D目線のみでのレポートではつまらないので私目線で先日の菅野釣行をお伝えしよう。
当日朝、釣行が決定し、6時前に「今からあなたの家に行く。」と伝える。あと数分で家に到着というところで「ススマのセブン集合にするか。」とDが言い出す。
家に行くと行っていたのに到着寸前にセブン集合などといきなり言い出すとか頭がおかしいとしか思えないと思い、すっかり気が滅入る。
セブンにつくと数秒後に洗濯で小さくなった8分丈のチノパン(新品時は普通の長さのチノパン)にベージュのハイソックスをこしらえたアジアンテイストな男が現れる。
ふむ、やはりこれこそ絵に書いた東南系のアジア人だ。と一人で妙に納得し、釣行開始。
今日は某社の騒音系トップで釣りたいと伝えるが軽くあしらわれる。どうもこのガイドには日本語がうまく伝わらないようだ。
釣行開始後間もなく今マイブームのリグにフィッシュ。このリグにいつか日の目を見せてあげたい。
ガイドがエレキを踏んでいるのだが、これがやたら速い。これはいつもガイドと釣りにいくと言い争いになる。俺が、速い!と言うとしばらくはゆっくり目に流してくれるがしばらくすると早く早くという貧乏根性が骨の髄まで染み付いているガイドはそれを忘れ、またガンガンに流し始める。
ガイドレポートにもあったとおり、中流域のとあるレイダウンエリアに到着。
ガイドが「○△□◇&ッ…!」となにか言っている、どうやらいい魚を見つけたようだ。小柄なガイドがしゃがむ。しゃがんでもあんまり変わらないから立ったままでも全然問題ねーよ、自惚れるな!と心で思う。偏光を忘れた私は低い位置からでは魚がよく見えない。ガイドがしゃがんだなら代わりに私が立ってもよかろうと瞬時に判断し、立つ!
するとガイドに罵声を浴びせられた。なにを言っているのかは分からないが怒っている様子は伝わる。全く、小うるさい男だ。トーナメントなどでは無く、バスフィッシングというスポーツを単純に楽しんでいるのにいいじゃないか。
と、こちらも心の中でこちらも罵声を浴びせておく。
しばらくサイトをし続けるとまたガイドがいい魚を見つける。私には水面の反射でなにも見えない。見ようとしても見えないのだ…そう、あのミニスカートの中のように…。
ガイドに「あのあたりに投げてみろ」といわれる。言われなくてもあそこには投げてるわい。いらんこと言うな。と心で言ってキャスト。
しばらくフォールさせると一気に竿が絞り込まれる。でかっ!
きましたよ、菊次郎フィッシュが。これですよ。
ぼーっと浮いてる菊次郎フィッシュには人妻のくねりが必須です。ガイドによるとジャークベイトでは食わなかったようで、それを自発的なくねりでくわせたら一撃でした。
ネコリグで小さい高比重ワームをストンと落とすのでは無く、いやらしくくねらせながら落とすのが菊次郎フィッシュゲットの絶対的なキモです。
ストンと落としたり人為的なアクションだとめんどくさがりな菊次郎フィッシュは食らいつきませんよ。
まあこんな釣れ方とは言え、菅野では今年2本目の2kgオーバー。やっぱり菅野は気分転換フィッシングに最高です!!
あ、人妻アクションが可能なルアーはエバーグリーンのボウワームです。このワームは秀逸ですよ。