PB TOURNAMENT 2013 2th M.Kawaguchi

PBT第2戦 川上ダム(周南市)
 第2戦のペアは、なんと第1戦(弥栄ダム)でともにズッコケた川村君となった。川村君にはプラクティスの感触から「ペアになったら絶対釣らせる!」と言いきっていたので責任重大である。
 

PBT第2戦 川上ダム(周南市)
 第2戦のペアは、なんと第1戦(弥栄ダム)でともにズッコケた川村君となった。川村君にはプラクティスの感触から「ペアになったら絶対釣らせる!」と言いきっていたので責任重大である。
 スタートしてすぐに向かったのは、通称「河口岬」(ありがたくも私の名前が付いているが、優勝エリアとなったからか、そのエリアからずっと動かず張り付いているからか、理由は不明である)と言われる、岬の横にフラットを擁しているエリアです。1週間前のプラクティスではちょっと触っただけで、あまり感触は良くなかったけど、3日前のプラクティスでは藤本選手が「河口岬で連チャンでしたので、魚は全部抜いときました。」などという発言をしていたので、試しに入ってみるとベイトフィッシュの入り方も良く、少し深めの底にストラクチャーが点在するエリアで、ヘビダン+シザーコーム6inをシェイクしながら待っていると、ゴゴッンという感じのバイトで1,300クラス釣ることが出来ましたので大会当日のエリア候補となり、前日プラクティスに入った田中選手が「河口岬で6本抜いときました」などと他の選手が入りそうなエリアを潰しておきましたみたいな発言で、大会当日の本命エリアに確定しました。本来であれば本命エリアから外すべきなのでしょうが、二人の話では数はまとまって釣れるけどウエイトが思ったよりも伸びない感じだということと、藤本選手・田中選手ともにメインルアーはフットボールだったというでした。ただ、岬に入って来るバスは回遊しているベイトフィッシュを強く意識してるはずなので、底から浮かせたルアーだと違う反応をするのではないか?スクールして入って来るフラット上のバスは1000~1200ぐらいで、1300以上のバスはフラットに入って来るルートがディープ側から上がって来るのではないか(プラで釣った1300はフラットよりも少し深い張り出しみたいなところで食ってきました)という期待に近い推測がありましたので、あえて本命エリアとしました。
 運よく6番フライトで先行者がいませんでしたので、岬エリアを抑えることができました。しかしながら、岬のフラット周辺につくとベイトフィッシュが全く入りませんし、ギルのバイトすらありません。まぁ回遊待ちのエリアではあるのでしばらく粘ってみますが、スタートして既に1時間半が経過しようとしていますが無反応…「絶対釣らせる!」と豪語していた自身は一気に崩壊を始めます。周囲もそんなに釣れている感じではないし、試合当日に状況が一転して激シブモードに突入してしまったのだろうか?確かに水温は一気に2度以上上昇してるし、無風で快晴という梅雨らしからぬ天候だし、状況が変わるまで第2候補エリアの四熊ストレッチに移動してみますが、ここもベイトが入ってきません。第3候補のガードレール下のストレッチに入ろうとしましたが、先行者(山藤・今村艇)が既におり、更には目の前で1200以上はありそうなバスを今村君が釣ってるし、ストレッチ右側の一般の方も釣ってるし…目の前で2本も上げられると心が折れます。隣のストレッチでお茶を濁しますが、当然ノーバイト、島の上で陣取る横山・須藤艇の前を再度通過して、誰も入ろうとしない岬に戻ってきたのが、9時半ごろ。
 風は吹かないが、ベイトフィッシュの反応があるので朝より状況は好転しつつあるのか?ベイトフィッシュは完全にフラット上の岸に近い方を回遊しているようなので、ボートポジションをフラット上にとり岸際にフットボールを投げ、着底してからフワッと上げてカーブフォールを繰り返しますが反応なし、何度か投げているとフォール中にココッンというバイトがあるも合わせられず、更に落ち込み、川村君を見るとブレードジグをオーバーハング際に投げて巻いているし…「いやこの天気で巻物は…」と言おうとした時「来ました!」「まじで!、あせらずゆっくり慎重にいこう!」無事ランディング成功!速やかにグローリーバックに入れてライブウェルへイン!ウェイト?計っている状況じゃないです。(見た目は1000ぐらいでした)やっとの一本なんで…いや~ペア戦の醍醐味を満喫しました。そうか!巻いてくるのか…なんて思いながらチャターベイトをリグっていると「また来ました!」「まじで!」同じ会話が繰り返されているなかロッドはグングン絞り込まれています。明らかに前のよりサイズがいいです。ランディングネットでサッとすくいランディング成功!これで2本!バックシートに完全に捲くられています。ボート上ではガッチリと固い握手が交わされたことは言うまでもありません。しかしこの2本で完全に生き返りました。もはや「釣らせる」から「釣って頂いた」という謙虚な気持ちになったのはもちろんですが、バックシートに負けられない!自分も勝利に貢献しなければ試合に出た意味が無い(ランディングネットですくうのも貢献ですが…釣り人としてねェ…)しばらく反応が途絶えますが、ベイトフィッシュの反応はありますのでデカイやつはフラットのエッジ際でくるかもと当初の戦略をようやく思い出し、状況も変わって渋いので食わせよりリアクションの方がバイトがとれるのでは?と考え、エッジをノンラトルバイブレーションのリフト&フォールで巻いてみます。何度か巻いているとフォール中にクンッというバイトがあり合わせると、グングンと突っ込んでいきます。「来たーーーーーーっ」慎重にボート際に寄せると尾びれの付け根にスレがかり…でもルール上問題なしネットですく…ばれちゃいました。でも見た目では1200は越えている感じだったので、エッジ狙いにシフトしてメタルバイブに変更するも反応なし。リアクションじゃなくて食わせか?ヘビダンにリグり直して、プラで活躍したシザー・コーム6in(ダークサンダー・クリアシルバーとモエビブルー)を投入してシェイクして待ちますが反
