高梁川釣行 小林レポート

どうも小林です。
今年のGWに岡山県高梁川で開催されたJIN・クニヤスオープントーナメントに参加しました。
高梁川は広島チャプターに参戦していたときに釣行しておりますが、当時は10ftのジョンボートにフロントエレキのみだったため、今回がほぼはじめてのフィールドといっても良いかもしれません。 ということで、今回ははじめてのフィールドでの前日プラと大会についてレポートを書いていこうと思います。
ちなみ今回もスピニングタックルは乗っておらず、ベイトフィネス等も無いいつも通りの遠征です。

釣行準備
アウェーの大会で結果を残すためにまず必要な事は情報収集。
そしてまず最初に調べるのはローカルルール。
禁止エリア、スローエリア、スロープや駐車のマナー他。
そして今回は川なので航路も知る必要があります。この辺りはSNSやネットを使って確実に知っておく必要がありますのでご参考程度に…

次に高梁川について。
この項目に関しては今回は岡山チャプターのリザルトから把握しました。
最近行われた第2戦リザルトを見てみると、驚異の7/41人ウエインで7名全てが1匹という結果でした。
そして過去のこの時期を遡って見ても厳しい感じですが、上位エリアに高確率で旧霞橋・玉島側というエリアが入っています。
おそらくこのエリアは魚影が濃くてスポーニングエリアとなっており、高梁川のクセを知る上でキーポイントとなると推測できます。

前日プラクティス
スタートは7:30で天気は快晴無風、水温は19.8℃で透明度は1m前後。
水の色は緑+茶色系で田んぼからの流入の可能性が推測出来ます。
川=遠賀川の自分にとってはすこし綺麗な川だな、というのが第1印象でした。
あとで聞いた話だと、普段は高梁川はかなりクリアな川なようです。
とりあえずGPSに航路を記録しながら、周辺のボートの動きを見て本命のほぼ最下流にある旧霞橋・玉島側へ向かいます。
そしてサイドスキャンを使いながらマーキングを打ちつつ、等高線マップの作成。
スポーニング絡みの時期は実釣よりも、とにかく魚の動きを計算できる要素を探す事を個人的には重視します。
具体的には周辺で最も水深のある越冬場となりそうな場所、そして越冬場周辺にも絡みつつもシャローとも接点のある地形変化とそこにある岩やオダといったカバー、そしてスポーニング場となりそうな浅くて流れの緩やか場所等。
そこからある程度魚の動きが読めそうであれば、あとはシーズナルを前後させながら試合で釣っていくだけなので、それ以外の選択を出来るだけ排除してやり切れるようなプラクティスを進めます。 今回は等高線マップを作るのがプラクティス終了後なので、その時に当日の釣りを再検討する事としました。
その後は本命エリアのシーズナルのチェックを見ていく事に。

11289920_1596860660572923_415286952_n

魚探掛けをしていると水温は20.5℃まで上昇。
ちょうど満月の大潮初日という事もあり、まずはネストを探してシーズナルの進行を探っていく事にしました。
ということで最下流域のインサイド側シャローからサイトをしつつ、スイムベイトも同時にキャストして広範囲から魚の様子をチェックしていきます。 しかし透明度が低くてなかなか水中が見づらい上に、見渡せるエリアであってもネストはありません。
次に最下流のアウト側もチェックしていく事にしました。
この時はネストがありそうな水深のラインのすこし沖側をエレキで通り、ネストについているバスをボトムまで見える岸際に回避させて見つける手段を使いました。 すると、本命エリアの旧霞橋・玉島側アウトサイドのリップラップでネストらしきバスを発見。
サイズはジャストキーパー程でしたがこの状況下では貴重であり、何よりも一段下にいるであろうメスの魚も射程圏内に入りました。 ネストを釣ったあとも、魚影の濃いであろう同エリアで釣りを展開できるので、かなりラッキーな場所でネストを見つける事ができました。 この時点で昼前(水温21.9℃)ですが、すでに明日のプランは決定。
ということでその後は最上流域や類似するようなアウトサイドのリップラップをチェックしていきました。
基本はインサイドがスポーニング場となることが多いですが、普段より流量が少ないことや、全域田んぼからの影響受けているの可能性も推測出来ました。

