第三戦 小野湖 トーナメントレポート 田中大介

今回はプラなしで挑んだPBT。ま、プラが無い方が多いし、その方が成績も良い事が多いのですが・・・。他人の情報でパターンを組むほど、落ちぶれてはいないが、今回の事前情報は河口さんのプラの結果しかなかった。

 

「どうでした?」私。

「下流がいいよ」河口氏。

「何匹?」私。

1匹。」河口氏。

「・・・・・。」私。

 

これくらい的確な情報を掴めば大丈夫だ。

 

ということで当日のメインエリアは下流に決定。

プランとしては下流のディープエリア。石垣やハンプ的な物も意識はしているが、基本はベイトにつく魚なので、行ってから探して見つけるという結構リスキーなもの。それとモーニングバイトを上手く得たいと思っていた。朝の魚はトレジュ85MUSHIMURAなどのトップ系で浮かして取るというプラン。これはダブルタイトル(西湖)のときに体得したもので、ハイプレシャー下ほどトップの強さを感じたからだ。これを実践投入してみた。

それともう一つの秘策を持って。

 

スタート後、まずは下流へ向けてエレキ全開!しかし、一機掛けなので、全開のままだと、全壊になるので、要所で休むプランをとった。まずは三連の入り口。ベイトはとても沢山いる。釣れなきゃおかしいといえるくらいの映像だ。しかし、バイトはない。無駄な時間は使えないので早々に退散。またエレキを踏む。こんな感じでどんどん流していくと、かなりよさそうなレイダウンを発見。際でトレジュが首を振った時に、水面が割れた。ファーストフィッシュは約600g。サイズ的には不満だが、プランの組み立てが確信に変わった。

 

よさそうなところを探して対岸へ。土管からの入水のある小さなワンドへ。普段ならノーシンカーやネコリグを流れに乗せるような釣りをするのだが、今日は”トレジュ”。流れから少しはなれた護岸際で静かに水面が割れた。リア一本だったが、上手くキャッチした魚は1200g。望んでいたサイズである。

 

その後はバイトも遠退いたので、メインエリアまで足早に流した。7m、10m、13mと要所にベイトがびっしり入っている。これは楽勝でしょ~なんて思っていたら、これまた全然バイトがない!これには参った。だって、ベイトにリンクした魚を探すのがプランなのに、ベイトにリンクしていないんだもの・・・。ちょうど河口/横山ペアとバッティング(というほどでもないが)した時に、情報交換すると彼らも2匹で、バイトは遠いという。結構時間を掛けたが、全く反応なしなので、時間のこともあってもう一度上流へ流し始めた。「何がいけないんだ・・・どこに魚は・・・。」と考えながらドラッギングしていると、急にロッドがしなった。「根掛かったかな?」ときいてみると、15mほど離れたところでバスが跳ねた。「あ、釣れてる(笑)」そこから慎重にランディングして1100gをキャッチ。ロッドはハイブリッドバキュームなので、こんなオートマチックな釣り方も可能です。ちょっとかっこ悪いけど。

 

なんとかリミットも揃ったので、再び1200gをキャッチした小さなワンドへ。ベイマウスの最深部付近で再び、HV-610LSがゆっくりとしなった。重厚なファイトからキッカーだということが分かった。かなり緊張したがゆっくり時間を掛けキャッチしたのは待望の1500gだった。

 

結局、これからタイムアップまでは500600gを数匹釣っただけで終了した。

 

今回は事前プランが上手くはまったのだが、結局のところ目の前の状況にどうアジャストするかという当たり前のことを痛感した大会だった。プラン的には満足なのだが、順位は大差を付けられての2位。まだまだ、修行が足りませんね。

 

そうそう、あの秘策ですが、暑さ対策で”足の毛を剃る”です。見た目がちょいとエロイですが、効果覿面です。写真を載せようと思ったのですが、あまりに見苦しいので止めました(笑)ただ、生え初めがチクチクしてなんだがなあ・・・。これだけ効果があるということは保温効果も高いから、冬には生やさないとね!

 

 

P1040048.jpg

<メインタックル>

ロッド:HB-560

ライン:X-TEX COBRA 14lb

ルアー:NORIES トレジュ85FBギル)

 

ロッド:HV-610LS

ライン:パワーカーボン 5lb

ルアー:NORIES フィリンプ(クリア/ダークスモークバック)ダウンショット


Updated: 2009年9月3日 — 5:58 AM

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