どうも小林です。
今回の第4戦を終えて実質の順位は6位となり、なにかと冒険してるわりにはぼちぼちの順位をキープしております。
プラクティス
今回は3日間プラに入り、全体的に雰囲気を掴む程度のプラクティスでした。
内容に全く関係ないですが、3日間とも自分より若い3名のアングラーと同船しており、羨ましいなぁ~なんて思ったりしました(笑) ちなみに自分が現在21歳で、ボーターでは最年少です。
話は逸れましたが、自分が今回のプラで感じたのは以下の通りです。
・大田筋
上流から流れてくる水の水温が高く、流域面積に対しての流量が乏しい状態でした。
とくに消防スロープより上はアオコがひどく、見えバスもほとんどいない状況でした。
また、チャネルラインアウトサイドにある有望なストラクチャーの変化にカバーが絡むエリア(島や土砂崩れ跡など)も魚影が薄く、風が上流側から強く吹き付けるタイミングでも良いウエイトでメイク出来る自信はありませんでした。 唯一の可能性はプラで入れない朝イチといったところでしょうか。
・厚東筋
上流域は比較的クリアでボディに対して-3℃ほどと大田より低く、多数の見えバスやベイトがいる状況でした。
バスのサイズは800~1200ほどが多く、1500~1800クラスが単発で泳いでいる状況でした。
ベイトが何かよく観察してみるとまず10cm以下のギルやハヤ系の魚が泳いでおり、エビ・ゴリ等が岩についていて、虫などもオーバーハングから落ちてくる状態でした。 サイトでの魚はピクピクや虫には反応せず、スモラバへも反応しません。
しかしペンシルベイトに対しては過剰に反応したので、フラッシング系のピンテールのダウンショットを投入してみると一撃でバイト。 その後も同じパターンで連発したので、上流域のバスのメインベイトは3~4インチほどのハヤ系の魚だと確信できました。
釣り方は基本的に岩などの横を上記のリグでロールさせながらスローにスイミング、予想ウエイトは3キロは確実といったところ。
また、減水の影響で中流域の「チャネル隣接のストラクチャーの変化に絡むカバー」にもバスが定期的に供給される状態でした。
これらのバスは基本的にサイズが1200~2000で、ミノーシェイプのプラグやワーム単体のリグよりもラバージグやクランクベイトといったファットなシルエットに反応が良く、10cm前後のギルも多かったことからメインベイトはギルだと考えていました。 そのため上記のカバーの中でも、エビ・ゴリ系をストックしやすい硬いモノが部分的に密集している場所がよく、それについているギルをバスが捕食していると感じました。 また、ルアーのカラーは黒系のシルエットがハッキリするものがキーで、ギルバイトが圧倒的に多かったことからも膨張色より水質的に見やすい状態だと認識していました。 水の色は一見アオコ系の緑色のみに見えたのですが、厚東特有の白濁りが混ざっていることによってチャート等の膨張色が見えにくかったのかもしれません。
・中流下流
こちらは例年通りのディープが優勢で、ベイトについているバスは1800クラスまでキャッチ出来る状況でした。
しかし、ベイトがいてもバスからのバイトはかなり遠く、ハイリスクハイリターンな釣りとなることは確実でした。
バイトがあるタイミングは10時半以降の風が長い時間吹いているタイミングに集中しており、ベイトの映り方が変わった時はチャンスでした。 釣り方はとにかくベイトのレンジにルアーを入れていくことで、ベイトが浮いている場合はスイミング等でレンジを変えていくとバイトしてくる感じでした。 中流域ではアウトサイド側にあるストラクチャーの変化が多く、ベイトが多く集まるために選手も多く浮いていました。
その中でも特に良いエリアは、ストラクチャーの変化がワンド入口よりもボディ側に張り出している場所でした。
そして下流域は曝気装置が動いていなかったので、外した時の他のエリアへのフォローが出来ないことから今回の選択肢にはありませんでした。 有望なエリアはベイトのストックの多いガッツストレッチ>山大ワンド>第1ワンドの上流岬>その他のアウトサイド側にあるワンドの入口、となりました。
試合当日
抽選の結果フライトは最後から2番目、ペアは第1戦の小野湖戦と同じ森本選手となりました。
PBTは不思議なもので、ペアになった事がない選手が大多数なのに同じ選手と組む事が何度もあります(笑)
そしてフライトまでの間にメインとしていた厚東のパターンを伝えてフライトに備えました。
しかし、フライトが始まって予定より多くの選手が厚東に向かった為、この状態では釣っても面白くないと(笑)、森本選手に断りを得て急遽大田筋に向かいました。 実は第一戦の小野湖も同じ展開で、前週のキャスト杯で良い感触をつかんでいた小方ワンドを捨てて、あえて厚東に挑戦して撃沈しています。。
最初に選んだエリアはチャネルラインアウトサイドに土砂崩れによる地形変化とカバーが絡んだ定番エリア。
アフタースポーン〜サマーパターンの状況下では、クルーズする魚が定期的にチャネルより供給されるエリアなのですが、今回は食わせ方がわからずに1時間も粘らずに下りました。
減水傾向の状況下で、比較的大田筋の下流域にあるこのエリアで釣る事が出来ないという事は、釣る事の出来る魚がコンタクトするエリアは土砂崩れより下流だと判断したからです。 しかしながら良いエリアを見つける事が出来ず、厚東の選択をなくしたので必然的に中流に向かいました。
個人的にはガッツストレッチと呼ばれるエリアが第一希望でしたが、プラでバッティングしていた浜崎選手が朝から入っている模様でした。 しかしながら第二希望の山大ワンド空いており、ベイトの反応もあったのでこのエリアでしばらく釣ろうと思いました。
釣りをしながら長時間魚探をみていると、違うベイトが何パターンか写る事がわかりましたが、とにかくバスからのバイトが遠く11:00を過ぎてもノーフィッシュの状態でした。 とにかくあらゆるルアーを投げ続け、ようやくウォーターメロンのフットボールにバスらしきバイトが2回あるもののスッポ抜け。
ライトリグはシャッドテール系にやたらギルバイトが集中しますが、とにかくバスからのバイトが皆無でした。
アワセなくてもギルがオフセットごと飲み込んでしまうので、それを回避しようと使っていたワームを大きくすべくレッグワームからビビッドテールにチェンジし、カラーをバイトのあったウォーターメロンにしてみました。 すると3時間沈黙だった状況下ですぐに1800gのビッグフィッシュをキャッチ。
残り2時間半あったのでその後も続くのかと思いましたが、結局その一匹で帰着となりました。
終わってみると浜崎選手以外の下流の選手はあまり釣れておらず、やはり厚東で良い魚が釣れているという結果でした。
大会2日前は中下流域でかなり良い釣りが出来ていたようですが、それはおそらく台風による影響と推測しているので、大会中はその反動で厳しい状態になったと考えています。 第3戦の弥栄戦でも同様な状況下で開催されており、前日プラとのギャップに苦戦した苦い思い出がよみがえりました。
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