結果から言うと優勝。ということでとても満足している。しかし、自分自身は2バイト1フィッシュ、1500gという内容。パートナーの2450gに助けられたというのが事実なのだ。
大介的な今回のキーは“ピンスポットを決めない”ということだったと思う。この春はとても調子が良く、1500gが出ない日はなく、1800〜1900gといったビッグフィッシュもよく出ていた。しかし、どれも同じ場所で釣れたものはなく、その時のタイミングとしか言いようの無い内容だった。ならば、パターンとして組めるのはルアーだけ。これは一貫してディーパーレンジ1/2ozのスローロールだった。あとは、このスピナーベイトのレンジを強く意識して当日のタックルを組んだ。
具体的にはライトリグはRR600LS+パワーカーボン5lbにスキップインザシェード1/16のパワーバランス。そして、HV601LS+パワーカーボン5lbにエコギア ストレート5のネコリグ。
その他はテキサスのカバー打ちにジャングルスティックライト+T-6 20lbにロッククロー(後にエスケープツイン)など。
そして、メインタックルはお決まりのHB630L+T-5 14lbにディパーレンジ1/2oz。それよりも深いところはRR680H+T-5 14lbにディーパーレンジ3/4oz。そのほかクランクやライトテキサスもサブとして用意した。
朝、数等目でいきなり1500gをキャッチ。これはいつもの釣れ方。この春の私のパターンだった。しかし、この1匹からあとが続かない。これでちょっと焦った私は今から考えると巻くのが早くなっていたような気がする。しかし、その時、その瞬間を感じて移動。それからはバックシートの江木さんが皆釣ってくれたのだが、この春では一匹も釣っていないエリアばかり。“その瞬間を読む”ということは実践出来たと思うが、自分の釣りでは口を使わせるまで行かなく、そこは反省するところ。それでも、エリア選びには間違いは無かったわけで、果たして自分の釣りで対処できたのか?それともエリアを変えるべきか?と、『もし一人だったら・・・』とは考えずにいられないこの日のトーナメントだった。
もし、勝因を挙げるとすれば、当日司会の後藤が言っていたように、バックシートとの連携だったと思う。エリア選びはOK。でも、自分の釣りでは対処できないというのを冷静に受け止めて、なるべくバックシートが釣りが出来、その上で自分の釣りが出来るエリアを後半は選んだし、流すスピードも極力、バックシートのやりやすいようにしたつもりだ。
とにかく、得るものは山盛りの大会だった。ま、これだからトーナメントは止められないのである。