第一戦 小野湖 トーナメントレポート 山崎拓

えー 広島県広島市在住の山崎です。一番苦手な小野湖は完全アウェーの大会となる私ですが、今回は表彰台に立てて本当に嬉しかったです。

 

バスはバス。これを僅かではありますが、証明することができた1戦となりました。

 

PotBerryTournament(PBT)の特徴はペアトーナメントであるという事です。

大まかな大会の流れとして、朝のミーティング時に抽選でボーターとノンボーターのペアが決まります。

そこで初めて一緒に釣りをする人と当たる場合もあり、また、何度も釣行した事のある友人と当たる場合もあります。

 

このペアトーナメントという制度は、パートナーにいかに釣ってもらうかという事が成績を大きく左右すると考えています。

事実、ビッグフィッシュを取るのはノンボーターの比率が多いと思われます。おそらく、操船等に気をとられずにじっくりと釣りが出来るからだと思われます。

 

今回のパートナーは宇都宮君。

彼は福岡県から参加のテクニシャンです。かなり背は高いですが(関係ないですね!)、非常に慎重で繊細な釣りし、キャストも上手です。

 

さて、本題。

 

抽選が終わり二人ともアウェーの大会となった小野湖戦。

プランはずばり流してバスの様子を見ることです。もちろん基本はシーズナルパターンです。

ペアトーナメントといってもエリアの決定権は、基本的にボーターである私にあります。

選んだエリアは下流域。理由はスポーニングが遅いと予想されること、水深があり水温が低いと予想されること、プレッシャーが低いと思われることです。また、今回からトーナメントエリアがレイク全域に広がったこともこの選択を後押ししてくれました。

そして流しながらスポーニングの進行度を把握し、プリスポーンの居場所とレンジを特定することから始めました。

 

超満水の小野湖は初めてですが、オーバーハングの下に入れる隙間があまり無く、非常にキャストしづらい状況でした。

私は巻物からスタート。お気に入りのO.S.Pのハードルアー群が火を噴きます。巻いている間は、宇都宮君がピッチングとスキッピングでビシバシとハング下にジグを入れてくれました。

結果は開始から3時間釣れなかったのですが、お互いの分業を何も言わなくても出来ていたので、いつか何かきっかけが見つかるだろうと満足でした。

 

そして、地図から見た本命エリアに到着したところ、ようやくスポーン絡みのペアをサイトで発見しました。

じっくりと観察していたところ、このペアは視界から消えてスポーニングエリアに戻ってきませんでした。

プリとアフターが混在する中、もしフィーディングに来ていたのなら一発で釣れているはずです。

加えて下流域は水がクリアなのにベッドが見つからなかったため、ベッドを作る一歩手前の状態と仮定しました。

 

この仮定から実証し、追求するのがパターンフィッシングの醍醐味です。

 

結果、その後1時間で3連発してリミットメイク達成しました。

時間は10時過ぎから11時までです。

 

パターンですが、エリアは3連ワンドの下流で最初の大きなベンド部アウトサイド付近と3連ワンド対岸です。

シチュエーションはワンドの奥のシャローもしくはベッド付近ではなく、一歩手前のサイドバンク、もしくはワンド出口の肩付近までです。

水深はキャストするのが約2mで、バイトがあったのはそれよりも少し深いと思われます。

ルアーですが、メインがカットテールのジグヘッド、サブがフリックシェイクのジグヘッドワッキーでした。

その他のキーポイントは、日陰であること、岩混じりの角度のあるバンクであることでした。

 

そのパターンでまず私が2本獲り、その後、宇都宮君が私たちのビッグフィッシュを釣ってくれました。まったく同じパターン、同じ条件の場所でした。

さらに昼ご飯をはさんで13時頃に風が吹き出した瞬間に1級ポイントに入り、私が一本釣って入れ替えをして終了です。

 

今回の勝因?(2位ですが)は、バスの居場所が掴めた事も重要ですが、やはり同じパターンでパートナーが釣ってくれたことに尽きます。

また、毎回一つだけ私がパートナーにお願いすることがあります。

それは、お互いにどちらかがヒットしたら、パートナーは必ずロッドを置き、万全の体制でネットを構えることです。

今回バラシが無かったことも、お互いに上手く釣れていたということだと思います。

 

そして、二人で苦労してリミットメイクした瞬間の喜びは、参加した選手しか分からない最高の瞬間となります。

 

これぞペアトーナメントの醍醐味といえるでしょう。

 

という感じで当たり障り無くまとめましたが、今回のウェイトの差は、ずばり意識的にプリを狙ったか、もしくは何となく釣ったかの差だと思います。

実際、プリしか釣れなくて、見た目よりもウェイトが稼げた1戦だったと思います。(釣れなかった方ゴメンナサイ)

やりながら何となく分かるのですが、あと1本入れ替えれば優勝かな?と思いつつ最後の1本が出ませんでした。

昨年は釣り方にこだわり、偏った釣りをしていて、成績もイマイチでした。今年は釣り方を基本に戻し、昨年勉強した分も力を発揮していきたいと思います。

 

次はホームとなる弥栄湖。強豪も多いですが、優勝目指して頑張りたいと思います。

 

<タックル>

ロッド EGタクティクス スピットファイヤー63L

リール ダイワTDイージス2506

ライン よつあみフロロ4lb

ルアー ゲーリー カットテール4インチ グリパンレッドフレーク+1/16ジグヘッド

 

ロッド パームスエッジEGS630

リール ダイワTDイージス2506

ライン よつあみフロロ5lb

ルアー ジャッカル フリックシェイク3.8 コーラ+1/16インチワッキー


Updated: 2009年5月1日 — 10:55 PM

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