PBTも残り二戦。今期のフィールドスケジュールによると、第四戦、最終戦と弥栄二連戦ということになる。最終戦のことも考えると、この第四戦はいつも以上にとても重要な試合になる。そんな大切な試合で大会レコードフィッシュ1匹で周りを黙らせたのは則松/嶺山ペアの2300gというモンスターだった。
今回も上位陣の釣りを中心に、かなり個人的な切り口でレポートしてみたいと思う。
大会が行われたのは10月18日。天気は晴れ。昼前から、かなり強い風が吹き始めた。水温は20℃前後。小瀬の最上流は15℃くらいだったようだ。秋の名物ともいえるターンオーバーは各所で見られたが、ひどくターンしているというほどでもなかったように思われる。
朝は軽いジャンバーやウインドブレーカーがないと寒く感じた。もっとも、岩国の米軍基地のお方と思われる人は上半身裸でウロウロしていたそうだから、人によってはそうでもないのかもしれない。水位は急激に下がっていっているという状況だ。かろうじて大橋下のスロープが使えるというところ。レンタルボートのポンツーンが切り離れた水位と言えば分かるだろうか。
スタートは7時すぎ。今回は9艇(17名)での開催となった。ということはペアを組めない人がいるということだ。寒い時期になれば、人肌が恋しくなるというもの。こんな時にペアがいないというのはホント辛いものだろう。いや、間違いなく辛い。これは断言する。だって・・・・これは私だったのだから(笑)
さて、各自の戦略は各自のレポートで詳しく見てもらうとして、ザックリと全体を見ていこうと思う。優勝は先にも書いたけど、則松/嶺山ペア。
来ました!!!これぞ弥栄のビッグフィッシュという見事な魚です。もちろん、ビッグフィッシュ賞も獲得。弥栄のビッグフィッシュでこんなに脂(?)が乗っている奴は初めて見ました。自分の知っている弥栄のデカイ魚はもう5、6年前の話になるけど。そのころはでかいけど、魚体はそれほど綺麗じゃなくて、やたら口がでかいとか、異様な形のバス(フロリダっぽいと言えばいいのか?)が多かったような気がします。おそらく年齢をとって大きくなったようなバスだと思います。一方、こちらのバスはまだ肌がピチピチです。これは弥栄がいい感じになってきているという証拠なのではないでしょうか。こんなビッグフィッシュがあがるということも嬉しいですが、この状態のバスが釣れる様になったということも嬉しいニュースの一つでした。
ここで開催される某団体のトーナメントで表彰台を何度も獲った則松選手らしい見事なビッグフィッシュです。ヒットルアーはイマカツのISワプス。ん?このパターンは・・・そうです。第二戦で優勝した時のものと同様です。しかも、その時の優勝ペアのノンボーターが嶺山選手なのです。これぞペアトーナメントというものです。続けて参加することで、いろんな人の釣りを吸収できるのです。もちろん、ピンで抑えているスポットなどはばらされると困るという人もいるかもしれないが、釣り方やアプローチなど例え釣れなくても学ぶことは沢山あります。今回は自身はキャッチに至らなかった(キーパー)ようですが、第二戦の経験を上手く生かした嶺山選手。そして、それを素直に聞き入れ実践した則松選手の柔軟さが呼び込んだ勝利といえるのではないだろか。
ただ一つだけ注文をつけるとすれば、嶺山さん、もっとしゃべりましょう!大人しくしていると、周りの毒に犯されますよ。なんでもこのたびボートを購入ということでボーターでの参加も視野に入れているということ。発足1年目で二度の優勝は”ツキ”だけではないと思います。今後に期待です。
2位は山本/白石ペア。実はここもノンボーターが連続お立ち台です。前回の第三戦に続いて連続2位入賞です。山本選手もこの入賞で一気に年間暫定TOPに躍り出ました。
詳しい戦略レポートは本人のレポートを参考にして下さい。
第三戦は2位に入賞するも、キャッチに至らずに悔しがっていた白石選手だったが、今回はとても価値ある一匹をキャッチしたようだ。魚と石を間違えるハプニング(笑)もあった様だが、貢献できるということは嬉しいことです。ここまで貢献してくれなくてもいいから、パートナーが欲しいと今でも思います(泣泣泣)
3位には山崎/吉元ペアが入賞。こちらも美和をメインエリアに選んだ。魚だけなら20本以上キャッチしたようだ。その後キッカー取りに変更。ビッグフィッシュを入れることは出来なかったが、上手く入れ替えに成功。主にダウンショットでのスローな釣りを心がけたようだ。
こちらのペアも大きく年間順位をジャンプアップさせたようだ。
今回のトーナメントはエリア選択がキーになっていたように思う。ちなみに4位の河口/下薗ペアは小瀬の中流。5位の山藤/横山ペアは小瀬と美和。6位の伊藤/須藤ペアは本湖。7位の田中(単品)は笹ヶ谷。美和に行くほど魚が濃いということなんでしょうか。
ん~自分がここまで釣れないとあまり書けませんね(泣泣泣泣)
ということで、〆ます。かくして第四戦も無事終了。残るは最終戦のみ。暫定順位では山本、山崎が頭一つ抜けている状態で、横山がそれをピッタリと追尾している。この三名が4000P以上。そして、羽田野、藤高、田中、金水、GUTSが3000P以上。この辺りまでがA.O.Yの可能性が濃いのではないだろうか。クラシック争いもかなり熾烈です。
このトーナメント以上に熱い戦いになることは必至ですね。最終戦は12月6日の予定です。もっとこのトーナメントを盛り上げるためにも皆さんの参加をお待ちしています。