昨年の波乱の中山湖戦からもう一年が経ちました。あの釣れない大会・・・ほとんどの人が忘れたいと思っていた中山湖。しかし、今年の中山湖は釣れに釣れまくっていました。何がどう変わったのかは、通い詰めた人しかわからないと思いますが、とにかく見えるバスが多く、それ故に釣るサイズも選べる。日に50UPが複数本というのも珍しくなく、驚くようなウエイトが出るのでは?と期待された第二戦でした。
しかし、大会というのはそう甘くないのが世の常。蓋を開けて見えるとリミットは厳しいといった状況。やっぱり、ここは中山湖でした(笑)
しかも、天気は曇天からの雨模様。サイトでグッドサイズだけを狙う事は難しかったようです。
PBTも年々若返っております。
左方面にややお歳を召した方々も見られますが(笑)、20代の選手も多くなり、若手の躍進が近年著しいです。
また、釣りガールも参加されています。今回は3名の女性が参加です。
ボーター、ノンボーター、ガチのトーナメンターから、余暇の釣りスタイルなど、いろんなスタンスの人が参加できるトーナメントを目指しています。小難しいルールはありません。皆が守れないルールはなくします(笑)それがPBTスタイルです。
さて、大会の方は7時に予定通りスタート。大半は下流のM字ワンドと言われる一帯に散らばりました。そして、会場対岸の岩盤や土バンク。上流組は5艇くらいか。
それぞれのプランが交錯する中、終了間際には大粒の雨も混じり、少しばかり波乱含みの結果となったようです。
優勝は、沖津/村田ペア。
2匹ながら4365gをウエイイン。同サイズをもう一匹キャッチしていれば初の6kg台もあったという驚きの結果だ。
ボーターの沖津選手は、ここがホームレイクということで、プラからしっかりと釣りを絞り込み、会場前の岩盤帯~上流というプラン。開始早々にノンボーターの村田選手が、値千金のBF賞となる2210gをキャッチしたようだ。あまりのデカさにファイトに5分以上掛かったらしい。その後はミスもあったものの、次のチャンスもきっちり決め2本でのウエイインとなった。
第二位は、西岡/渡邉ペア。
リミットを揃え4170gをウエイイン。入れ替えもしっかりと決め、かなり優勝を意識していたようだが、あと一歩届かなかった。メインとしたエリアは上流だったが、エリアよりも、その状況を見抜き、最後にはドラマ魚となる1600gオーバーを最下流のカバー際でキャッチ!周りにも見せ場を作った。メインルアーはジャックハンマーということで、ハードベイトの釣りで決めてきたことも見事!昨年、年間成績であと一歩及ばすクラシックを逃した西岡選手が今年は台風の目になることは必至です。
一方、久々に参戦したおがおが・・渡邉選手も、後日談でとても楽しい大会だったと言ってました。写真ではちょっと見栄を張ってお腹を引っ込めているような気がするのは気のせいでしょうか(笑)
第三位は、石橋/住田ペア。
プラから釣りまくっていた二人が奇しくもペアになり、最優勝候補と言われていたが、しっかり結果を残した。入れ替えも行い3685gをウエイインした。
プラではビッグベイトなどを使い魚の居場所をサーチ。そして、数を釣りながら、ほとんどのバスがボトムを意識し、エビを食べていると判断。二人の意見も一致し、朝一から下流で連続キャッチ。その後は、サイズの良い中~上流部に移動し、テキサスで入れ替えフィッシュをキャッチしたようだ。二人の釣果からすれば、イマイチだと言えるものかもしれないが、プラをこなしここまで煮詰めてきたのは流石の一言です。
上位3組の使用ルアーについては、こちらのページに掲載しております。
<PBT2018第2戦 中山湖 TOP3ペア&BF賞 ウイニングルアー紹介>
その他、4位以下の方々はサムネイルでどうぞ。
写真を見ての通り、数多くのビッグフィッシュがキャッチされている。1500g前後の通常の大会ならばキッカーとなりうるバスがちらほら見える。山口県のバスフィールドの環境の良さを物語っていると思う。ただ、その環境を守るのは、残念ながらバスアングラーしかいない。
PBTでは、大会を通じて仲間作りを推奨しています。様々な考え方があってよいと思います。みんなで話、意見を交わすことでいろんなことが見えてきます。興味のある方はPBTへの参加をお勧めします。
次戦は7/15の弥栄湖。年間5戦のPBTでは、これが折り返し地点。
現在の暫定1位は、村田選手、それを石橋、須藤が追いかける。その後ろには初クラシックを狙う西岡、また今年度から参加の反田も虎視眈々と頂点を狙う。上位10を見ても半分は若手になってきた感がある。後半戦はいぶし銀のベテラン勢が巻き返すのか?それとも、若さでこのまま走り抜けるのか?今後もとても楽しみである。
Written by D