キャストのバストーナメントにお邪魔してきました。前日まで、当日に休みが取れるのか分からなかったのですが、なんとか参加することが出来ました。でも、プラもしてなければ、情報もありません。
でも、前日に行った菅野湖の釣行がとてもヒントになり、結果的によい釣りができました。
今回はバックシートに小方が乗っている。でも、ウエイインはPBTと違って別々なので、コイツは敵だ。ということで、普段も気配りはしないが、今日はいつもに増して気配りなしだ。
スタートして、まずは入水塔対岸の岬を目指す。すると、PBTメンバーでもある藤本さんがサクっと入った。「いいところに目をつけるなぁ」なんて思いながら、仕方ないので周辺&ワンドの奥をバズベイトやクランクでチェックしていく。小方はスピーナーベイトを投げている。ブルーギルがガンガン追ってくるが、バスの姿はなく、ベイトの濃いところでも反応はない。ということは深いのか?なんて思いながら、チラチラと岬の藤本さんを横目で見ている。
すると、藤本さんが対岸に移動した。思ったより早い移動だったので、私たちのプレッシャーが届いたのかもしれない。岬を魚探と睨メッコしながら、探っていると6~7mのベイトの反応がよい。ちょうどその辺りには立ち木もあって期待できそうだ。ここで、実績のあるエコギア ストレート5″(ライトグリーンパンプキン レッドFlk.)を入れる。着底と同じくらいにHV601LSのティップが絞り込まれた。すぐに大きく上方向にスイープフッキング。これは立ち木を回避しながらフッキングするため。そして、エレキで真上に素早く移動。やや、巻かれたものの、信頼できるDUELラインのおかげで無事に1200gをキャッチ。幸先よいスタートだ。
しばらく粘るも後が続かない。岬の上は4mほどのハードボトム。そして、ベイトも沢山。水面には無数のブルーギルの稚魚とオイカワが確認できる。もっと釣れてもいい状態なのだが・・・。ふと、思い立ってワームのカラーを変更。今度はテキーラブルー。すると、数投目に今度は1300gが。これは6kgペースだと上機嫌になったが、ここから1時間ほどノーバイトの時間が続く。ふと、対岸の藤本さんを見るとグッドサイズと格闘中。やはり、岬に絡んだところが良さそうだ。
流石にバイトもなくなったので、もう少し上流の岬へ移動。その間も要所の立ち木をクランクやブリトロで狙っていく。すると、何の変哲もない立ち木から900gをキャッチ。こういった数打ち作戦はライトリグでは効率が悪い。ハードベイトとソフトベイトの間となるブリトロがいい仕事をしてくれました。通常私はブリトロはMCジグ3/8ozで作るのですが、前日の菅野でオーバルヘッド1/2oz(3/0フック)の方がよかったので、今日はこれで挑んだのがよかった様だ。オーバルのほうが1レンジ深いところを引けるのと、ロールが抑えられる。小さな差だが、トーナメントにおいては貴重な一匹を搾り出という、大きな差となる。
そして、最上流まで上がると河口さんがブツブツ独り言を言いながら釣りをしていた。どうやら貸切状態なのだが、周りに人がいないので寂しかったようだ。しかも、全く釣れていないと言う。構ってあげたかったが、そんな余裕も無いので、ささっとチェックして、早々に見切る。
もう一度、2匹釣った岬に入るが反応がない。ふと、ダムサイト横を見ると空いている。ちょっと遠いなぁと思いながら、ハイバイパスで向っていると、エモ兄さんが入ってしまった。残念!(注 私たちの遥か先での移動なので、自分たちを見て動いたわけではないです)仕方ないので、その岬の手前に入ろうと、さらに向っていると・・・エモ兄さんのロッドがしなっている!!二重のショックです。しかもグッドサイズ。ランディング後に話を少々すると、ホントは3匹目だったのだが、1匹ロケット(ライブウエルから飛んで逃げる)されたらしい。これは、私よりもショックな話だと思い、ちょっと安心(笑)した。邪魔をしてはいけないので、ダムサイトの反対側の岬を狙おうと思うと・・・人がいる。エモ弟だ。兄弟でブロックされている気分(笑)仕方ないんで、西湖の入り口付近の岬を狙う。しかし、ベイトも薄く、反応はない。
暑さと釣れなさで、どうしようかと悩んでいると「ここはリセットしてゼロから考えるんだ。」と、小方からもっともなアドバイス。「まあ、そうだな。」と答えると、「じゃあ、この魚はリリースするぞ」ってコラ!!!そこからスタートかよ!!更に疲れが増してしまった。
もう一度、会場付近を狙おうと思ったが、ふと見ると、またエモ兄さんがロッドを曲げている(汗)これは本当に邪魔をしてはいけないと思い、会場の対岸のワンド~ストレッチを広く探る。残り時間は一時間を切った。
日が高いのでライトリグ中心になってしまい、時間が掛かるのだが他の釣りが全く思い浮かばない。これは釣れなければ全く面白くない釣りなので、ちょっと飽きてきてしまった。だんだんルアーを動かすスピードも上がるし、エレキを踏むスピードもあがる。すると魚探の画像に良さそうなベイト群が写った。スポットとしては何があるという場所でもないのだが。ちょっと後ろにネコリグを投げてピョコピョコとドラッギング気味に動かすと、思いっきりロッドが絞り込まれた。ドラグが止まらない。だって、ボートが進んでいるから(笑)20mほど遠くでバスが跳ねる。なかなかのサイズである。慎重に取り込んだ魚は1300gオーバー。これで一気に気分が良くなった。
しかし、エア抜きをしてもバスが落ち着かない。ちらちらとライブウエルを覗き込みながらの釣りで集中出来ない。すると。「俺がしばらく見ておいてやるから、オマエは5匹目を釣れ!」と嬉しい言葉。しかし、蓋はオープンのまま(一応ネットは張ってあるが隙間は大きい)だし、バスに「飛び出せ!行け!!」って呟くし、まったく集中できません(笑)結局、数分で「まあ、大丈夫っしょ!」と何の根拠もないOKをもらって、なんだか良く分からないままに帰着時間となった。
上手くパターンを見つめられないまま終了したのと、リミットが取れなかったこと、そして、エモ兄さんに完全に釣り負けていたと思っていたので、名前をコールされても、3位だと思ってあまり喜べなかったです。なんだか損した気分(笑)
結局、2位にエモ兄さん、3位にエモ弟さん、と間に割って入っての優勝でした。今期絶好調の二人を抑えたのは嬉しかったです♪
え?小方の釣果ですか?彼曰く「同じボートでトップとビリが出るなんてオシャレじゃないか!」ということらしい。1位と20位という今日の結果でした。
暑いからといって、ズボンを脱いでしまう人には魚は釣れませんよ。