)である。

田中選手は暫定3位へ浮上、坂田選手も暫定5位と自身二度目のクラシックをほぼ手中にした。

 

 

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入賞者がコールされると、自然に出るのがガッツポーズ。右手でしっかりとGUTSさんのGuts Poseですw

 

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田中選手は両手で小さくガッツポーズ。本当に嬉しかったんでしょう。

 

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山藤/富田ペアのメインエリアは美和。ノンキーばかりで、途方に暮れていたら、いきなりキーパーのスクールに当たったようで、立て続けにキャッチ。姐さんも、ヘラ釣りで鍛えた腕前で、ナイスキーパーをキャッチしたようです。メインルアーはカットテールのダウンショット。

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河口/GUTSペアのメインエリアは小瀬。朝は本湖を攻めたが、反応が無かったので、すぐに小瀬へ。ロードベッドの縁に浮くキッカーを、モグラチャターのサイトで仕留めた・・・右の人が。左の死んだような目をしている人はネット係だったようですよ(笑)しかし、酸欠のバスみたいな目ですね。覇気が無いwww

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田中/坂田ペアのメインエリアは美和。ボイルの魚を上手く狙えればと思っていたが、上手くいかなかったので、沈橋付近を丁寧に狙うと、坂田選手の食わせが炸裂!1400gオーバーのキッカーを早々にキャッチ。その後は、キープできる魚が釣れなかったが、終了1時間前に会場前で600gを田中選手がキャッチ。二人のコンビネーションが上手く合わさった結果だった。

 

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表彰台も慣れてきた坂田選手。常連と言ってもいいだろう。「今日は部活を休んできて良かったです。」と笑いを誘った。

釣りに、部活に、勉強にと、とても忙しい高校生です。周りのおじさん達と違って、若さ溢れるフレッシュボーイですからね。

 

 
 

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<田中大介選手のメインタックル>
ROD:Nories ロードランナーVOICE 680MH
REEL:Shimano アルデバラン7
LINE:Duel フロロプラス 12lb
LURE:Nories エスケープツイン(グリパン/ブルーFlk)
HOOK:Decoy キロフック 3/0
SINKER:Studio100 タングステンシンカー3/8oz

 

 

 
<坂田雄真選手のメインタックル>
ROD:
REEL:Shimano コンプレックスCI4 F4
LINE:
LURE:Quon エグジグハイパー
 
 
 

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上位3組。誇らしげな5名と、後ろめたい1名(笑)この中で、唯一魚釣ってない人ですからね!でも、ペア戦とは、パートナーが居なくては成立しないし、釣果という結果はなくても、何かしらの貢献があるからこその、この順位なんですから胸を張っていいですよ。

ところで、今回もウクレレ野郎こと、三澤さんは影が薄かったですね(笑)前半戦の勢いはどこへ?

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泣いても笑っても次が最終戦。最終戦は11月11日に再びこの地、弥栄湖で行われる。今期は近年稀に見る大混戦。AOYの可能性があるのは上位6名、クラシックとなると誰が出てもおかしくないほど。

熱い戦いにご期待あれ!

 


Updated: 2012年10月30日 — 9:05 PM

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