勝負を分けたのは集中力!?浜崎選手が嬉しい初優勝!!
2016A.O.Yは田中選手が7度目の獲得!!
さて、泣いても笑ってもこれが最終戦。
各選手の思いは、クラシック参加権利獲得だったり、とにかく優勝だったり、ただただ楽しめればよい!だったり。いろんな思いがあってよいのがPBTの良いところ。いろんなレベルの人が楽しめる大会です。
朝のミーティングは相変わらず和やか。一名聞いてない人もいますけど(笑)でも、エリアやルールなどは真剣に聞いてもらいます。一定のルールがあってこその大会ですからね。
毎度ながら一番盛り上がるといわれる抽選。暫定2位の信田選手は、なぜかおじいちゃんのようなスタイルでくじ引き。
一方、風邪をひいてしまった紅一点の住田選手は、おしとやかにくじ引き。まあ、このあと、イケメンの山崎選手がペアだと分かると、大声ではしゃいでいたのは秘密です(笑)
「え~とペアは誰かな~?」って見ているGUTSさんは。今回諸事情により欠場。今年はいろいろと重なって、出られないことが多かったですが、来期は更なる活躍を期待しております。
ちなみにGUTSさんは出場できなくなって、あの湖上に響く大きな声が聞けなくなるのは寂しいと思ってたんですが、橋の下でおかっぱりしているので、声が反響して更に大きな声だったというのは、ここだけの話です(笑)
さて、今回のペアです。やはり、注目はA.O.Yとクラシックの行方。
暫定一位の田中選手は、ボーターキラーとして名を馳せる(笑)三宅選手と。暫定2位の信田選手は、前回弥栄戦優勝の酒生選手です。これは面白い組み合わせです。
また、クラシックボーダーラインの選手としては、暫定9位の石橋選手は、なんと暫定8位の三澤選手と。これは絶対に逆転できない人が出来た瞬間です。どう転んでも石橋選手のA.O.Yが消えたということです。暫定10位の浜崎選手は、これまた弥栄優勝経験者の高冨選手と。最近は釣りにいけてないようですが、やはりゲンと勢いは大事ですからね。また、暫定11位の石田選手は、弥栄優勝2回、また、シリーズ戦及び弥栄レコード保持者の山藤選手とです!ちなみに弥栄レコードの5245gは、なんと石田選手とペアの時に記録されたものです。
最終戦らしく、面白いペアが成立しました。一波乱含みの展開。そして、天気も雨が降ったり、やんだりと、何か起こしてくれそうな期待と不安の混じった最終戦は6:45にスタートしました。
そして、13:45帰着。
3位はLAYLA/山口ペア。2270g/2匹です。
2匹でこのウエイトは素晴らしいです。あと一匹、尺ワン混ぜといてもよかったかも(笑)
戦略としては、小瀬の最上流へ行き、尺ワン、ジョイクロを投げまくるLAYLAと、それをスイムベイト(デビルスイマー7)やロングワーム(10インチ!)でフォローした山口選手。明確な分業の戦略が功を奏し、3位入賞となりました。LAYLAは最後にキッカーかと思われる魚を掛けたものの、キッカーサイズのニゴイだったとか(笑)
ちなみに山口選手は前回の弥栄戦でも2位入賞ということで、弥栄と相性の良い選手ですね。
2位は福間/村田ペア。2390g/3匹です。
下流の笹が谷方面から本湖をメインとしたようです。笹が谷では苦戦を強いられたようですが、本湖に入って偶然見つけたビッグバスを村田選手が10FTU VSKIP(1/2ozテキサス)の”ミスキャスト釣法”で見事食わせることに成功!もう一匹、同サイズがいたようですが、それはキャッチならずだったよう。
ちなみに村田選手は、この2位で暫定16位から一気に捲り上げ、年間9位でクラシック出場決定!自らの手でビッグフィッシュとクラシックを呼びよせた執念のミスキャストだったと思われます(笑)
そして、優勝は浜崎/高冨ペア。3170g/3匹です。
