若人よ、刮目せよ! 早起きは三文の得!!
夏男GUTS/佐々木ペアが小野湖を制したばい!!!
2013年のPBTも折り返し地点の第3戦。戦いの舞台は、宇部市小野湖。
第1・2戦でポイントを獲得できなかった選手にとっては、ここを落としてしまうとクラシック出場が絶望的となるだけに踏ん張りどころとなる。
ハイウェイト必至の小野湖だけに、気の抜けない戦いとなる。
約1名、お寝坊さんがいたため、朝のミーティングもゆる~く始まりました。
第3戦は14艇=28名参加と盛況でした!
今戦より新たに高校生の参加者が増え、親子以上の年齢差のオジサンと若人が一緒に遊びます。
この敷居の低さもPBTの魅力のひとつであり、バスフィッシングの懐の深さでもありますね~。
ペア抽選も終わり、フライト順が決定。
前日プラでは2kgアップも出るなど、依然下流が好調な様子。ただし、ベイトとのリンクがキーとなる模様。
一方、夏ということで上流のバックウォーターでの爆発の可能性も捨てがたい。
広大な小野湖でのエレキ戦、朝イチのエリア選択が大きく勝敗に影響する。
1番フライトの藤高/山縣ペアは、迷いなく厚東川上流へ爆進!
前日上流部の水色を見て、得意のサイトフィッシングが可能と判断したようだ。
初参戦の高校生ルーキー・山縣選手と同船ということで、かっちょいいところを見せたい藤高選手。
その他の選手は、三連ワンドを中心とした中流エリアと下流エリアへバウを向けた。
前日までの灼熱の好天に対して、大会当日の予報は曇り時々雨。
状況の変化が気になるところである。
中流域でエリアの見極めを行なう弘中/田中T艇。
電線・階段のあるエリアを中心に攻めた模様。GFFOチャンプ・田中T選手は、今回はどんな釣りを見せてくれるのか?楽しみである。
河口/河本ペアは、プラで狙いを絞った下流域にてグッドフィッシュをキャッチ!思わず笑みがこぼれます。更なるビッグフィッシュを求め、時間ギリギリまで戦う背中を見て、若者は育つのです。
河口選手の詳細な釣りの模様は、既にアップしてあるレポートをご参照ください!
最終14番フライトとなった横山/細本ペア。
細本選手は第2戦を終えた時点での暫定ポイントリーダー。
緻密・堅実な釣りに定評のある横山選手と組んで、さらにポイントを積み増せるか?
しかし、横山選手の発言が、ある選手を奮起させ、大会の行方を左右することに・・・
奮起してしまったのは、そう、この方、夏男GUTS選手である!
今回、リアエレキを最速の36V=109lbに載せ換え、満を持して3番フライトにて最下流1番のりを画策するも、赤い船にブチ抜かれ、意気消沈しいつもの中流域の赤土ポイントにて釣りを開始。
ノーフィッシュな時間が過ぎる中、横山選手より「いつも同じ所で釣りして楽しいの~?」の一言に憤慨!12時過ぎに一気に厚東川方面へ大きく移動。
ここからドラマは始まった・・・
帰着直前に激しい雨が降ったが、全艇無事に帰着。
ここからはウェイインの模様。
14組中12組がサカナを持ち込んだが、第2戦優勝の藤本選手と冨田選手のペア、若手テクニシャンの中崎選手と”剛力”原選手のペアがまさかのN/F申告。波乱のウェイインとなった。
原選手は中流域の三連ワンド対岸のティンバーエリアで、推定1800gのキッカーフィッシュをキャッチするも、痛恨のロケットで涙をのんだ。中崎選手も前日プラで1200~1800gを釣っており、ある程度の好感触を得ていただけに、悔しい夏の小野湖戦となった。
藤本/冨田ペアは、PBT最速の赤い船でGUTS艇をかわして、最下流エリアに一番乗りを果たすも、前日プラで2kgオーバーを始め3本=5kgのバッグリミットを達成したディープが、まさかの沈黙。当日の曇天→時々雷雨という天候の変化に、ベイトのポジションが大きく変わったとみられる。今回は状況の変化にうまくアジャストすることができず、1バイトのみで今大会を終えた。
最後に入ったエリアで、山大漕艇部の顧問が部員に向かって「ゴルァッ!!午前中何やってたんだよ~!」「今までやってきたことを無駄にするのか~!?」「そんなんだったら、帰れよ!!」と畳みかけるようにマイクから発せられるパワハラな罵声が、まるで我が事のように心に「染みるわ~・・・」だった模様。
第2戦優勝、GFFO優勝と今シーズン、ノリにノっている藤本選手だったが、よもやの大失速。
年間ポイント争いでも、後半戦苦しい展開を余儀なくされてしまった。
第12位は長岡/川村ペア。
三連ワンドより下流にあるコンクリート護岸沿いをカーリーテイルのDS、TXにて丁寧にトレース。
1225gのナイスフィッシュをキャッチするも、後が続かず1匹のみでのウェイインとなった。
第11位は為近/今村ペア。
中・下流域を中心に攻め1475gのグッドフィッシュを持ち込んだが、狙いを絞り