今回の参加は10艇。しかし、急な欠場があったためにMr.blankの参加が決定しました。Mr.Blankといえば菊次郎。彼らは相思相愛らしく、かなりの高確率で引き当てます。
今回も、周りの期待を裏切ることなく、見事GET!通算4回目です。ここまでロンリーな人も過去にはいなかったのではないだろうか。
他の抽選に目をやると、暫定2位の藤本は暫定13位の三澤と組んだ。
これはハイウエイトを持ち込むとAOY&クラシックということになる。戦略が大きく左右することだろう。第一戦の好成績に続く、相性のよさを発揮できるのか。
暫定3位の田中は、PBT初の女性選手である”姐さん”こと冨田とペア。こちらは初のペアリング。パートナーに手厳しいと評判(?)の田中選手が女性相手にどう展開するのか。
暫定4位の横山は原、暫定6位の河口は細本、暫定8位の小方は森本、暫定9位の嶺山(ノンボーター)は前平、暫定12位の波多野(ノンボーター)は弘中と、クラシック権利ボーダー付近の選手と組まなかった。これは、自分のゲームが進めやすくなるのではないだろうか。
一方、暫定7位の佐々木は暫定11位の須藤と組んだ。これはしっかりと釣ってこなければ、二人とも陥落。釣ってくれば晴れて二人ともクラシックということだ。
今回、仕事の為に涙の欠場となったPBT代表の藤高氏も厳正なウエイインの為に遠路遥々駆けつけた。今回も鬼の目が光りますw
それでは、ウエイインされた魚と順位変動の方を見ていこう。
美和を攻めた佐々木/須藤ペア。ミリットにはならなかったが、1400g/2匹で7位。最後まで粘ったせいでペナ-100gとなったが・・・佐々木選手は10位、須藤選手は8位で両者揃ってクラシック権利獲得!佐々木選手はルーキーイヤーでTOP10入りと立派な結果となった。参加点が一度も無かったというのも、評価されるところだろう。
前平/嶺山ペアはディープを攻めて1760g/3匹をウエイイン。5位に入賞。嶺山選手はAOYには届かなかったが、5位でクラシック権利獲得!言葉少なく、地味な印象(ゴメンネ!)もある同選手だが、成績は着実。しっかりと釣ってくる実力の持ち主である。
山藤/伊藤ペアは430g/1匹のウエイイン。写真は2匹ですが、鬼の目で省かれましたw 山藤選手は超ビッグウエイトを持ち込めば・・・という状況だったが、これでは届かない。やはり、2戦の欠場は大きい。伊藤選手は、来期はボーターでなるべく多くの試合に出たいということで期待したいところ。
弘中/波多野ペアは600g/1匹のウエイイン。なぜにこの持ち方なのかは理解に苦しむが、このウエイトでは厳しい。残念ながら波多野選手のルーキーイヤーは12位ということで終了となた。来期の活躍に期待したい。
最後の最後にフラッピンソニックでナイスフィッシュをキャッチした河口選手。河口/細本ペアは2匹ながら1470gをウエイイン。-100gのペナが気になるところだったが、河口選手は辛くも9位に入りクラシック権利獲得!
朝一のキロアップで全てが終わった小方/森本ペア。しかし、この1090gで8位入賞。そして、小方選手も年間6位と嬉しい初クラシック権利を獲得!!苦節4年目である。笑顔が最高のおっさん二人。おっさんがこんなに寄り添うことも、日常ではあまりないでしょうw
1匹ながら1920gとスーパーキッカーを入れてきた藤本選手。「もう一匹居てたら・・・。」と思ったのは、藤本選手よりも三澤選手だったのかもしれない。AOYを狙うにはこれしか無いと、本湖の立ち木周りに絞り、ジョインテッドクローなどのビッグベイトを投げ続けた藤本選手。バクラトスイマーでキッカーをGET!しかし、AOYには一歩届かない年間2位となった。そして、三澤選手も、一歩届かない11位(涙)今回の成績も、一歩届かない4位(泣)全てが、少しだけ足りなかったペアだった。「ウクレレに始まり、ウクレレで終わる。」ここに名言がまた一つ生まれた。
ここからは表彰台です。
横山/原ペアは、笹ケ谷で朝一にグッドフィッシュをキャッチ。1990g/3匹をウエイインして3位入賞。横山選手はAOYには届かなかったものの年間成績は4位でクラシック権利獲得!
