大混戦!真夏の小野湖戦を制したのは
天国→地獄→極楽を味わった田中/須藤ペア!!
第三戦の菊川湖(川上ダム)が、豪雨・土砂崩れによるダム管ストップで延期となり、実質折り返し地点となった第四戦の舞台は、宇部市 小野湖。
近年、コンディションの良いビッグフィッシュレイクとして、メディア取材等も多くなった県内屈指のリザーバーであるが、今大会の直前プラに入った者は一様に「厳しい・・・」と口を揃えていた。
連続した台風襲来による水温低下・濁りの影響からか、例年夏の小野湖の定番である中下流域のディープでも、芳しい釣果が聞こえてこない。
唯一、大田筋にある土砂崩れエリアで釣れ続いているという情報は、各選手の耳に入っていた。
今回も第一戦と同様に、小野湖湖畔にあるアクトビレッジおのさんにて、前夜祭を開催!
冷暖房・冷蔵庫・テレビ完備の和室大部屋(18畳)が二間あり、屋内スポーツ用の体育館や温水シャワーやBBQ場まで完備の快適施設ですよ。
そんな気持ちのいい施設で、深夜遅くまで釣り談義、エロ談義に花咲かせるオッさん達・・・
翌日のエリアバッティングに備え、エリアのシェアを仄めかせて伏線を張る者、ライバルが酔いつぶれるまで酒を注ぎ続ける者、注がれ続ける者、開けっぴろげに楽しむ者、早々に寝床に就く者、様々である。
伏線を張る者
楽しむ者と注がれ続ける者
注ぎ続ける者
・・・・そして迎えた大会当日の朝は曇天。
時折小雨がパラつく中、各選手準備を進める。
気温もそれほど高くなく、釣りをするには絶好のコンディションである。
準備が終わったところで、朝のミーティングとペア抽選である。
今回の参加は、直前に山本選手と鈴川選手が滑り込みエントリーして11組22名となった。
ペア抽選の結果はこちら。
1番フライトは河口/中熊ペア。前日プラで精神崩壊したのに加え、注がれ続けてふらっふらな河口選手はどこへ向かうのだろうか?
滑り込みエントリー同士の山本選手と鈴川選手が仲よくペアに。共にロコの腕利きだけにハイウェイトが期待される。
年間成績暫定首位の長岡選手は、「神の子」坂田選手をバックシーターに引き当て上位入賞を目指す。
1番フライトの河口艇は多少フラつきながらも大田筋へ。
以下、大田筋へは、藤高/三澤ペア、GUTS/高冨ペア、田中/須藤ペアの4組。
厚東筋へは、為近/山縣ペア、西岡/坂戸ペア、嶺山/森本ペアの3組。
中流・下流方面へは、藤本/横山ペア、中崎/木村ペア、山本/鈴川ペア、長岡/坂田ペアが向かい、
3方向へきれいに散らばることとなった。
大田筋の本命エリアであるガケ崩れをシェアして釣る 藤高/三澤ペアと田中/須藤ペア。
10番フライトながらも、当日本命ポイントと目されていたガケ崩れエリアにまんまと入れた田中選手は、前夜のポイントシェアの伏線を張っていたのが奏功した模様w
ちなみにこのエリアの水温は、約26~27℃。
霧雨の中、厚東川筋を釣りあがる西岡/坂戸ペア。
ビニールテープで固定した魚探が、雨で粘着力を失い脱落しないか心配である。
が、遠目にもわかるほどの笑顔が確認できるので、大丈夫なのだろう。
競技中に余裕の笑顔をみせる嶺山選手。
水温は19℃前後とかなり低めだが、既にバッグリミットを揃え、入れ替えまでしていた模様。
第一戦の小野湖戦に続いての森本選手とのペアだけに、今回こそ入賞を目指す。
GUTS選手は、大田筋上流部で、ジャークベイト=サイドステップのウキウキでグッドサイズを連発!
楽しすぎる釣れっぷりに笑みもこぼれます!
