菊川釣行 河口レポート

平成27年4月29日(水) 菊川湖(川上ダム)

菊川湖の春爆を求めて何日通ったことだろう。7時前にスロープに到着して、先行者3艇、スロープ前水温は18.6℃。

今日こそは春爆になるかもと淡い期待を込めて段々畑跡へボートを進めます。 天気予報では曇り一時雨ですが、雨の降る気配はありませんが、曇ってはいます。
まだワカサギの遡上が確認されているので、スポーニングよりはフィーディングを意識した魚が多いのではと考え、ローライトなのでマキモノからスタート!

まずは、シャロー側よりスピナーベイト3/8ozを巻いて一流ししますが反応無、一段下への石垣ラインをトレースするために1/2ozに変更して一流ししますが反応無、キツイ濁りが入っているのでもっと強いルアーかと考え、シャロークランクに変えて再度シャローから石垣ラインまで流してみますが反応無、弱ったワカサギも見えましたのでジャークベイトでも流してみますが反応無。

マキモノで食わせるをあきらめたのが10:30頃 この時点で水温19.0度

私の勝手な思い込みですが、バスがスポーニングを目的としてシャローを意識しだすのは目安の水温は19℃と考えています。これはモンスター級は別です。
朝シャローを流した時に、濁りはきついのですが岸際を見える範囲で見たところベットらしきものは確認できませんでした。たぶんこのエリアは菊川湖の中では水温上昇が遅いので、まだベットは作っていないと判断します。ネストの魚を狙って釣るつもりはありません。
狙いとしてはスポーニングを意識してシャローに上がってきてはいるが、シャローをウロウロしてネストに適した場所を探しながら、高カロリーな餌があればついでに捕食してしまうような欲張りなバスです。でも食べるなら動きが遅くて捕食しやすいエビやヨシノボリみたいな底者の魚をイメージしています。

ということで、私もフィーディングからスポーニングを意識したスタイルに変更します。シャローからボトムのゴツゴツやゴリゴリを探しながら水深2.5~3.5mまで(ここから一段落ちて5mぐらいまで段差があります)エッジ部分は他よりも鋭角な引っかかりがありますので、引っかかったらシェイクして回収ですが、バスがシャローに上がってくるルートは2つ(想像ですが…)1つはチャネル跡から、もう一つは傾斜が緩くなったエリア横からと考えていますので、まずはチャネル跡の斜面を下に落とすような感じで斜めに引いてバイトを待ちますが反応無、次に緩い傾斜(上がった側)近くのエッジを引いてみます。
エッジ際でシェイクして、ひっかかりが外れた時に、ワームがフォールせずフワフワした感じ!キタッ!春バス特有のフォール中のワームをそっと咥える感じのヤツや~(すいません、ここからは臨場感優先で書きます)思いっきりスイープして合わせます。ロッドにはグイグイ生命感が伝わってきます。狙い通り!しかも先行していた他のボートが近くで見ています。「オオッ釣れてる!」なんて声も聞こえます。グイグイ下へと潜ろうとしますが、ブラックレーベルFT681LXS(改)の強靭なバットが凌ぎます。CALDIA KIX2506のドラグはいい感じで鳴いています。毎週通っている人は「釣れた」じゃなくて「釣った」なんだよ!主体は魚じゃなくて俺様なんだよ!テンションもどんどん上がっていきますが、50のオジサンなんで外観はクールに無言で無表情で「釣って当然!」って顔でやりとりします。
グイグイグイグイって…なんかちがうだろ!?ひょっとしてヒゲ生えてます?「ハイ、ハエテイマス」ひょっとして5月の空が似合います?「イイエ、ソラハオヨギマセン」 皆さんの期待通りナマズ君です余裕で60です。ネイルボムがきれいに上顎貫通していました。菊川湖のナマズはバスみたいなバイトをしてきます。(岩横にテキサス打ち込むと、陰からダッシュでバイトしてきます)侮れません。
見ていた他のボートからは「チッ」と心の舌打ちが聞こえていますよ~ すみません俺様取り消します。

でも、考えようによってはフィッシュ・イーター達の活性が上がってきたということでしょ?菊川湖特有の昼前から南風が吹き始めました。12時前で水温は20℃になっています。

風はフィーディングのきっかけになりますので、再び巻物ロッドを手にしてスピナーベイト、バイブレーション、ジャークベイト等を投げてみますが反応無。ハードベイトで釣りたいなぁなどと思いつつも、再びジグヘッドに変更