応なし、湖上にはいい感じの風が吹きはじめました。サイズを3.8in(ダークサンダー・クリアシルバー)に替えて再びシェイク!ベイトフィッシュの反応が帯になって魚探に映ってます。シェイクすること約2分、コッというバイトが!「来たーーーーーーーっ!」合わせるとグングンロッドが絞り込まれます。川村君にランディングをお願いして見事ランディング成功!二人でガッチリと固い握手を交わします。連発するのが岬の特徴なので、すぐにラインチェックしてボートポジションを立て直して再度同じポイントにリグを投入してシェイク!今度はゴンっという明確なバイトが!「やっぱり来たーーーーーーーーっ!」夢の入替サイズです。ここでキロフィッシュと入替して1400,1400,1200で約4000です。時計を見ると10時半、約1時間で5バイト4フィッシュ!ようやくアジャストでき理想的な展開になってきました。あとは優勝予想ウェイトの4500にいかにして近付くか1200フィッシュを入替なければなりません。
 この祭りを聞きつけて、横山・須藤艇が「フラットの上を打っていい?」と了解を求めて来ましたので、「どうぞどうぞ」と快諾。すかさず須藤君が1本釣りあげて、なにやら真剣な面持ちで計量してます。おおっ入替ですか… こちらはウンともスンとも反応がありません。しばらくして横山・須藤艇が去っていきましたが、全く反応なし。釣れない時間帯には何も反応が無いのはプラクティスで分かっていたましたが、いつ釣れる時間帯になるのかは不明のままでしたが、そろそろ昼時なので飯でも食べようということランチタイムをとりますが、魚探とはにらめっこでベイトフィッシュが入って来るのを待ちます。10分後ぐらいにいい感じの反応が出始めましたので、さぁゲーム再開!おや沖の方から赤いボートが近づいてきます。まさかの藤本・細本艇がDハンプを離れて下って来ました。当然リミットは揃えているだろうし、目標ウェイトに達したからライバルのエリアを潰しに来たか!「シェアしてもいいですか?」と聞いてくるので「拒否する!」ときっぱり答えましたが、こちらも情報が欲しいので渋々承諾。なにやら4000前後のウェイトを持ってるらしい。フラット上にフットボールを投げてズル引き?ときおり何かにひっかかってはロッドをあおる仕草をしてます。フムフムこれが藤本流のフットボールの使い方か…などと観察してると無言でリールを素早く巻きはじめロッドもあおってるし、なんかバスが後の方でジャンプしてるし…でもバレた!でも藤本選手には落胆の色が無い!サイズがいま一つだったのか、それとも他人のエリアを荒らすという本来の目的が達成されたからなのか?彼の腹黒い胸の内は読み切れません。彼らが去った後も無反応の時間帯が続き、このエリアは見切って他のエリアで入れ替えを狙おうということになり、菊次郎選手が「四熊が熱い」と言っていたのが気になり、四熊最上流を目指すと菊次郎・河本艇が陣取っており「まじで、マイウォーターじゃから それ以上近付いたらいけんよ!」と警告を受けて、四熊筋を打ちながら下ってついに藤高岬(ダムサイトに向かって右側の岬)まで到達。時間は1時30分ここを打ったらもうあとは帰着しかない!私はヘビダンで水深5~7M付近を探っていきます。後ろをチラッと見ると川村君はアンモナイトシャッドのテキサス…おおッここでも巻きか!ヘビダンには何も反応がありませんが、バックシートの川村君が何やらあわただしい??????「来ました!」「何!」ロッドがのされてます。「ゆっくりでいいよ!絶対獲ろうね!」と声をかけながらネットを準備します。脳裏には昨シーズンの嶺山君との苦い思い出がよぎります。魚体が水面近くまで上がって来ます「デカイーーーーーーーーっ!」迷いなくネットを魚体の下に滑り込ませてランディング成功!間違いなく入替サイズです。固い握手を交わし、ライブウェルを開けて?何色のバッグが入替だっけ?どれでしたかね?二人で記憶の糸をたどりますが思い出せません。結局ライブウェルの魚を全て計り直して1300フィッシュと入れ替えて、時計をみると終了20分前!今日はこれぐらいにしていてやろうということでゲーム終了となりました。
 最後のbig fishを計量しなかったけど確実に4100は越えていましたので「お立ち台はありだねぇ」なんて川村君と話をしてましたが、藤本・細本ペアが4000ちょっと、気になっていた菊次郎・河本ペアが完全ガセ、ストイックアングラー田中・森本ペアが伸びず、若手有望のプロフィッシャーマン中崎・為近ペアがデッドを食らい、目の前で釣りあげた山藤・今村ペアがその魚がデッドになったりと、以外に4000台がいないということが見えてきて「来たーーーーーーーーーーっ!」優勝!PBTでは昨年の弥栄戦以来のお立ち台、川上では2011年の第3戦以来の優勝です。なんとか「神7」への希望が見えてきました。次回からは小野湖が続きますのでしっかりプラクティスに入って試合当日も良いゲームを楽しみたいですね。ありがとう川村君!またペアになった時も宜しくお願いします。
ロッド:メジャークラフト VKC-69ML
リール:ダイワ リベルトピクシー
ライン:シーガー フロロマイスター8lb
フック:デコイ ドリームフック#1/0
ワーム:ジャッカル シザー・コーム3.8in(ダークサンダー・クリアシルバー)
シンカー:5g

Updated: 2013年6月26日 — 9:17 PM

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