PBT 第1戦 5月24日 河口レポート

2015年5月24日(日) PBT第1戦(小野湖:宇部市)

いよいよ2015PBTシリーズ戦の開幕です。
小野湖解禁から既にCAST杯№1№2とPBTclassicと計3戦を小野湖で試合してきましたが、いづれの試合も良い結果が出せずにいました。自分の考えている季節の進行と実際の進行がズレていること、試合中にそのズレを修正できないことがその原因と考えています。
試合開始前までは、先週のCAST杯の結果(大会当日は大潮で、上位入賞者はすべてシャローで良型を揃えている)を踏まえて、1週間後の状態であれば、ウェイトが稼げるのはアフターから回復したバスが回遊し始めているので、回遊ルートになるであろう中流域から下流域の本湖側ストレッチをスローに巻いてアフターから回復したバスを釣って下り、最終的には爆気周囲で入替をするという緩いプランを立てていました。ちなみに優勝するならウェイトは5000以上、上位なら4500以上必要だと想定していました。

試合開始前のペア抽選でPBT初参戦の村田君とペアになることと2番フライトが決まりましたので、本日のプランを説明して、了解をもらって下流にバウを向けました。1番フライトのガッツ・クマ太郎ペアは5分前に下流を目指してスタートしています。続々と後続のペアが下流を目指してきます。
一番目と二番目の間のストレッチから、私はフットボール(1/4oz)+スプーンテールシャッド(4.5)やマッドペッパーマグナム(20lbライン)で水深1.5m~3.5mラインをスローに探り、バックシートの村田君にテキサス・リグでフォローを入れてもらうという流れで、ガッツストレッチの手前まで流してみますが、何の反応もありません。なんの手応えのないままダラダラと釣り下るよりは、中流域のバスのポジションを早めに確認しておいた方が、今後の戦略を立て直しやすくなると考、。ならばまだシャローにバスが残っているかもしれないと考えて、各ワンドのスポーニングエリアとなるポイントを回ってみますが反応がありません。最後にCAST杯でウィニング・エリアとなった1番目のシャローエリアを打ってみようかと戻って来ると、既に田中・上妻ペアが張り付いていました。

ここで村田君に「これから下流に下っても他のペアが主だったポイントを叩いているし、エリアをシェアしながらの釣りになる。太田川筋でもバスは釣れているので、太田川の水質が回復しているのであれば、これから向かっても勝てるチャンスはある。ギャンブルになるけど行ってみる?」と提案すると快く承諾してもらったので、一気に太田川筋に向かいます。この時点で8:30頃。

太田川筋に入ると(22℃)濁ってはいますが、色としては釣れない感じではないが、水面に沫が残るエリアと残らないエリアがあるようです。まずは、水産試験場前のゴロタエリア(ここは沫が残らない)から流し始め、砂地シャローエリアまで流してみますがベイトの魚探反応はゴージャスですがバスからの反応がありません。ここでの分担は、私はチャター(3/8oz)+スプーンテールシャッド(4.5)でチャネルのエッジからフラット上まで流し、シャローの冠水ブッシュ周りではフロッグでアフター回復でベイトを意識しているバスを探し、村田君はシャローカバーからテキサス・リグを打っていき半プリからアフター回復のメスバスを狙っていきます。
そろそろ9:00になります。私の経験では小野湖ではプリスポーンの時期では9:00頃までが食いが立つ時間帯で、アフターになってくると9:00~11:00までが食いが立つ時間帯だと感じています。ということを村田君にも話していて9:00~11:00でリミット・メイクしたいと言っていた矢先に、シャローカバーから1m離れたところ(村田談)で推定800gの痩せたバスがバイト、そして私がランディング!でもこれはネストを守っていたオスの可能性がある。やばいプライベートならすぐリリースすべき魚です。しかし試合中で、現在ノーフィッシュ迷いながらもキープして「これは絶対入れ替えてリリースしよう」
そして、チャネル沿いに流してシャローカバーを打っていくとチャネル際(ここはブッシュとチャネルが近接)で今度は推定1200~1300gの比較的コンディションの良いバスがバイト、そして私がランディング!

