PBT第四戦 8月9日 田中レポート

今回の優勝はとても意味あるものとなりました。結果はもちろんですが、今年のPBTは十分なプラをすることが出来ず、基本的に自分の応用力で勝負すると思っていたからです。
思い返せばJBの時代も、地元の大会などはプラなしで挑んでいたのですが、プラのようなテンポで釣りをする方が結果が出るのは自分のスタイルかもしれません。

といっても、今回もたくさんの援助あっての結果。特にウクレレ、河口さんからは貴重な情報を貰っています。ポジション的に敵に塩を送るのは、なかなか出来ることではないと思いますが、とても感謝しています。

大会においてのキーとなることは、タックルやタクティクスなど様々なんですが、自分のブログやスポンサーのHPなどに掲載されていくと思いますので、ここでは大会のエリアセレクトについて書いていこうと思います。

最初に実はここがキーだったのではないかと思うことがあります。それは優勝を意識してなかったということです。具体的には、勝てるウエイトを目指すのではなく、自分が出せるウエイトを目指すということ。今回は優勝は4800gと想定し、3位は4000g前後と考えました。そこで、私としては4000gを釣って3位を目指し、最終戦につなげるというプランでした。

 

ウクレレ、河口さんの両名から得た情報はいろいろあるんですが、自分の中では、減水傾向の時の川ほど怖いものはないという経験をしているので、基本的にディープで勝負すると思っていました。しかし、どうやらそれも日替わりメニューのようで、なんだか不安定だと感じました。恐らくベイトや、サーモクラインの関係かなと思いますが、その原因を探る時間も無いので、まずは簡単な釣りからやってみることにしました。

ということで、当日のプランは、①土砂くずれに入って季節感を感じてみる。②日が高くなったらシェードと中心とした岩盤をランガンする。③とりあえず水温が安定する湧き水やインレットはチェック くらいの緩いプランでスタートしました。ちなみにフライトは最終の14番目(笑)

一番フライトは、拓神艇。これは間違いなく厚東組。他の人見ていると・・・太田が2艇、厚東が5艇、下流が6艇となった。下流はエリアがある程度限られてくるのもあって、最終フライトだとエリアをシェアする形になるので、太田&厚東をセレクトしました。もう一つ川をセレクトした理由は、当日ペアになった永松くんのホームが遠賀川ということもあり、川の釣りの方頑張れるのではないかと思ったのです。案外ディープの釣り(10m以深)は経験の乏しい人も多く、ノーカンジになると今の時期はかなり厳しいですから。

ということで、まずは太田へ・・・と思ったら、なんだか小林/モンモン艇の行き先がかぶっている気が。それに、その前を行く嶺山/菊艇も。土砂くずれは釣れてない情報が流れていたので、ノーマークだと思っていたんですが、朝から3艇のシェアは厳しいと判断。近場をチョコチョコっとやって厚東へバウを向けた。(太田は水が良くないのと、ベイトがショアラインに寄ってないのが気になりました。)

厚東に向かいながら、減水で水の流れが普段と違っていることを期待し、普段はあまりやらない場所にも時間を掛けて狙って見ます。ここのキーは水通し。しかし、ノーバイト。水温も高くどう考えてもシェードと水通しは大事だと思うんだけどなぁ・・・と、王道の橋脚にアプローチ。ファーストキャストでバイトを得るもミス。ハッスンが丸まって帰ってきたので、魚が小さいと思った。「こりゃ、小さいのかな?」なんて話しながら、数投すると新たなバイト。「まあまあのサイズだね~。」なんて、余裕をもってランディングすると予想よりデカい???測ってみると1600g。「おお?4000g(目標)だとあと1200X2だ。これは楽な展開だ!」と思い、一気に気が楽になりました。しかも、水通し&シェードという展開で駒が動いているわけですから。

厚東の上流をみると、4艇ほど遠くに見えます。ならば、それまでのエリアで岩盤をチェックしてみるかと、橋のちょい上の岩盤を狙います。岩盤といっても岩盤そのものではなく、沖までハードボトムが広がっている場所。つまり、水通し。しつこいけどこれ大事。

ハードボトムの釣りはいろいろあるけど、今回はブロトロをセレクト。

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これをスローロールして、たまに岩とか当てて、カーブフォールすると。実はこの釣り、坂田くんと釣り方がモロかぶりだったのが当日発覚。坂田君は3位入賞ということで、バスってパターンの魚だと改めて感じました。

そして、数投で1700gをキャッチ!「およ?2匹で3300?これ4000が見えてきた!」そして、その数十分後に1400gを。もう時合のようなもので一気にリミットを揃えました。これで約4700g。3位どころか優勝も見えてきたかも?

と、欲が出てきました。まあ、そうなると続かないのがお約束(笑)

そこで、厚東の上流まで見に行きますが、自分には手におえない感じ。じっくり腰を据えてやれば違うのかと思いましたが、もっと絞り込むには、明確な理由が必要です。それでもう一つのキーが4mの水深が必要だということ。実際食ているのはいろいろあると思いますが、4mを有しているハードボトムというのが大事だと。それにベイト。その条件を満たす場所でさらにキャッチするも1000gちょいで入れ替えならず。

それから橋脚で、永松くんがクランクで釣るもこれまた入れ替えならず。

でも、ハードルアーの釣りもあると少し迷いましたが、自分はこの釣りで通し、ハードルアーは永松君に任せて分業していきました。

その後は、いろんな可能性を求めて移動を繰り返しましたが、結局ノーバイトでした。

まあ、移動中も水温や水質を見ながら、ライブウエルの魚に負荷にならないように10~15分おきにチェックしていました。とにかくライブウエルの子たちが気になって、集中しきれなかったのはありますね。この時期のバスは本当に一瞬で弱るので、とにかくチェックすることが肝心ですから。

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そして、優勝!!

予想に反して、3位で3kgとローウエイトになりましたが、恐らくデッドが無ければ、予想くらいのウエイトだったと思います。

今回釣ったバスたちも、釣られキズのある子たちばかりでした。バスは貴重な資源であり、好敵手という仲間として扱ってあげたいと思います。自分が出来る事を怠ることなく、貪欲に向き合っていきたいと思います。

最後に、パートナーの永松君ありがとう!そして、写真の気遣いありがとう(爆笑)


Updated: 2015年8月12日 — 11:00 PM

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