折り返し地点となったPBT第三戦は、小雨の混じる小野湖で開催されました。
梅雨真っ只中の開催とあって、湖の水位は著しく変わり、また見ての通り湖面も流れてきたゴミで覆われている状態。
まさにキーとなるは「水だよ、水!」ということ。雨により、流入してくる水を好むのか、嫌うのか。それが戦略を大きく分けるファクターだったことは間違いなかっただろう。
朝からボーターたちは準備に追われています。どんなパートナーと組み、どんなプランでゲームを構築しようかと。いろんな状況に合わせた釣りをする者もいれば、自分の魚だけを追い求める者もいます。
一方、ノンボーターも、どのボートに乗れるかとワクワクです。 自分の得意な釣りの人と組めると良いな~と考える人もいれば、自分にないものを見せてくれる人がよいな~と思う人も。
いろんな人がいて、いろんな釣りがある。それがPBTの良いところです。手慣れのベテランもいれば、まったくの初心者もいる。それがPBTです。何かが出来ないからダメということはありません。誰でも最初は初心者です。遠慮なく出てきてくださいね!
抽選のハプニングもありましたが、なんとかスタートです。
今回はこの時期の一番本命である通称”土砂崩れ”と、厚東川、太田川、そして、下流と4つのエリアが人気だったようだ。
こちらは一番人気となった土砂崩れでグッドフィッシュをキャッチした恵本/松尾ペア。
競技中の写真はこれしかないのですが、選手からの投稿もお待ちしておりますので、大会を諦めたら写真よろしくお願いします!
今回は上位者から発表!
優勝は4630gと二位に400g以上差をつけてぶっちぎった波戸口/須藤ペア。
ボーターの波戸口選手がプラから構築した戦略を、小野湖チャンプである須藤選手が一蹴(笑)バックシートからの圧力により、厚東川をセレクト。そして、時間いっぱい攻め切った格好だ。食わせられるエリアやメソッドの少なさに苦しみ3本カツカツだったようだが、食えばこの魚。そのクオリティーに賭けた戦略は見事だった。さすが小野湖の申し子である。今年は不調であったが、ここで一気に爆発したようだ。
ビッグフィッシュ賞は波戸口選手が2100gで初獲得!ルアーはキッカーバグ3.5”。軽く根掛かりさせてからのハングオフという、なかなか粋なテクニックで気難しいビッグバスをその気にさせた。
魚持ち写真時にライフジャケット着用というのは、たまに見るが、ショルダーバックというのは、なかなか珍しい(笑)今期のトレンドになるかもしれない。
二位は田中/山崎ペアが4220gで入賞した。
こちらのペアもメインエリアは厚東川。優勝ペアよりやや下流側だったが、水の流れをキーとした戦略だった。最上流まで行くも思うような釣果が得られず苦戦。徐々に下だり、民家前の立ち木というハニースポットで、山崎選手のHPシャッドがさく裂!!1950gのビッグフィッシュをキャッチ。そして、終了間際に、再び山崎選手に1300gが!3本すべて山崎選手がキャッチするという、ボーターを食った形になったこのペアだが、これもペア戦。実は「なるべく同じ釣りにならないように心掛けていた」というノンボーターならではの戦略があったことは見逃せない。釣る人はそれだけの理由があるということだろう。
かなりの釣りウマの山崎選手。噂によるとボートを購入したとか。これは強力なライバル出現ですよ!
第三位は3080gを持ち込んだ藤高/酒生ペア。
いの一番で最上流に陣取り、写真の1780gというクオリティーフィッシュをキャッチ。しかし、その後は、サイズアップに苦しんだようだ。
藤高選手は久々の表彰台(笑)一方、ノンボーターの酒生選手は参加2戦で2連続表彰台(驚)藤高選手の負のオーラに負けなかった、酒生選手はなかなの強者ですよ!
こちらのペアも厚東川。なんと上位3ペアがすべて同じエリアという結果になった。
上位3ペアのインタビューはこちら↓
4位以下の方々でございます。
司会のためにはるばる来てくれたゆうたん(仮)。ありがとうございました。(笑)
次の第四戦は8月21日に周南市の菊川湖(川上ダム)で開催されます。
皆様の参加をお待ちしております。