今度釣り方教えてくださいね。
パートナーの高冨選手も、D-ZONE1/2でキャッチしているらしく、ハードベイト絶好調なGUTS艇である。
前夜に、ビール・焼酎・日本酒のジェットストリームアタックを喰らい轟沈した河口選手w
1番フライトで大田筋ガケ崩れエリアに入ったものの、バイトを得られずに迷走している模様。
果たして巻き返しなるか!?
中流域から厚東筋上流目指し、大きく移動する中崎/木村ペア。
木村選手は、なんと大阪府高槻市から参戦!片道約500km彼方からPBTのためだけにやってきたw
木村選手を凌ぐ遠方からのご参加も お待ちしてますよ~
・・・そして、帰着時間となり、ウェイインが始まった。
果たして結果は!?
圧巻の5kgオーバーを持ち帰った田中/須藤ペアが、夏の小野湖を制した!
当初から、好調のガケ崩れエリアで絞り出すプランをやり切って、唯一の5kgオーバー(3匹=5010g)をたたき出し、文句なしの優勝を飾った。
田中選手は、1/2ozスピナーベイト=ディーパーレンジのスローロール、ラッテリーのネコリグ、クランキンジグ、DSと多彩な手駒で攻略。クランキンジグについては、ロッドのフッキングパワー不足を感じ、途中でリールをヘビーパワーのロッドに付け替えてアジャストさせ、見事1700gをキャッチ。
須藤選手も、コンバットクランク、カットテールのDSで1400gを頭に計8匹をキャッチし、スコアメイクに貢献。凄腕バックシーターの実力をいかんなく発揮した。
途中、ライブウェル給水口がゴミ詰まりし、ライブウェル内の水温上昇から1500gのキッカーをデッドさせてしまい地獄を見たが、終了1時間前に劇的に1900gドラマ魚をキャッチして、見事極楽に昇天した。詳細は、田中選手のレポートを参照ください。
ちなみに、田中選手は言ってほしくてしょうがないのに、誰も言ってくれないみたいなので、軽く触れてあげるwが、田中選手は今回も小野湖戦を制したということで、クラシック、第一戦、第四戦と、PBTの2014公式戦の小野湖戦を3戦全戦制覇の偉業を達成である。全ての参加者からの温かいブーイングが聞こえてくるようであるw
というわけで、これからは「STOP THE ”D”(=Daisuke)」を合言葉に、AOY獲得阻止に向け全員一丸となって立ち向かわなければならないのであります!
続く第2位は、4860gを持ち帰った為近/山縣ペア!
3匹=4860gの見事なウェイトを持ち帰り、堂々の2位獲得!
聞けばウェイインした3匹は全て山縣選手が釣りあげた魚というから驚きである。
厚東川の上流部をラバージグとレッグワームのDSで攻め、グッドサイズを揃えた。
本来なら十分優勝可能なウェイトだったが、今回は田中/須藤ペアのハイウェイトに阻まれ、惜しくも2位という結果になった。
坂田選手と並ぶ「神の子」の称号獲得も期待される、スーパー高校生の山縣選手に今後も大注目です!
第3位の嶺山/森本ペアは、4580gをウェイイン!
