第一戦 小野湖 トーナメントレポート 田中大介

今年に入ってからあまり良い釣りが出来ていない。世間的に言われるスランプというものなのか。今回のトーナメントもその影響をタップリと引きずった形で、パッとしない5位という中途半端な結果に終わった。

 

今回のプランはプリの魚を狙うというもの。まあ、このシーズンなら誰でもそう考えると思う。同サイズならウエイトが稼げるからだ。そうなるとスポーニングがどこまで進んでいるのかが気になるところ。

この大会の一週間前にあった地元ショップの大会がプラ代わりだったのだが、ここでも魚をキャッチする事が出来ないままだった。ただ、大会の結果から三連ワンド付近のスポーニングが早そうだと思われた。ベストで1500g前後の魚を3匹という楽天的な計画だ。釣り方は出来れば巻いて釣りたいが、シャローカバーに入っているようならフリップ、その前のブレイク付近ならテキサス、ジグヘッドを用意した。

スタート後、まずは下流にボートを向けて走らせた。エレキは一機なので無理をさせないように休み休み下っていった。最初の休憩場所でシャローに投げたテキサスの回収に魚が付いてきた。ところがサイズは30cmほど。シャローに入り込んでいる魚のサイズに少々驚いた。「スポーニングのピーク終わったか?」と。

その後、三連の入り口をバッサリとチェックしながらメインエリアの階段のある岬(頭上電線の少し下流)み到着。ベイトはかなり入っているのだが、バスの反応はない。次にもう少し下ってレイダウンの先端付近に浮いている魚に焦点を変えた。少し時間がかかったがフィリンプで最初の1匹をキャッチ。ウエイトは約900gで思っていたより軽い。ちなみにこれはメス。シッポの傷具合と肛門横の産卵管で判断。この魚は恐らく巻いても釣れたと思う。しかし、この釣りをしていてもウエイトアップが望めないので、これよりサイズのあるメスはボトム付近に沈んでいると判断。

さっきの階段岬のちょっと上流の何って無い土のバンクのブレイク、4mに入る。一度流しているのだが、ベイトの入り具合からもう一度入り直した。ボトムをゆっくりと這わすとハイブリッドバキュームがしなやかにお辞儀をした。魚を確認してから大きなスイープで合わせる。深いバイトでキャッチしたのは待望の1600gオーバー。期待していたメスの魚だ。

ところが次の魚が来ない。どうやらこの手の魚は気難しいようだ。効率を考え、まずはリミット優先とシャローの小さいサイズも狙うが、あまりに小さすぎてキーパー無いものが多い。この辺りから戦略がぶれてくる。

その後は会場に向かいながら岩盤などアフターの魚に狙いをスイッチするが、釣れてくるのは30cmに満たない魚ばかり。

結局、サンシャインワンド(だったかな?小屋が浮いているワンド)ででっかいバスにふられておしまい。もうこれで終わりと思ったが、あくまで4mのブレイクにこだわりながら会場まで流していると終了10分前に800gをキャッチ。多数の観客の前で釣る事が出来たのはちょっと嬉しかった。

 

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今回の敗因はなんと言ってもスポーニングの進行を読めなかったこと。それとスローな釣りにシフトする根拠がなかなか掴めなかったことだろう。ウエイインの状況を見てもプリからネスト、アフターまで様々な魚が持ち込まれていた。自分の魚も完全にプリだと疑っていなかったのだが、小野湖では3mでもスポーニングするらしく、ジグヘッドの釣り(ボトムの釣り)ではプリを選んですることが出来ないことが判明。自分の魚との距離を痛感した試合だった。

<メインタックル>

ロッド:ロードランナー ハイブリッドバキュームHV-660MLS

ライン:DUEL BASSSMOOTH 0.8号+BASSLEADER 8lb

ジグヘッド:エコギア スキップインザシェード 3/32oz 1/0

ルアー:ノリーズ フィリンプ4 1/2

 

最後に画像のオマケ

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革靴が痺れますね。

 


Updated: 2009年5月2日 — 3:10 PM

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