PBT2016 第一戦 5月8日 河口レポート

家庭の事情によりG.W期間中は全くpracticeに入ることができず、5/7(土)に漸くpracticeに入ることが出来ました。
同船者はclassic championの須藤選手です。個人戦であれば、出場者と同船practiceをするこはありませんが、須藤選手はノンボーターということもあり同船いたしました。
お互いclassicには出場し、同じ中・下流エリアを選択していましたので、Classic以降の季節の進行状況を確認し、状況次第では試合当日別エリアの選択も視野に入れながらのpracticeとしました。
プラクティスの結果で言えば、Classicで手応えのあったエリアにバスを確認することはできず、スポーニング・エリアと言われるシャローにもバスの姿を確認できず。しかしながら、水の動きがある場所(インレットや本湖に面した岬等)で1200までの魚はキャッチすることができました。
また他のアングラーから「下流エリアはマキモノ( スピナーベイトやクランク)で水深3〜6mの3〜4mで1000〜2000の魚を複数匹キャッチした」との情報を入手。
そして菊元プロのブログより「グラスリッパー+ヘッドシェイカー」やチャターベイトで良型をキャッチしてるとの情報を掴みました。実釣結果及びこれらの情報から導き出されるのは「アフタースポーニングから回復しはじめたバスが口を使う!」ただし、フィーディング絡みなので、大きいサイズはタイミング次第というところでしょうか。エリアは下流全域でマキモノをベースにして攻略していく考えでまとまりました。
(まぁ、あとあと大変な読み違えだったのは言うまでもないことです)

試合当日の抽選では住田選手(女性)を引き当て、勝利の女神になって もらい、Classicから「勝てないリズム」病を患っている私を「勝ちのリズム」に引き上げてくれることを期待します。

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住田選手には前日practiceの状況と本日のプランを説明して理解を頂き、「私はまだ小野湖でバスを釣ったことがないので、今日は釣れたらいいな」なんてカワユイことを言われるので、全力でお嬢様の為に「爺やモード」に突入です。

下流に下りながら15番フライトで多数のボートが先行していましたので、昨日結果を得ていた中流民家前シャローエリア横のワンドを目指していたら福間選手のボートがシャローからワンドへ移動を始めましたので、泣く泣くあきらめて、予定通り下流の階段岬からマキモノを打ちながら下流へ下っていきます。表層水温は17.6℃なので 問題ありませんが、水質は若干悪いようです。濁りはありますが巻くにはベストな色合いです。
「お嬢様、何を投げられますか?」「チャターでもいい?」「申し分ございません」
魚探にはベイトが映りません。フィーディングに入る回復したバスを狙っているのにベイトがいないのでは話になりません。
「お嬢様、ここは場所がよろしくないので少し下流に移動いたしますがよろしいでしょうか?」「爺やにお任せよ!」「ありがとうございます」
最下流の三角フラットのエッジでフラット上のベイトを待ち伏せしているバスを狙ってみます。
「お嬢様、ここは三角形の台地になったフラットで、ワンド側のエッジは石垣となっております。石垣の脇には立木群がござい ますので、根がかりご注意ください」「爺やジグでもいい?」「よろしいかとぞんじます」
何も反応がありません。ベイトは沖の方で回遊しているようです。
お嬢様との楽しいピクニックを邪魔しに浜崎艇がエリアに向かってきます。「ワンド奥に入ってもいいですか?」とマナー良く声をかけて頂いたのですが、庶民の分際で立ってお嬢様に声をかけるとは失敬な!でも、庶民達が集う大会のようですので、お嬢様ご辛抱でございます。

このあたりから、practiceでも読みは間違っていたことを確信しましたが、「アフタースポーニング」という判断はまだ捨てきれません。スローダウンして、回復を意識しているバスがシャローにいるベイトを狙える場所を狙って行くことに切 り替えます。
「お嬢様、平民達に気を使わせるのも、お嬢様の本意ではございませんでしょうから、別の場所に移動いたしましょうか?」「爺やにおまかせよ!」「少しお時間がありますので移動の間はご持参されたお菓子でもお召し上がりください」「そうね、そうさせてもうらうわ」

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下流曝気エリアのディープフラットを擁するシャローエリアの一段下を探ろうとすると、またしても庶民のボートが!田中選手はフラットのワンド側のエッジを狙っているようです。「なんなんだろうね!全然アフター回復ってかんじじゃないんだけど・・・。」

すみませんお嬢様!爺やの知り合いは庶民の方々が多く、あれはお嬢様に話しかけているのではありませんから無視してください。
そうなんです。G.W期間中にpracticeに入っていない人達の多くはポスト・スポーニングからアフター・スポーニングまたはアフター回復へと季節が進行していると判断していたのではないでしょうか?

「お嬢様、そろそろ釣りあがって行きながら、アフター・スポーニングから回復しはじめたバスがベイトを狙いそうな場所を順次廻って行こうと思いますがいかがでしょうか?」「爺やにおまかせだけど、ここにバスはいるの?」「いると思いますよ。爺やにおまかせください。少しお時間がかかりますので、お菓子でもお召し上がりください」
中流ガードレール下の岩盤系岬で細いながも立木も点在し、本湖に面しており流れがあれば反転流も発生する場所で、奥はシャローになってい ます。
「お嬢様、ここの場所では爺やもよくお世話になっております。岩がありますので根がかりに注意してください」「爺や、ダウンショットでもいい?」「さすがお嬢様ベスト・チョイスでございます」
「爺や、ひっかかったみたい」「すぐに回収にいきますよ」
「爺や、ひっかかった????? 魚よ!爺や!」
「キャー大きい!ヤメテー!突っ込まないで!ムリムリ!キャー!早く獲って爺や!」
「爺やがすぐにお掬いいたします。お嬢様!無理は禁物でございます」
「さすがお嬢様!ビッグフィッシュでございます。記念写真をお撮りいたしましょう」

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このバスは完全にアフター回復でしたので、まさに狙い通り!このサイズを1時 間に1本づつ獲っていけば上位が狙える!と考えてこのあとも、アフター回復の魚を同じような地形を捜し求めて釣りあがっていきますが何も起きませんでした。

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上位陣そして菊元プロのコメントからは「ポスト・スポーン」というキーワードが出てきて愕然とし、そして非常に悔しい思いをした表彰式でした。

しかしながら、お嬢様に小野湖らしいバスを釣って頂くことができて爺やは大変満足です。
(※レポート中の会話部分は脚色されています。登場された方々には脚色上大変失礼な表現がございましたがお許しください)

ポイント的には切り捨てとなる試合なので、この試合の反省と検証は来週のCAST様主催の試合で行いたいと思います 。


Updated: 2016年5月13日 — 10:08 PM

2 Comments

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  1. D様 写真編集ありがとうございました。

  2. 最下流の最奥のワンドで見たときは、びっくりしました。
    このおじさん、セクハラしとるな。と思いました。
    邪魔してすみませんでした。

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