最上流は水温21.0でプリの魚が付きそうな比較的流れのユルい大岩絡みと、回復系が釣れそうなベイトを追い込める強いカレント周辺のカレントの変化を釣り分けるも全く反応無し。 次にインサイドにある遠浅なクリークを見つけたので、ネストのチェックも含めて行けるところまで入りました。
チャプターの過去上位パターンでも、おそらくこのエリアであろう場所でのサイトフィッシングがありましたが、今回は全く見当たりませんでした。
ここでスポーニングの進行は思ったよりも遅いのでは?と考え、昼過ぎの水温のピークも考慮して上がって来るときに見つけていた水温の高いリップラップを流していく事にしました。 途中で今回山口から同行した小方氏と遭遇し、すれ違った直後にラトリンログADRBに見事なプリスポーンのメスバスをキャッチ。 とりあえず遠征1匹目の高梁バスでした。

11272252_1596860670572922_1635822894_n

 

最下流本命エリアからこのエリアまでは、航路がハッキリ分からない点も踏まえると少々時間がかかるのですが、水温21.9℃と高くてイメージ通りの釣れ方だったので、シーズナルの状況を判断できる良い魚をキャッチする事が出来ました。 自分が下流をメインにする事を聞いたノーバイトの小方氏も(笑)、明日は安心して試合に臨めそうでした(爆)

試合当日
水温21.1℃と昨日より上昇、フライト後はなんの迷いもなく最下流へ直行しました。
しかしアサリ漁の漁船がいたので大きく迂回し、航路が分からないので仕方なくさらに迂回する事に…
これにより完全に遅れをとってしまい、本命エリア到着時にはすでに多くの選手が浮いていました。
しかも昨日見つけていたネスト周辺にはすでに先行者が浮いており、仕方なく周辺のシャローカバーからチェック。
満月の夜にフィーディングをするのかは不明ですが(笑)、朝のシャローカバーは定跡です。
そこである程度時間を潰していると、目的のネストのあった場所が空いたので入る事に。
先行者はライトリグで20m程のストレッチを往復していたので、恐らくネストが確実にあると知らなかったのだと推測。
もちろんバスは気づいていて口を使っていない訳なので、ラトリンログADRBを下向きにジャークする先行者がしないようなアクションからチェックしてみました。 すると本命場所で一投目からネストらしき魚をキャッチ。
昨日見たとおりのキーパーサイズでした。
その後はその周辺や、昨夜作成した等高線マップからプリ〜ネストの釣りを展開。
続きそうにないので、個人的に好きな10時前後のタイミングに合わせて昨日釣れた上流のリップラップまで移動。
しかしながら先行者が横の釣りをしている様子だったので、再び下って本命エリアで勝負する事としました。
そして、朝ネストを釣った付近のちょうど一段下で半プリらしき魚をキャッチする事に成功。
朝ももちろん狙ってましたが、水温が低いためか釣る事が出来ませんでした。
ルアーがフットボールラバージグではなくフラグラブのフットボールジグヘットだったのが良かったのかもしれません。
しかしその後は続かずに終了。

帰着後の会場はにぎやで、思ったよりウエインバックを持ってる選手が予想より多く、ちょっと期待した私のテンションは下がりまくり… なにやらあの小方氏もデカいの持ってる様子。

そしていよいよ順位発表がスタートし、自分は16g差で表彰台を逃して6位フィニッシュ。
そして同行者である小方氏はビッグフィッシュ賞+2位入賞。

11101540_1596860643906258_131581496_n
小方氏のエリアは、昨日目の前で自分が釣ったエリアの少し上流で、ちょっとやられた気分がしました。。
でも、お立ち台で2本釣っていたのは優勝した選手のみで、あとの4人は全て1本。
ウイニングパターンは先日のクリアな時に見つけていたネストのブラインド、遠征組の自分には不可能な釣りでした。
年間順位等も特にないので悔しいですが、ある程度想定内の魚を2本持ち込んでいるので、アウェーでも内容的には負けてないと思えた一戦でした。


Updated: 2015年5月23日 — 4:28 PM

3 Comments

Add a Comment
  1. アウェーの試合 お疲れ様でした。
    様々なシチュエーションで経験を積んで、データを集めて、釣行日誌をつけている小林君がPBT下剋上の先陣を切ってくれるものと期待しています。
    初代「下剋上宣言」のユウタン(仮)は事情によりノンボに転向してしまったので、小林君が2代目です。

    1. 了解しました!
      初戦はハズしたので残り4戦で無かった事にします(笑)

  2. around40世代は手強いですよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

POT BERRY TOURNAMENT © since 2009