暑かった夏もあっという間に終わり、季節は秋。標高の高い弥栄湖は朝の気温が8℃と冬の入り口を感じさせるものとなった。参加者の格好も冬の装いが多くなったように思う。
今回の参加者は22名(11組)。時期的なものもあるが、やはり少ないのは少し寂しいものである。
それでも若いアングラーや、女性アングラーの参加は今後の広がりを期待させる。
あ、女性とペアだから半裸じゃないんだね代表。。。
スタート前はまさに冬の景色。立ち込める靄がさらに雰囲気を高める。
久しぶりの釣りという者もいれば、なんどもプラに入った者もいる。けれど、それと結果は比例しないのがトーナメントの面白いところ。
スタート前の作戦会議は、これまた楽しいひと時。抽選からスタートまで約20分くらいか。その間にプランを練り直す。実際に釣るという動作も大事だが、どう釣るかを考えることも同じくらいに大事。例えるなら将棋や卓球と同じ。やはりバスフィッシングはスポーツだと思うのです。実はこうした時からゲームは始まっているのです。
それでは結果を見ていきましょう。
優勝は、田中/植田ペア。
変なガッツポーズだが、心の底から嬉しかったようです。
偶然にも金曜日にプラで一緒になった両名は、そのプランをしっかりと遂行し、最高の結果を得たようだ。
メインとしたのは小瀬中流域。植田選手が開始1投目で1000gをキャッチ!そのままイージーな展開になると思いきやそこから苦しい時間が過ぎる。そして、プラで良かった美和へ。そして、このビッグフィッシュに繋がった。プラで良かった箇所をプラン通りに周り、見事な試合運びで2年ぶりの優勝となった。また、パートナーの植田選手は、第4戦に続いての連続優勝。この勢いを最終戦まで繋げたいところだ。
第二位は信田/鈴川ペア。
メインエリアは本湖。プラをしなかった信田選手は、ほとんどの選手が小瀬に上がるのを見て本湖をセレクト。開始早々にBF賞となる1685gをキャッチ。その後、鈴川選手も追加のグッドサイズ。しかし、後一匹が遠かった。。。
でも、信田選手は第4戦に続いての入賞。悲願のAOY獲得に向けて王手を掛けた状態だ。
第三位は、反田/上妻ペア。
こちらのペアもメインエリアは下流。笹ヶ谷の崩落後を丁寧に釣り込みグッドサイズを含む2匹をゲット。パートナーの上妻選手とのコンビネーションもばっちりで、初戦以来の入賞。年間成績もグッとアップしたようだ。
上位3ペアです。
<PBT2018第5戦 TOP3&BF賞 メインルアー紹介>
4位以下の釣果はサムネイルでご覧ください。
今回の結果をもって、基準となる4戦の合計ポイントが出た。その結果では田中選手が暫定1位。それに、反田、信田、石橋、村田と続く。7位の植田までが約1000P以内でひしめき合っている。
通常の大会だと1000Pも離れていればAOYは無いと思われるのだが、PBTは4戦合計での集計。この上位7名のうち、0Pもしくは100P(参加点)を記録しているのは実に4名。本当にAOYに近いのは、むしろこちらの方なのだ。
もちろん、最終戦を高ウエイトで優勝すれば、それ以下の選手にも十分に可能性はある。何といっても会場は夢のある弥栄湖。何が起こるかわからないのです。
毎年ドラマが生まれる最終戦。一年に渡る戦いの最後はどんな結末が待っているのか。
みなさんの参加をお待ちしております。絶賛参加者募集中です!
最後に・・・こちらは通称「ラブワゴン」と言われるノンボーター集団の車。この軽ワゴンに4名のおっさんが、加齢臭満々でやってくるのです。
ノンボーターの乗り合いで来るので、交通費も割安です。こうした参加のスタイルもPBTならではですよ。県外のおかっぱりの方も是非参加してみてください。また、弥栄はレンタルボートも充実しているので、ボーターでの参加もOKです。
一度、参加してみたらバストーナメントのイメージが変わるかもしれませんよ!?