PBT CLASSIC Ⅷ 2016が、山口県宇部市の小野湖(厚東川ダム)で開催された。
県内随一のスロープを有し 市内・県内のバスアングラーだけではなく福岡県や広島県などなど近県のバスアングラーの姿も多く沸々と盛り上がりを見せている小野湖だが、さてさて今年のクラシック大会はどんなドラマが生まれるのだろうか。
山口県また近県のアングラーの中には、4月1日を心待ちにしている人も多いはず。
そう、この日こそ小野湖の親水スロープ使用の解禁日!
小野湖のバスフィッシング解禁日でもあるからだ!
今年の4月1日は土曜日ということと4月2日は地元ショップ”CAST”主催のバストーナメントが開催されるという事も重なって、小野湖解禁日はバスアングラーで賑わいを見せた。
そして、PBT CLASSICも毎年4月の第2週目の日曜日に開催されている。
このショップのトーナメントが前哨戦と位置づける選手も多い中、毎年のことながら解禁日に良い思いをしたというアングラーは多くないのが現状なところ・・・。
しかも、1週目の日曜日が4月の序盤になると大会も早い日にちで開催となるので季節を読み辛くなる。
春の気まぐれバスを選手たちがどのように攻略していくのかが見どころである。
さて、朝のミーティング風景から。
ルール説明を真剣に聞き入るTOP10のメンバーたち。ルールの確認に余念はありません。一発勝負のクラシック。シリーズ戦とは違う独特の空気感があります。
続いてクラシック2連覇中のチャンピオン須藤健選手より優勝楯の返還。
毎回、優勝楯を受け取るお役目(だけ)の藤高代表。今回もこの時点でお役目終了です。
お疲れ様でした。(笑)
フライト順の発表。ノンボーター枠に名前があるのはプレス協力の方々。ありがとうございました。
PBT CLASSICは、シリーズ戦の年間順位でフライトします。
クラシック初参加の選手が5名(伊藤・信田・上妻・浜崎・波戸口)
クラシック参加経験2回目の選手が2名(村田・石橋)
クラシック優勝経験の選手が3名(田中・須藤・三澤)
での戦いとなります。
それでは
フライト順に選手紹介
=01.フライト=
田中大介選手(2016ポットベリーバストーナメントAOY)
プラもしないで卓球の練習が忙しいノリーズのプロスタッフ兼デュエルフィールドモニター。
気難し小野湖の春を経験とセンスで攻略できるのか!?
ホントにできるのか???
頼みのエスケープツインでの一本ではあるが、何とも納得いってない表情の田中選手!
「釣ったら喜べ!」である。
=02.フライト=
伊藤靖浩選手=(2016年間2位)
今年から覆面アングラーを卒業しての年間2位はお見事でした。
枯れ枝の剪定作業からのスタートです。
プレスに住田嬢を乗せての初参戦に緊張???
=03.フライト=
信田真之介選手(2016年間3位)
molix愛溢れる信田選手 この魚は!!!
プレスなしで一番の苦戦したのはスマホの投稿!?
=04.フライト=
上妻善幸選手(2016年間4位)
おっ! この魚も!!!
PBTで最も体重の重い男(推定120キロ)をプレスに従え
ウエイトハンデをモロに背負った上妻選手、しかもプレスを逆指名での
ハンデマッチを志願!?(笑)
=05.フライト=
浜崎盛人選手(2016年間5位)
この魚は!?
2016最終戦(弥栄湖)を制した浜崎選手
この優勝で年間5位までジャンプアップに成功!
何人の選手が蹴り落とされたことか!
=06.フライト=
須藤健選手(2016年間6位)
2014・2015クラシック2連覇中の須藤選手
これぞチャンピオンの風格か!いつもエエ魚を釣ってきます。
この流れで2016クラシックも制覇するのか!?
=07.フライト=
波戸口高志選手(2016年間7位)
急遽、プレスに小方隊長を乗せることになった波戸口選手
想定外の出来事に負けず釣ってくるところにメンタルの強さを感じる!
=08.フライト=
村田圭選手(年間8位)
前週の地元ショップ主催のトーナメントでは、思った釣果を得られなかった村田選手でしたが、前日プラの好感触で当日はアジャストしてきました。
シリーズ戦、1戦欠場してのTOP10入りの実力者
=09.フライト=
三澤智治選手 2016年間10位
写真も心も灰色です・・・
そしてノンキーをバラす・・・
=最終フライト=
石橋拓郎選手 2016年間11位
ワンデイマッチだから勝てるチャンスだよ!
勝ちに行こうよ!
ウクレレ選手のアドバイスが効いたのか???
いい魚を釣ってます。
言うまでもなく、各選手は優勝のみを考え、自分たちの戦略を遂行していった。誰もがビッグウエイトを信じて。。。しかし、今回の小野湖は簡単には微笑んでくれなかった。皆「自分だけ苦しんでいるのだろうか。」そう思ったに違いない。しかし、蓋を開けてみれば、史上稀に見るローウエイト戦。なんと、リミットメイクゼロという異常な状況だった。しかし、それだけに一匹が結果に大きく影響する。
今回のクラシックでは、ビッグバスラッシュという例年の小野湖とは異なった顔を見せてくれた。しかし、これもトーナメントである。
そんな激戦を制したのは・・・
2016PBT CLASSIC VIII
優勝 石橋拓郎選手 2/3 2,450㌘
最終スタートからの猛ダッシュで最下流域へ到着!
ウイニングルアーは
信頼の「molix RA shad」
スポーニングを意識した、まだシャローには上がりきらない回遊バス
を一撃で仕留めた!
遥々広島から前週開催の地元ショップ主催のトーナメントにも参戦し、そこで得た情報をもとに釣ってくる石橋選手。
かっこいいぞ!の言葉しか見つかりません。
2位 田中大介選手 2/3 1,625㌘
プラは1回 後は経験と感で乗り切ると言っていた田中選手
しかし、今回はそんなに甘くは無かった!
1本目のエリアは下流域 優勝の石橋選手とほぼ同じエリアだったが
2本目が続かず、大きくエリア移動で大田川のスポーニングエリアへ
スポーニングエリアの沖 2~3mのボトムを丁寧に狙う釣りで1本追加する。
それでも、しっかりお立ち台を確保するところは・・・
まあ、流石と言うしかないのだろうか?
3位 須藤健選手 1/3 1595㌘
三連覇ならず・・・
しかし、ちゃっかりBIGフィッシュ賞は持って帰るなんて(ウラヤマシー)
やっぱ、なんか持ってるんだろうと思う。
この1本も下流域 石橋選手とほぼ同じエリアだった。
以下の結果はこうなりました。
4位 伊藤選手
5位 波戸口選手
7位 村田選手
8位 上妻選手
三澤選手、信田選手は残念ながら、写真も撮ってもらえないノーフィッシュ。
2016PBT CLASSIC VIII
今回のクラシックも事故、トラブルなく終わることができました。
チャンプ石橋 おめでとう!
そして最後にプレス参加のみなさん
大好きな釣りができない7時間をよくぞ耐え忍んでいただきました。
ここで改めてお礼とさせていただきます。
次回のクラシックは選手とプレスの入れ替わりがあると面白いですね!(笑)
2017年度のclassicも、参加人数で枠数が決まります。今年は何人の選手が、この舞台に立つことができるのか。
この熱い戦いは、また来年の小野湖にて。