PBT第3戦 7月12日 河口レポート 

7月12日(日)PBT第3戦(弥栄湖)

オーラと加齢臭とナイスミドルの魅力を振りまく河口です。
苦手な弥栄湖ということで、プラクティスには計3回入りましたが、「このエリアなら確実に勝てる」という感触も得られないまま当日を迎えました。
プラクティスでは、美和筋の水質によりラインとリールが汚くなり、ストレスが溜まるので試合当日のエリアとしては消去、小瀬川筋は水の色の良い所もありましたが、全体的に生命感がなく、上流部はオカッパリが陣取っていましたので試合当日のエリアとしては消去、本湖はデカバスのスクールもあり、1本ですが8mから10mに落ちるブレイクのエッジでかけることが出来ましたが、スクールしているバスを反応させることもできず、ディープは再現性がなく、唯一コバスとギルを大量にストックしている場所を確認できましたので、試合当日はギルやコバスをベイトとするデカバスとギルやコバスがエサにしているであろう甲殻類や小魚を狙ってくるキロクラスをかけられれば良いかな?ぐらいのプランで試合に臨みました。

試合当日の抽選会でペアになったのは、PBT初参戦のEXILE系のイケメンアングラー永松宏平選手です。福岡県在住で遠賀川がホームですが、山口県のフィールドも好きになってCAST主催のトーナメントにも参戦していて、出場すれば必ずバスを釣ってくる頼れるパートナーです。

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弥栄湖は3年ぶり2回目ということで、プランはボーターにお任せということでしたので、予定通りブイを超えて本命エリアに到着しましたが、昨日のようなボイルが見られません。しかしコバスやギルの姿は水面近くに確認できましたし、6mボトムから少し浮いた感じで魚探に反応も出ていますので、これだけ生命感があればタイミングが合えばイイサイズのバスも釣れるのではないか?という期待を込めてメタルバイブを投入してリアクションでのバイトを待ちます。投入してすぐに反応がありフッキングして巻き上げるとノンキーパー!ならば少しスローにしてコバスが食わないであろうサイズの”デカパイ”ことPine Shrimp4.5″の7gテキサスを投入して、丁寧にオダをかわしながらバイトを待つこと数投で反応がありフッキングすると先ほどよりは少し大きめのバスが上がってきました。念のためにキーパースケールに載せてみると僅か数ミリ足りませんのでリリース。

生命感はあるのですがデカバスのスクールも見ることがなかったので、エリアを変更しようということでダムサイト進入禁止ブイの右横のワンドに直行!最奥にはインレットもあり、インレット横のブッシュにはベイトの小魚もチョロチョロしていて雰囲気があります。私はデカパイ・テキサスでブッシュを打っていき、永松選手はフロッグ(SPINTAIL FROG:O.S.P)をインレットの最奥に向かってキャストします。インレット最奥で「バッシュ!」と水音がしたかな?と見た瞬間「来ました!」と永松選手のロッドが弧を描き、バスが浮きゴミの上を滑ってきます。バスをいなしながらフッキングを確実にしていきます。(この方相当フロッグをやりこんでます。ランディングするまでの一連の流れはフロッグに慣れた方そのものでした)待望のファースト・フィッシュです。二人でガッチリ握手を交わして、喜びを分かち合ったのは言うまでもありません。
このエリアでも回遊しているデカバスを見かけましたが、ラインを嫌がって逃げるばかりです。永松選手のネコリグ(ANO STRAIGHT:BOREAS)に一度バイトがありましたが、その後は無反応でコバスさえ釣れません。

笹ヶ谷方向にボートを流して行き、途中でバスの姿を見かけますがすぐに逃げてしまいます。何の反応も得られないまま時間だけが過ぎて行き、10時前頃に最初のエリアに入り直しました。相変わらずの状況でしたが、魚探に映る映像もいい感じでしたので「ボトムからちょっと浮いて映っているのはギルだから、このギルを狙ってデカバスが来てるといいね」なんて言いながらメタルバイブを落としてシャクっているとグッと押さえ込むようなバイトがあり、フッキングすると明らかにこれまでより重い引きです。ついに私も仕事をさせてもらえたと喜びながら巻き上げていくと妙に白っぽい姿があがってきました。ダブルフックがきれいに口がかりしたヘラブナでした。バスなら絶対キーパーなのに…
しかし、ギルと思っていた反応がヘラブナとはがっかりです。これではギル・パターンが成立しません。大きくエリアを変えてみましょうといことで、ブイを超えて岩盤エリアを巡っていきますが反応がありません。曝気装置の流れがあたる岬とワンドも打っていきますが、反応がありません。優勝した田中選手のウイニング・エリアも打っていますが、見えバスに翻弄されて狙っているレンジが浅すぎたのでしょう。
本湖はほぼ回りきり、対岸スロープには一般の人が張り付いていましたので旧スロープ跡も打ってみましたが反応が無く、スロープ前のフラットに移動したのが12時を越えていました。フラットのエッジにはベイトの反応がありますが、バイトがありません。

唯一プラクティスでデカバスをかけたパターンにすがる思いで、レンタルボート事務所裏の大岩が沈んでいるワンドの岬の8~9mのハンプから10mに落ちるエッジをメタルバイブやテキサスで狙ってみますが反応がなく、まぁバスが回ってくるまで待ってみるかなどと考えていると、永松選手がビックベイト(GANTAREL:JACKALL)を大岩に向かって投げています。私としてはビックベイトの釣りは魅力を感じてはいますが、手を出していないジャンルの釣りでしたので興味を持って見ていると、永松選手が大きくロッドを合わせながら「よーし!キタッ!デカイ!」と気合の入った雄叫びをあげました。慎重にやりとりしつつも力強くラインを巻き取っていきます。ボート際でロッドがバットから大きく曲がるほどの突っ込みを見せますが、ジッと耐えてようやくバスが浮いてきます。「デカイ!ヤッター!ヨーシッ!」喚起の雄叫びが高架にに反響して響き渡ります。ヨシお立ち台が見えてきた!ビッグフィッシュ賞も獲ったかも!苦手な弥栄湖で高ポイント獲得!ありがとう永松選手!!!ヘラ臭い手とバス臭い手ががっちりと握手して喜びを分かち合い、ここまで来たらリミットメイクして優勝を狙おうと時間いっぱいまであがき続けましたが、2本で終了となりました。
結果は860g差で2位、ビッグフィッシュ賞まで田中選手に持っていかれてしまい、私の不甲斐ない結果のせいで永松選手には申し訳ないことをしました。でもペア戦のいいところでもあるので許してください。トップとビッグベイトの釣りを間近で見れてエキサイティングな一日でした。永松選手ほんとうにありがとうございました。GANTARELをきっかけに新たなジャンルにもチャレンジしてみようと思います。

釣ってませんが一応タックルデータは記載しておきます

ロッド:KC-66M(DAIKO)
リール:TD-Z(DAIWA)
ライン:Quickshot 12lb(DUEL)
ルアー:ナブラショット16g(REALMETHOD)

ロッド:AIREDGE 6101MHB(DAIWA)
リール:TD-Z(DAIWA)
ライン:SEAGUAR FLUORO MEISTER 16lb(KUREHA)
ルアー:Pine Shrimp4.5 (JACKALL)
シンカー:7g
フック:DREAMHOOK3(DECOY)


Updated: 2015年7月15日 — 6:13 AM

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