そして、あのゴンザレスさんは・・・驚きの2290g!なんと、この一匹で2位に入賞。もちろん、BF賞も獲得!石田選手はついに表彰台に立つこととなったのである。男気あふれる一匹である。しかし、年間成績は・・・(笑)記録よりも記憶に残る男である。
満を持して重たいバッグを持ち込んだ田中/富田ペア。バッグからはキッカーが2匹。注目のウエイトは4230g/3匹!2位に2kg近い差を付けての文句なしの優勝である。そして、田中選手は逆転でAOYを獲得!自身4年連続、4度目の獲得である。
それでは入賞者のインタビュー。
3位入賞の横山/原ペア。朝一に笹ケ谷でテキサスにミスバイトした魚をスワンプクローラーのジグヘッドワッキーでキャッチ。その後はノンキーを交えて、キャッチしてウエイトをあげていった。バックシートの原選手もしっかりとキャッチし、バッグに貢献。
仕事が忙しく、中々釣りに集中できない横山選手だが、今期は全戦出場が出来た。第一戦の優勝以降、上位入賞が乏しかったが、今回でしっかりと結果を残してきた。実は2009年にクラシック権利を獲得していながら、仕事の為に辞退した過去がある。その時の分まで、来春のクラシックでは魅せてくれるに違いない。
2位入賞の石田/blankペア。石田選手は菊次郎と呼ぶ方がしっくり来るかもしれない。早々にスーパーキッカーをゲットするも、後は沈黙・・・。体調不良を理由に帰着も早く上がった。しかし、食欲だけは衰えることはなく、皆の帰着をおにぎり片手に見守っていた姿は微笑ましいものだった。
メインのエリアは小瀬の中流域の立ち木群。ヒットルアーはカイテン148。GUTSさん直伝のテクニックで見事キャッチとなったようだ。詳しくは彼のブログでも紹介しているので、参考にして欲しい。
嬉しい嬉しい初入賞&初BF賞。安定して底辺を蠢いていただけに、皆は驚きを隠せなかった。本人の喜びも一入だろう。もう一段、高いところがあるので、次回はそれを目指して欲しい。当然、パートナーはMr.Blankで決まりだw
「今日は皆さんに、大介を止めろ!と言われていたのに出来ませんでした。スイマセンでした。」と、謝罪から始まった、優勝者コメント。あれ?ペア戦って協力するんじゃなかったの?(笑)
感無量で今回の優勝をかみ締める田中選手。試合運びは完璧だったと思われる。 メインのエリアは小瀬の白滝公園の付近。ロードベッドに居るであろうビッグバスをブラインドで狙っていった。ライトリグであっても、リアクションを意識して、縦の動きを強く出せるものをセレクトしたようだ。4バイト3フィッシュと、ワンエリアで粘るには渋い状況だったが、バックシートの姐さんも弱音を吐くことなくがんばってくれたのはありがたかった。むしろ、弱音を吐いていたのは田中の方だったようだw
雨ということもあって、第五戦から大きくウエイトアップした上位陣。
さて、最終戦の結果が出れば、年間成績の発表である。
PBTのスーパーコンピューターと称される二人が計算中(笑)来期からはパソコンの導入が決定!これで、運営が早くなりますよ。というか、やっと正確な計算になります(爆)いつも、計算間違いばかりで申し訳ありませんでした。
そして、クラシックのクオリファイアーの発表。
10位 佐々木一成選手 3941P 9位 河口眞之選手 3984P
8位 須藤健選手 4046P 7位 坂田雄真選手 4142P
6位 小方康次選手 4168P 5位 嶺山治伸選手 4291P
4位 横山修一選手 4362P 3位 GUTS選手 4645P
2位 藤本裕二選手 4657P
A.O.Y 田中大介選手 5025P
そして、次点はこの方。
ウクレレ野郎こと、三澤智治選手 3717P。
スタートダッシュが素晴らしかっただけに、後半の失速ぶりは清々しくもあったw 今期は盛り上げ役として、奮闘してももらったが、来期は上位陣に顔を連ねてくるのではないだろうか。
そして、恒例のクラシック抽選。皆の希望としては、小野と弥栄が半々くらい。川上は人気薄だったのだが・・・。
厳正なる抽選の結果は・・・・。
なんと、小野湖に決定!これで4期連続の小野湖ということになりました。
長かった2012年のトレイルもこれにて閉幕。
一年を通して、AOY及びクラシックを狙って出場していただいた選手、また、スポットでも大会を盛り上げていただいた選手もあり、とても、中身の濃い大会だったように思います。
事故もなく、楽しく運営できた事を皆さんに感謝いたします。