キャスト 第二戦 5月17日 D.Tanaka

プラにも入り、きっちり状況をつかんだこの大会。自分のプランは本湖西岸のワンド(入水塔の対岸)のいるアフターの魚を狙い、目標6kg。魚のコンディションは良いのだが、自分の考えるアーリーサマーの動きにはもう一歩足りていないポジションの魚だ。

スタート後、一目散にそのワンドへ。入り口の立ち木群でも良い魚が取れていたので、まずはそこからと、岬に入ろうとすると、別の選手とバッティング。自分にとってメインの場所ではなかったのも合って、話し合いの結果岬は譲り、先にワンドの奥を釣る事にした。

 

ちょうど雨が降り始めたので、ディーパーレンジ1/2を握り、立ち木やレイダウンに片っ端から投げていく。いい感じなのだが追いはない。奥のブッシュ&レイダウンにキャスト。ナイスキャストを思いきや、ラインがブッシュの上に掛かっている。仕方ないので巻いてくるとディーパーレンジは水面から飛び出した瞬間にバイト!しかし、ミスバイトになる。すぐにそのままディーパーレンジをピッチングで入れ直すと、今度はフォールでギラリ!深いバイトで釣れたのは1400オーバー。スタートしてから30分も立ってない。かなりスタートダッシュだ。

その後も流すがバイトが無い。雨が弱くなったり、風が弱くなったりしたときにはヴェジテーション系(NORIESのウッドプラグ)のウォッシャークローラーやBIHADOUも入れるが全くでない。なんだか雨による濁りでルアーを認識できていないような感じがした。そして、魚は浮いている。ということでいろんなローテーションをしていくと・・・ストレート5″ネコリグで1200gをキャッチ。しばらくして推定400をキャッチ。流石にこの釣りではサイズが寄れない。ストレートという弱い部類の釣りだが、カラーをテキーラ系にすることで力の調節をしている。

それからそのワンド内を2,3周しながら縛りこんでいくと立ち木にタイトに付いていることが判明。しかも、浮いている。連続で1470、980をキャッチ。ここでこのワンドに見切りをつけて、もう一つ上流側に移動。狙いはいいポジションの良い立ち木。かなり抽象的な表現だけど、自分でもしっかりと分かっている訳ではなく、打ちながら確認するという作業。しかも、雨も強くなって効率が悪い。しょぼい立ち木を釣ると25~28cmくらいの豆さんが釣れる。どちらかというと豆は立ち木のトップあたりで食っていて、サイズが良くなると立ち木の中層。ボトムまで入れるとバイトは激減する。水深は5mがベストのような気がしたが、立ち木が多いのとベイトも多く、あまり当てにはならないだろう。

しばらくして800gを釣り、入れ替え。どれも釣れ方は同じだ。トータル5500gを越えたので、最初イイサイズを釣ったワンドに入り直し状況が変わってないのを確認して、更なるビッグフィッシュを求めて移動。ここからのパターンは更にサマーに近づいていると思われる、沖のハードボトムやハンプに付く(もしくはクルーズ)魚だ。実はプラからこの魚を追い求めていたのだが、一度もさわることはなかった。でも、トーナメントなのでここで勝負に出ることにした。まずはダムサイト東側からとボートを進めた。

するとコンクリの岬を越えたあたりで「キタ!デカイ!」との声。先行者がいるのかと思ったら、なんとダムサイトの上から魚を釣っている。金網を越えて・・・。それも、スピニングライトライン・・・。釣り的にもルール的にもいただけない。しかも、「魚上げましょうか?」ときた。ちょっとイラっときたが「魚はもらうわけにはいかないけど、外せないならはずすよ。」と声を掛け、リリースした。最後には「ありがとうございました。」と言って去っていった。具体的な注意はしなかったが、いろんなことを感じてもらえればいいと思う。大会中だし、トラブルを避けたかったというのあるのだが。主催者に迷惑のかかるようなことは出来ないからね。

ともあれ、魚はいることが分かった、。しかもアフターから回復したばかりのオスだった。おそらくダムサイトにタイトに浮いていたんだろう。

結局、このパターンでは魚に触れることが出来ずに終了。ここの部分だけ課題が残ったが、当初のプランでは満足のいく結果だったので、楽しみに結果を待った。その結果5650gで3位に入賞することが出来た。しかし、なにより驚愕だったのが優勝者の7700オーバー。私にとって驚愕なのはそのウエイトではなく、そのパターン。つまり、自分が追い切れなかった魚をヘビキャロ、ヘビダンを使って見事にキャッチしていったようだ。この点では丸山に完敗という気持ちだ。

ただ、ミスバイトやファイト中の抜けは合ったものの、ラインブレイクや巻かれるということはなかった。これもタックルセッティングを上手く出来たと言うことだと思うし、何より道具をキチンと使いこなすという、釣りにおいての自分の目標を達成できたということも今回の結果の要因だと言うことを付け加えておきたい。

<メインタックル>

ロッド:HB-630L

ライン:DUEL T-5 14lb

ルアー:NORIES ディーパーレンジ1/2

 

ロッド:HV-660MLS

ラインDUEL バススムーズ15lb+バスリーダー8lb

ルアー:エコギア ストレート5″(ネコリグ)ガード付きマスバリ使用

 


Updated: 2009年5月18日 — 5:04 AM

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