直前プラで、厚東筋のポテンシャルを感じた嶺山選手は、大会当日もブレずに厚東上流部を目指し、目論見通りグッドフィッシュを連発した。
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t style=”font-size: 1em;”>カレントの強いエリアをチェリーリグ、直リグ、ウォブルヘッドで攻略し、コンディションの良い魚を揃えた。2㎏フィッシュを求めて、後半に大田筋方面へ移動したが、結局その後入れ替えは成らず、今一歩ウェイトを伸ばしきれなかったが、やり切った感もあり3位入賞にこの笑顔ですw
t style=”font-size: 1em;”>カレントの強いエリアをチェリーリグ、直リグ、ウォブルヘッドで攻略し、コンディションの良い魚を揃えた。2㎏フィッシュを求めて、後半に大田筋方面へ移動したが、結局その後入れ替えは成らず、今一歩ウェイトを伸ばしきれなかったが、やり切った感もあり3位入賞にこの笑顔ですw
中崎/木村ペアは、3匹=4480gを持ち込み4位獲得。
嶺山/森本ペアとは100gの僅差で、惜しくもお立ち台を逃した。
最初に入った中流域を見切り、厚東筋上流部をひと流しして、あっという間に4480gのリミット達成。
本人たちは完全にお立ち台を意識していたようだが、予想を覆す釣れっぷりに涙を呑んだ。
木村選手は、次戦の弥栄戦にもエントリー予定。その移動距離はTOP50プロ並みであるw
「厚東の申し子」藤高選手は、三澤ウクレレ選手にそそのかされ誘導され、今回は大田筋のガケ崩れにべったり張り付いた。リミットメイクに苦戦しながらも、終了1時間前に1700gオーバーのキッカーを仕留め、お立ち台のてっぺんを意識するが、直後、田中/須藤ペアに1900gのスーパーキッカーを抜かれ、うたかたの夢と消えた・・・それでも3匹=4300gで表彰台確実と思っていたところ、予想以上のハイウェイト戦に、3位入賞も逃してしまい意気消沈・・・
順位こそ5位で少し不満は残っただろうが、本気で戦って、やり切った4300gには悔いなしだろう。
先述のとおり、大田筋上流部でサイドステップのウキウキ釣法でグッドサイズを仕留めたGUTS選手と、D-ZONEでキャッチの高冨選手。
そのバイトの出方にすっかり満足の3匹=3740gを持ち込み6位となった。
1920gでビッグフィッシュ賞を獲得した魚を高々と掲げる西岡選手とリミットメイクに貢献した坂戸選手のペア。堂々たるこの魚は、なんとバズベイトで仕留めたというから、ウェイイン会場がどよめいた!
40台後半の魚もバズにバイトしてきたが、ミスバイトだったようで、スーパーキッカーのアドバンテージを活かしきれなかったことが悔やまれる。
滑り込みエントリーコンビの山本/鈴川ペア。
不運にも、山本選手の魚探にトラブルが発生してしまい、特定秘密保護法で守られた小野湖の機密データを活用することができなくなってしまった。しかし、そこはロコの手練れ2人、きっちりリミットメイクをしてきたが、ウェイトを伸ばしきることは難しかったようだ。
年間ポイント争い暫定首位の長岡選手と神の子・坂田選手のペアは、今回2020gで第9位。
ご覧の通り、ナイスフィッシュも混ぜて持ち帰ったが、いかんせん中下流域の不調でスコアアップは叶わなかった。
長岡選手は、年間順位を1位→4位にランクダウンさせてしまったが、首位の田中選手とはおよそ500pt差。まだまだAOYは十分射程圏内なため、残り2戦での巻き返しが期待される。
前夜祭での深酒ちゃんぽんが祟って、大きくスコアを落としてしまった河口選手とノリーズ使いの中熊選手。フラつく足で懸命にエレキをコントロールしたが、リミット達成は成らなかった。
かろうじてキャッチした1匹は1430gのグッドサイズ。しかし、この虎の子の1匹が、年間争いで効いてくるんです!
満面の笑顔でカメラに応える藤本/横山の実力者ペアw いい顔してますねぇ~!
横山選手は前日までのプラで、下流域のクランキングに相当自信を持っていたようだが、当日は雨と放水によるカレント発生で、お目当てのエリアの水質が極端に悪化していたようだ。
残念ながら今回はレギュラーサイズ1匹のみのウェイイン。
・・・ということで、事前情報からは予想外のハイウェイト戦となった小野湖戦。
AOY争い暫定首位に返り咲いた田中選手だが、2位には「エリアも戦術もカブる男」ウクレレ三澤選手が虎視眈々と首位を伺う。混沌としてきた首位・クラシック出場権争いはますますヒートアップ!
9月は、PBT公式戦は一旦小休止で、9月14日(日)に小野湖にて、毎年恒例のGFFO=グランドフィッシングフェスタin小野湖が今年も盛大に開催されます!
例年以上にパワーアップして、豪華景品も盛りだくさん!!
バスフィッシングが大好きな全ての人たちのご参加をお待ちしています!
あっ、PBT公式戦は、次回弥栄湖にて10月19日(日)に開催されますw
こちらもまだまだエントリー受付中です。奮ってご参加を!