リミット・メイクまであと1本となり、太田川の水質が回復しているのか?ということで島へ移動してみますが生命感すら感じません。ならばもっと上流はどうかということで、製材所前まで移動してインサイドのブレイク、アウトサイドの岬を攻めてみますがギルのバイトすらありません。更に上流に上がっていくにはバッテリーの残量が気になりますし、水質回復の要素がありませんので、橋の上流側岩盤のストレッチを打ちながら下って行きますが、相変わらず何の反応もありません。ここでの結論は、太田川筋の水質は回復していない。試験場前は川筋が違うので太田川の代掻き水の影響を受けていないといことです。

ならば、先ほど流していない試験場前の橋から上流側を打ってみよう(村田君のオカッパリ得意エリアだそうです)ということになり、試験場前に向かいます(10:30頃)が橋手前のシャローエリアに1艇浮いています。中崎・REIRAペアです。ヘロヘロになったエレキに鞭打って、我先に橋をくぐります(あとで大人たちから「大人げない!」と叱責をうけました)試験場前のスロープを過ぎたシャローに村田君がテキサス・リグを打ちます。推定1500gのバスがバイト(バイトは明確にはでないのでラインの動きで合わせているそうです)「来たーッ!」、そして私がランディング!タイム・スケジュール通りにリミット・メイク達成です。
しかし私のテキサス・リグと何が違うのか?村田君にシンカーのウェイトとワームを聞くと「シンカーは10g、ワームはエバーグリーンのダブルモーション3.8です。カラーは昨日悩んで買ったクリスマスクローです。ダブルモーション最高です!」なるほど!では私もダブルモーション3.8(スカッパノンBL)に変更しましょう。ってリグってる間に「来ましたーッ!!!!」ロッドがこれまでとは違う曲がりを見せてます。「ゆっくりでいいよ!大事にいこう」と声をかけて私がランディング!「ヤッター!やりました。最高です!」村田君の雄叫びが響きます(「ここ最近こんなに喜びを素直に表現したことないなぁ」などと感慨深げに見ていました)バスは推定1500gのグッドコンディションです。
ようやくオス疑惑が残るバスを入替が出来て一安心。その後バイトが遠のいたので釣り下りながらゴロタエリアを再度チェックしますが、代掻き水の影響を受けているのか沈黙したままです。再度橋を越えて入り直しますが、今度は洗剤臭のような異臭が漂い始めています。なんだかこのエリアの水質も悪くなってきたようです。バッテリー残量も心配なので下ろうということになり、途中で寄り道はしましたが大田川と厚東川とのインターセクションまで戻ってきました。(13:00頃)

最後に一勝負かけられる場所で、残り少ないバッテリーで行けて時間内に戻って来られる場所で、代掻き水の影響を受けない場所、ということで厚東川入口の小さな凹み(上流に向かって右側)と石垣の立木(左側)とサンシャイン・ワンドの3か所を候補に挙げて村田君に提案しましたが、ほぼ私の独断で厚東川筋に突入、小さな凹みでは何も反応が無く、石垣の立木に向かい、一応大体の地形と狙うべき場所を説明して、ワンド入口から攻めていきます。反応が無いので本命の立木の深い側へネイルボム3/32oz+デアスアダーカーリー(スカッパノン)をキャスト!期待したフォール中のバイトは無く着底、アクションさせようとラインにテンションをかけると「グッ」と根がかりしたような重みがロッドに伝わってきますが、更にテンションをかけると「ググッ」と生命感が伝わってきます。再度強めの合わせを入れて立木(石垣)から離れるように誘導して、魚体が見えると結構いいサイズでコンディションも良さそうです。村田君にランディングしてもらったバスは本日のベストサイズなので、推定1200~1300をリリース。ようやく私の釣った魚がライブウェルに入りました。

エリアの変更を決めた時には、2013年の第3戦でGUTSさんが大きくエリア変更して優勝したシーンがフラッシュバックしました。狙い通りのアフター回復の魚を揃えられて、目標ウェイト4500以上(もちろん5000ならベスト)、3本の中に自分の魚も入りましたし、今年の試合のの中ではベストの展開でした。村田君のテキサス・リグが爆発しなければ今回の入賞はあり得ませんでした。バックシートが活躍して、ボーターとしても結果に貢献できましたので非常に満足しています。でもお立ち台にはまだ上がありますので、これからも優勝狙って勝負していきます。

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ロッド:DAIWA FT681LXS(改)
リール:DAIWA 11CALDIA2506
ライン:SEAGUAR FLUORO MEISTER 5lb
ジグヘッド:DECOY NAIL BOMB 3/32oz #1/0
ワーム:DEPS DEATHADDER CURLY (SCUPPERNONG)

村田君のタックルはシンカーとワーム(本文中)しかわかりません
試合中の写真はありません


Updated: 2015年5月27日 — 10:25 PM

1 Comment

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  1. 上位で4500以上とはかなりのハイウエイトを予想していたのですね!
    私は4キロ釣れば表彰台かと思ってました(笑)

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