今回のプラは大会4日前の水曜日。マキマキさんとの同船だ。詳しくは過去のFISHING INFORMATIONを見ていただくとして、今回の状況はそれよりも過酷になっていた。
プラの段階でも「今回は冬を引きずっているな。」と言っていたのに、その上の水温低下&強風。どう考えても冬でしょ!ということで、シャローを巻きまくる選手を横目で見ながら、ディープでお地蔵さん状態になっていた。
正確にはお地蔵さんではなく、神主さんかな?メインルアーがジャカブレードなので、縦さばきのリフト&フォール。だから、ロッドはじっとしていなくて、縦に行ったり来たりという一定のリズムだ。
メインのエリアに来て、一投目でキーパーをキャッチ。ルアーはもちろんジャカブレード。サイズはキーパーギリギリだったけど。
ハイブリッドバキューム&PEラインという組み合わせは飛距離も出せるし、遠くでフッキングも決まる。その上、リーダーを太くすることで根ズレの対応も出来る。ドラグをゆっくり使ってのランディングはバラシが軽減するというメリットもある。
その後、バイトが遠退いたが昼くらいについに二匹目。10mくらいのディープでジっとしているような奴をとっても細かいシェイク&ステイ&ずる引きという気の遠くなるような釣り。
普段ならあまりすることのないこの手の釣りだが、どうしても頭の中から“冬”という事が離れないため、こういったことになった。しかし、実際はBFもシャローで釣れていたし、優勝ペアもミドルレンジ(7M)での展開だった。他にもバイトだけという話なら浅いところでも釣れていたようだ。
今回のような1匹で大きく順位が変わるような状況では、先入観にとらわれないでその日の状況にあわせることが何より大切だと思う。その結果一匹しか取れないかもしれないが、その一匹が大切なんですよ。
速い展開の出来る釣り(ジャカブレード)を選んでいながら、新しいところを釣らずに、マイスポットを入りなおすというミスチョイスが今回の敗因だろう。バスフィッシングはまだまだ奥が深い。
トーナメントは相対的な意味で私に自分のポジションを分からせてくれる。相手があっての競技だけれども、戦っているのは自分自身かも知れない。他の選手より沢山釣ろうとか大きいものを釣ればいいという狭い視野に陥ることなく、自分の釣りを遣り通すことが勝利に繋がるのだと思う。そういった意味でトーナメントは私にとって不可欠なものだと思う。
<メインタックル>
NORIES ロードランナーヴォイス HV-610LS
shimano バイオマスター2500S
duel BASS SMOOTH 0.8号+BASS LEADER 8lb
NORIES ジャカブレード 9g(143 レッドタイガー)←これ大事w