川上釣行 3月21日 T.Yamasaki

仲間内からも厳しいとの声が聞かれる現在の川上ダム。それを裏付けるように3連休にも関わらず、朝9時に到着するが1艇もいなかった。水は濁りが入っており、かなり悪いと感じた。また、昨夜から一気に冷え込み、朝の気温は前日より10℃低い3℃となった。やる前から苦戦を予感させた。

今日のプランはいたってシンプル。

 

ディープをやる時間や情報がないので、狙うのは3m位浅。喰わなければ5mまでを想定していた。

朝一は公園対岸の真ん中の筋の最上流へ。水温と方角、日照とワカサギを考えて入ってみた。水は上流へ行けば行くほど澄んでいる。水温も若干高いようだ。ワカサギは相変わらずゴージャスな映像を映し出すが、レンジがかなり浅い。5m位のフラットやワンドにべったり入り込んでいる。バスにとってはルアーどころではないだろう。

上流へ向かって右岸の中央付近からスタート。自分で考えるベストポイントである。水温は朝一で12.5℃。昼はほぼ全域で13.5℃だった。1投目 から出てきそうで緊張する。様々なシャローとカバーを丁寧に打った。ルアーもローテーションするが、音沙汰ない・・・この時点ではシャローの岩陰やスタンプに着くと思われるプリ狙いでルアーはワスプ・ハイカット・CCプレデター・ブリッツである。全て2mくらいまでのレンジを想定している。ふと見ると最上 流にオカッパリが2人いるので、途中で引き返した。

さてさて考えた。絶好のポイントでノーバイト。明らかにパターンが違うのか?いやエリアの問題かと考えて移動した。水中島まわり、井戸まわりを打ってみた。1回バイトはあるものの、フックアップしないことを考えるとバスではないようである。

さらにエリアの問題かと考え、四熊方面最上流を攻めた。ここは水温14℃。ベイトも水面にたくさん見える。絶対にバスは居る。だけど釣れない。少し弱気になり、ワームに手を出した。フリックシェイクでピンを攻めるけど無反応。そして無念の昼となってしまった。

おかしい・・・ 絶対に魚は居る。ルアーの問題か?レンジを5mまで落とすか?

この二つをクリアするルアーは、単純にカットテールのジグヘッド。これでもう一度真ん中筋の最上流を流そうと考え移動した。

オカッパリも釣れていないみたいで居なくなっていた。

最上流から朝一のポイントへ向かって流す途中カットテールに待望のバイトがあった。少し間を置きフッキングするが、すっぽ抜けてしまった。ギルかバスか分からない微妙なバイトだったが、このバイトがヒントをくれた。レンジは23mだった。やはりこのレンジに居る。

13時くらいになり、風が吹き出した。朝冷え込んだので強風になると思い、朝一のストレッチを早めに流した。

そして、朝一のポイントのワンキャスト分下流側で、いきなりひったくられた。


s-P1030637 (2).jpg

糸が鳴り、ドラグが滑るのがはっきりと分かった。冷静にドラグを緩め、ランディングに時間をかけたが、なかなか上がってこなかった。重量感のあるプリスポーンの引きだった。

ルアーはOSPハイピッチャー。

風が吹き出してチェンジしたばかりだった。と言えばかっこいいが、さんざんルアーチェンジして今日のゲームを成立させるために残されたルアーはこれしか無かった。

これがプリスポーンだ!と言わんばかりの見事な魚だった。ランディングした瞬間、一人で拳を握り締め、思わず叫びそうになった。

その後10分も経たない内に、釣りにならないほどの強風となり、ワンド内へ避難した。1時間以上待ったが風は収まる気配がなく、少し弱くなった瞬間にスロープ筋をスピナーベイトで流したが、やはり強風で危険を感じたため引き上げた。

<今日のタックル>

ロッド:テムジン コブラ

リール:ダイワ アルファスtype F

ライン:よつあみフロロDisk12b

ルアー:OSPハイピッチャー1/2oz C.B.パールシャッド


Updated: 2009年3月22日 — 8:46 PM

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