POTBERRY TOURNAMENT 3rd
前回の第二戦を欠場してしまったので、第三戦ながら二回目のこの概要レポート。個人的な見解も多く含みますが、最後までお楽しみください。
今回の会場は小野湖。大会会場は前回同様”アクトビレッジおの”でお世話になりました。相変わらずの格安料金&綺麗な施設でとってもお勧めの場所です。これからもマナーを守って大事に使っていきましょうね。
第一戦のスポーニングを絡んだ時期とは異なって、今回の有力スポットは各所に散らばっていた。具体的には各インレット上流(大田川、厚東川)、旧スロープ前の島沖の浚渫、そして、三連ワンド、下流のディープなど。
大会当日は晴天無風。これぞ夏って感じです。湖畔の木々では蝉が忙しく鳴いています。湖面では無数のベイトフィッシュ。状況だけみればとてもイージーに魚を運んでくれそうな感じだが、これまた一筋縄ではいかない。どうしてトーナメントってこんなに難しくて、楽しいんでしょうね。
(何のポーズ?勝利の武者震いかな?)
第一戦のビッグフィッシュラッシュと異なり、今回の優勝ラインは4kg超だと大半の選手が読んでいた。つまり、1匹あたり1333g。小野湖ではそれほど難しくないウエイトだが、これを3匹釣ってくるとなると、そう簡単な話ではない。結果を見れば1930gというブッチギリのビッグフィッシュは出たものの、今回のキッカーといえる1500g前後の魚をどう入れるかが一つのキーだった様に思う。そして、1kg以下の魚を入れ替える事。いい魚を入れながら、600g台が入ってしまうことで大きく順位を落とした組も見られた。
今回のウエイインはスタート順。なんでも、最終スタートの前平/羽田野ペアが自信ありということで、お楽しみは最後に!という方式を採用した。
例によって入賞を逃したペアは自分で語ってもらうとして割愛。各選手からのレポート提出を楽しみに待っていてください。レポートの提出ポイントも年間成績の行方を大きく左右するものとなりそうです。
ということで今回も上位3組に絞ってレポートを進めます。
優勝は前平/羽田野ペア。自信があるとのことでウエイインを最終にしたのだが、余裕のぶっちぎりウエイトである4460gだった。これは1匹あたり約1490gというハイスコア。2位に670gの差を付けての横綱相撲だ。
メインエリアは厚東川上流。なんと、このエリアを選択したペアが他にいないという独占状態。朝から独壇場でバラシもあったようだが、それをリカバーするだけの魚をストックしていたようだ。釣り方はレポートを参照にしてください。尚、大田川組は軒並み壊滅。エレキレイク故のエリア選択の難しさが勝敗を大きく分けたようだ。
二位の田中/白石ペアは下流がメインエリア。朝はトップを中心に攻め、魚を浮かしてとるという作戦を取り、日が高くなったらディープという二段戦法。これが上手くはまり、1500g、1200g、1100gと上手くまとめ、3790gをウエイイン。
三位は河口/横山ペア。ここもメインエリアは下流。下流の岬にあるピンで回遊する魚に上手く照準を合わせ、3390gをウエイインした。1500クラスを2匹持っていながら、小さな一匹を入れ替えすることが出来ずに三位に甘んじた。パターン的には優勝に匹敵する強さがあったのだが、バラシなどのミスが痛かったようだ。
こちらが今回のBF賞。1930gは今のところの団体レコード。まあ、まだ三戦目なので。スポーニングの時期だったらこの魚はどんなウエイトになっていたのでしょうか。
グッドサイズは上流(シャローしかない)か、下流のディープに絞られたと思っていたが、この魚は三連ワンド(ほぼ下流帯)のシャローというある意味、予想外のポジションから釣られた。こういった意外性がビッグフィッシュキャッチに繋がるのだろう。
ビッグフィッシュはその大きさだけで周りを黙らせる。他に理由はいらない。存在自体がスゴイのである。
全体を総括すると今回は13組すべてがウエイイン。内、12組がリミットメイクという釣れっぷりだった。グッドサイズに行き着くにはそれなりに難しいのだが、500~600gといった魚は至る所でコンスタントに釣れていたようだ。
第四戦は10月中~下旬に弥栄湖で開催の予定です。皆さんのご参加お待ちしております。