スタート後、小瀬に向かうもキャッチミスのみ。それから、一気に下流へ下り、リミットメイク。クラシックのことも考え、冷や汗が流れ始めたくらいに、スロープ近くの岬でBF賞となるキッカー(1720g)を自作のラバージグ(1/2oz)キャッチし、唯一の3kg越えで優勝を決めた。
浜崎選手は2015年シーズンの第二戦から参加ですが、今回初優勝。ウエイイン前から、終始この顔。
にやけ顔が止まらないって感じですね(笑)実力的にももう少し早い勝利があっても良かったと思いますが、ペア戦という形式に慣れてきた来シーズンは更に爆発することでしょう。もちろん、年間成績も暫定10位から5位にジャンプアップ。しっかりとクラシック出場を決めてきました。
高冨選手も、来期はボートを購入してボーター参戦が決定らしい。いろんな選手の後ろから、盗んだ技術を思う存分披露してほしいと思います。
さて、先に挙げた注目のペア達ですが、石橋/三澤ペアは、930g/2匹で11位。。。
とても、微妙な成績だと思っていたら・・・なんと、年間成績は、三澤選手10位(喜)、石橋選手11位(悔)。まさに天国と地獄。見事にクラシックボーダーラインに跨いでしまいました。試合結果と同じくらい、二人の関係も微妙なものになっていくことでしょう(笑)あと、1匹が・・・という悔しい結果でした。
そして、こちらのペアもその一匹に泣いたのです。
山藤/石田ペアは1830g/2匹と、あと1匹が届かず。。。
キッカーまでは計算通りだったようですが。。。
ちなみに弥栄のキーパーだと大体300後半から400ちょいといったところ。両ペアともに、その1匹が入るだけでクラシックの行方は大きく変わっていたものと思います。
そして、個人的に素晴らしい(カッコいい)と思ったのは、伊藤/上妻ペア。
このペアは、ほぼほぼクラシックは確定組だったんです。ということは、この最終戦は優勝だけを狙っていくことに意味があるわけです。ならばということで、時間いっぱいまで・・・いや、帰着遅れでペナだったんですが、トラブルではなく、「マイナスを食らっても、挽回できるくらいでかいやつを釣ってやるぜ!!!」というものアリかなと。ちなみにペナを食らわなければ、3位でした(笑)でも、そんな戦略もPBTではありだと思います。運営としては、トラブルは勘弁ですけど。
最後の一投(時間オーバーですが)まで、諦めないという強い意志を感じたペアでした。
以下は、その他の参加者です。順不同です。
そして、2016シリーズのA.O.Yは、田中選手に決定!!!
なんと7度目の獲得です。来期も憎まれ役に徹して頑張ります!
そして、クラシッククオリファイアーは以下の面々。
上段、左から、三澤智治(10位)須藤健(7位)村田圭(8位)山崎幸太(6位)
下段、左から、浜崎盛人(5位)信田真之介(3位)田中大介(A.O.Y)伊藤靖浩(2位)上妻善幸(4位) また、最終戦欠場でしたが、波戸口高志(9位)でした。
今期からルール改正で、シリーズ戦の延べ参加者数でクラシック枠が決まるというものになりました。その結果、今期の枠は10となりました。よって、来年4月に小野湖で開催されるPBT super classic(仮)は10名で行われます。
A.O.Yの田中選手、クラシック2連覇中の須藤選手をはじめ、優勝経験のある三澤選手らベテラン組と、2年連続2回目となる村田選手、そして、初出場となる浜崎選手、山崎選手、上妻選手、伊藤選手、信田選手、波戸口選手の6名がどんな戦いを繰り広げるのか。今から楽しみで仕方ありません。
PBT2016は、参加者や支援ショップ様、会場等のご協力をもって無事に終えることが出来ました。ありがとうございました。
来期の開催については、追ってホームページで発表いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。