水温も上昇したので、今度は完全にフラット上を狙います。狙いは点在する捨石やステコン跡に絞っていきます。エッジはナマズがきますからね!トレースするラインを変えながらフラット上をくまなく引いて全ての捨石を探るつもりで引きます。
大きめの捨石をズリズリと越えて、スーっとジグヘッドが底に着底してワンアクション目にググッと押さえ込むようなバイト!春バス特有のフォール後のワームをそっと押さえ込む感じのヤツや~!思いっきりスイープして合わせます。狙い通り!やっぱり主体は俺様!先の取り消しは取り消し! でもグイグイグイグイって またかよ5月の清清しい空が似合わないヒゲが生えたヤツです。これも60クラスですがギャラリーもいなかったので速やかにリリース。

すでに時間は14時を回っています。水温は22℃に達しました。南風は吹いたり止んだりといったところです。
ここでデスアダーカーリーに見切りをつけます。私的に春の定番はインチワッキー1/16oz+スワンプクローラーのジグヘッドワッキー!これを今年初めて投入します。使い方はストラクチャーに引っ掻けて細かくシェイク、イメージはストラクチャーについたエビやヨシノボリがゴソゴソしているという感じです。なのでフラット上をズルズル引いて、引っ掻かったらシェイクしてステイ、バイトが無ければ外して、次のストラクチャーを探してズル引くを繰り返します。
繰り返して引いてくると、水深2.5mに連続する大きめの捨石があることがわかりましたので、このポイントを集中的に狙っていきます。捨石の上でシェイクしているとロッドティップに違和感を感じましたので、外すつもりで大きめのスウィープを入れるとググッと生命感が伝わってきます。AIR EDGE 691LSがバットから絞り込まれます。つい辺りを見回すとギャラリーがいるではありませんか!「またナマズかよ」みたいな冷ややかな視線に変わっているような気がします。でもねナマズと違ってトルクに緩急があるんです。グイグイグイグイじゃなくて、グイグイーッ、グイグイーッって感じです(分かって頂けます?)シャローでやりとりするには捨石が心配なので、ディープ側に誘導してランディング。長さはいまいちですがナイスな腹ボテ!ヒレもきれいなのでまさにプリスポーンです。菊川湖としてはまずまずの1400ジャスト。

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「これが菊川湖の俺様じゃ~!」と見せびらかしたい気持ちをグッと抑え、もう50のオジサンなんで無表情を装いつつ自撮りの準備をして、ってまた笑ってねぇ~慣れてないからと言い訳を心の中で呟いて、すぐにリリース。

春パターンだと同じ場所にちがう魚がドンドン入ってくるはず!すぐさま同じポイントにキャスト!今度はフォール中にラインが動いた感じがした。デターーーーッ!!プリバス特有のフォール中のワームをそっと咥えて他のバスがいないところに移動するパターンのヤツや~!
ワームを離さないうちにラインスラックをとってスウィープ!バスも違和感を感じて一気に走りだして11CALDIA2506のドラグが鳴きます。ブラックレーベルFT681LXSと同じライトアクションですがバットパワーが劣るような気がします。上手く沖側に誘導できませんが、なんとかボート際まで寄せて、ランディングネットを準備しながら「さっきのバスよりデカいじゃん!さて自撮りは今度こそ上手に撮らなきゃな、逆光にならないように、ってか他のボート近いし、こっち見てるし、やっぱカッコよくハンドランディングか?」などと考えていると、ネットに入る寸前に最後の突進!よくここでラインブレイクしちゃうんだよなっと思いながらロッドさばきで軽くかわしたつもりが、エッ!ボートの反対側にいってるし、しかも水面に向かってっる!すぐさまロッドを水中に突っ込んでボートの底でラインを擦らないように(ボートから落ちるかと思った)したのもむなしく、私のお尻の方からドバババーンと水音がしてラインのテンションが一気になくなりました。ラインブレイクではなくフックオフだったのが何よりでしたが、振り返るとギャラリーは…明らかに目線そらしたよね!って感じで余所をみてました。ガッカリした様子は微塵も見せず平静を装いながら、ラインチェックして次のキャストをしたのは当然です。大人ですから。はしゃいだりしません。大人ですから…

その後はバイトも無く16:00にストップフィッシングとしました。水温は22.0℃まで上昇しました。
春爆は今週末まで繰り越しです。

河口劇場に御付き合い頂きましてありがとうございました。

ロッド:AIR EDGE 691LS
リール:11CALDIA2506
ライン:フロロ5lb
ジグヘッド:インチワッキー1/16oz
ワーム:スワンプクローラー(スカッパノン)


Updated: 2015年5月13日 — 4:02 PM

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