これ以上嬉しい結末はないだろう。優勝で逆転AOY獲得。感無量です。
今回は最終戦に向けてのプラは一回。前回の大会でメインとした美和はやや終わりかかっていると感じたことと、目標としていた2500ｇ越えというウエイトが厳しいと思い、小瀬をメインエリアと決めた。一回のプラは笹が谷で数時間過ごすものの、バイトが遠く却下。昼前から16時までほぼワンエリアで粘るも700ｇを一匹釣るのみで終わった。しかし、ベイトの入り方や状況の変化（減水、水温低下など）を考えれば、このエリアが可能性としては一番高かったように感じた。
当日は結構な雨＆風。これは巻き組がやらかしてくると思い、目標ウエイトを3kgまであげた。そして、パートナーは冨田姐さん。バス歴は浅いものの初釣りで2kgを引くほどの強運の持ち主。ペア戦では、癖のないバックシートのほうが釣り易いこともあり、とてもよい流れだと感じた。周りからは「姐さん、役目は分かってるね！」と言われていた見たいですがｗ
フライトは1番！当然、小瀬の上流へ向かいます。途中、エレキを休ませるためにスローダウンしたついでに投げたクリエスにノンキーがバイト。でも、この魚で今日は浮いていると判断しました。誰にも抜かれることなく、メインのエリアへ到着。メインエリアはロードベッドのブレイクと、その対岸のゴロタ場（ちょっと人工的なものもありそうな魚探映像でした）。
まずはロードベッドをチャターで巻きます。その後、スローダウンするも反応なし。しかし、ベイトの入りは良さそうです。対岸に移動し、ちょっと深いところもやりますが、ここも反応なし。小さな移動をしながら、このエリアの状況を把握していきます。すると、菊とblankさんのペアが上がって来た。どうやらとんでもない魚をキャッチしたという。一瞬、ブラフかと思ったが、顔がマジなので、少々焦る。やはり、今日は釣れているに違いない。。。その後、小瀬に上がると公言していた小方/森本艇が、巻きながら上がって来た。仕方ないので、対岸のロードベッド側へ移動。
ロードベッドと言っても、綺麗な道路跡ではなく、ところどころ崩れていたりする。そうした小さな変化とブレイクを丁寧にフォールを中心に狙っていると、ハイブリッドバキュームのティップが静かに入った。ファイトに入ると、物凄いトルク「こ、これはデカイな・・・。」慎重にあげてくると、ビックリしたくらいの大きさ！対岸からは「ばらせ！！ばらせ！！」と罵声が飛ぶ。ハンドランディングしたのは2kg越えのスーパーキッカー！時間は9時30分ほど。膝が震えるのは寒さのせいではないようだ。
しっかりと落ち着くまで少々時間が掛かったが、この一匹から冷静に状況を分析し、次に繋げる作業にはいる。詳しくは、その時のフィーリングもあるので書ききれないが、姐さんには伝わったのではないでしょうか。釣ると饒舌になりますからねｗ
小方と情報交換すると、彼らもキロアップを入れているという。「これは、4kgあっても安心できないかも。。。」
しばらく、バイトも遠退き、ちょっと上流のドレインに絡むエリアを攻めるも、ベイトっ気がない。そこで、もう一度同じエリアにはいる。しかし、反応がないので、もう少しディープかと思いエスケープスイムツインをセットしたフットボールを落す。スカートなしのフットボールのみのセットだ。より、メリハリの利いた動きを意識したものである。軽くリフトしたときに、僅かな違和感を感じたので、巻き合わせを入れる。すると、魚反応！急いで巻き上げると「で、でかい！！！」これもキッカーである。「ばらすな！！」と姐さんの激が飛ぶ！これもしっかりとハンドランディング。1800ｇのナイスフィッシュだった。ライブウエルに入れると、思っていた通り横を向く。すばやくエア抜きをし、狙いをディープまで広げた。
そして、遠いバイト・・・。姐さんに飽きられないように、ひたすらトークで間を繋ぐ。くじけそうになったら、ライブウウエルを覗いて、気持ちを保つｗ だって、それくらい寒くて死にそうだったんだもの。
あまりに釣れないので、ギリキーパーでも獲りに行こうかと、姐さんに相談してみた。
私「どうしましょうか？」
姐さん「お前はどうしたいんだよ！」
私「いえ、悩んでいるですけど。。。」
姐さん「AOYかかってんだろ！男なら腹括らんかい！！」
私「そうですね・・・。」
姐さん「〇〇玉付いてんだろ！？ちっさいの釣るンか？でっかいのいくんか！？んあ！？」
私「・・・はい。でっかいの狙いたいです。すいませんでした。」
（注）実際にはもう少し、穏やかな言葉だったかも知れませんが、あながち間違ってはないと思われ・・・。
この一言で、気を持ち直す。最後までこのエリアでやりきる事を決意した。
すると、再び小方艇が上がって来た。どうやらシャローを投げまくっているようだ。仕方なく対岸に移動・・・と思ったら、「あ、ボイルがあった！」と姐さんが。すぐに引き返すとまずまずのサイズがベイトを追っている。すかさずTADAMAKI112を投げるも反応なし。
でも、これはベイトが回ったのか、エリアの状況が好転したのかと、脳みそフル回転。すぐに対岸のゴロタを狙うと、ベイトがたんまり・・・。「ここはいけそうだ・・・。」と言っていたら、待望のビッグバイト！あがってきたのは1500ｇは裕に越えるサイズ。「もう、優勝決まったね！」と気軽な言葉をかける姐さんｗ それを意識した瞬間、バスに主導権を取られました・・・。そして、スタンプに巻かれ、The End（涙） こんな時に、勝ちを意識するなんて、まだまだです・・・。
その後は、ネガティブ大介モードで落ちまくっていたのですが、姐さんの言葉に励まされながら釣り続けると、貴重なキーパーをキャッチ。自分のマーカーブイに巻かれながらも400ｇを追加できましたｗ
今回のパターンは、リアクションを意識した縦方向の動き。それと、小方が来たらエリア変更ｗｗｗ
そして、ウエイインでは菊次郎の2200オーバーにビビリながらも、4kg越えの優勝でした。4バイト3フィッシュというとてもシビアな釣りでしたが、最後まで集中できたのはパートナーの姐さんのおかげでした。ありがと～！！！
そして、嬉しい4年連続のAOY。今期好調だった、藤本を逆転してのAOYは、本当にドラマチックで嬉しかったです。最後まで、ドキドキの展開を楽しませてくれた皆さんに感謝です。
＜メインタックル＞
ROD：NORIES ハイブリッドバキューム610LS
REEL：SHIAMNO コンプレックスCI4 F4
LINE：DUEL パワーカーボン 4lb
LURE：NORIES ラッテリー5-1/4（テナガシュリンプ）
HOOK：DECOY ハンターフック ＃4
SINKER：タングステン 1/16oz
ROD：NORIES ストラクチャー6100MH
REEL：SHIMANO メタニウムmg7
LINE：DUEL フロロプラス 12lb
LURE：NORIES エスケープスイムツイン（ジュンバグ）
JIGHEAD：フットボールタイプ 3/8oz
